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なぜ自分の本が読まれないのか考えてみた

10月20日Kindle Unlimitedで発売してみたはいいものの、
全く読まれない本。

 なぜなのかを考えてみた。

そもそも興味がない

 おそらくこれが最も大きな理由だ。

読んだことによって自分にどのようなメリットがあるかわからない あるいはその予感がしない

 私は別名義でプログラミングの本を出版したことがあるのだが、こちらは宣伝なしでも客が来る。なぜならば、腐ってもプログラミングだからだ。
 間違いのない理論に基づいてコードが書かれていれば実行できる。そうでなければエラーだ。著者が出版するからには、全てのコードは実行可能なコードであるということが担保されている。そうでなければ辛辣なコメントが書かれるだろうが、そのようなことは無い。

 プログラミングの知識を求めている人たちにとっては、タイトルからその内容をある程度推測することができる。そのための知識が手に入るならばと本をクリックしてくださる方も多いだろう。

 しかし、『自然権』。とても抽象的であいまいなものだ。こんなものが理解できたところで一体何になるというのだろう?そう思っている人は多くいらっしゃると思う。

AmazonとかKindle自体を扱ったことがなく、紙媒体の本を求めている

 この可能性は十分ありうると思う。
 自然権についての話は、若い人にこそ読んでいただきたいのであるが、どちらかというと興味を持つのはシニアの人達だろうと感じている。そういう人たちは、Kindle?なにそれ?という感じだろう。

 プログラミングの本には客が来るということからしても、Kindleであるかどうかはそこまで重要ではないだろう。きっと需要がない話題なのだ。

あんた何様?

 例えばこういう話題について書くのは、大学教授とか、一定の肩書や実績を持っている人である。しかし、私はとても胡散臭い。つまり、著者としての信用がないのだ。
 話を信じるに足りるだけの信用が欠けているのである。

 ノートで実際にフォロワーやスキを増やした人が、そのフォロワー数やスキ数を増やす方法を書いた本であれば、読者が付きやすい。なぜならば、実際にそうなったからこそ、その本が発売されているわけで、嘘がないとわかるからだ。そして、自分もそうなりたいと思う人がいるわけである。

 私はとりあえず読んでもらえればわかるという感覚を持っているのだが、それだと通用しないのだろう。無料で読めるため、試し読みをしてもらえるといいと思う、そこらへんに甘えた気持ちがあるのだ。きっとAmazonの立ち読みページだけでも目を通してくださった方はいるかもしれないと期待をするのだが。

楽しい話ではない

 人は楽しい話が好きだ。例えば支離滅裂なギャグマンガでも、そっちの方が好きだ。『癒し』というのは今の時代とても人気がある。どちらかというと、私の話は真実を説明したいというものであり、却って傷つくかもしれない。知的興奮を味わえることは保証する。本の最初にもこの言葉が書かれており、ここでストップしている可能性も0ではない。

知ったところで金を稼げそうにない

 金を稼げる、稼げた系の話は無名の人でも読者が付くことが多い。
そういう話には思えない。

許される範囲の誇大広告ができてない

 例えばAmazonでは裏技を使うとトップに躍り出ることができるそうだ。
他にも、売れていない癖に大好評発売中!とか書いてしまうことだってできる。

 自分は馬鹿正直にこの本は売れていないと自分で言ってしまっている。
どんな本も最初は売れていないものだが、売れないからといって悪い本ではない、それだけは確かだが・・・。個人的に思うのは、許されない範囲の誇大広告も普通にやられていると思う。

金目的であることが前面に出ていて逆にその手にのるかという気にさせられる?

 そうかもしれません。金目的は50%ですが、読んでいただきたいという思いも50%ありますね。

読んだ後に何があるのかが明確ではない

 多くの読者は共感を求める。そして、読後感という言葉もある。そういうことを考えれば、この本の読後感は、知りたくもないことを知ってしまった・・・。というそれに近いかもしれない。
 
 プログラミングは、その本の内容を実践して、その結果がすぐに返ってくる。そういう意味で、本の内容を自分の力として吸収出来た感じがある。

 では私の本は何だろう。例えば人間は雑学を知ることで快楽を得る唯一の動物であるといわれる。
 この雑学を提供できるというのが最もおさまりがいいだろうか・・・。一人の人間の考えを提供できるというべきだろうか。

 僭越ながら、そのあたりの学者よりいいこと言っていると思ってる。
 タイトルを変えるのであれば、『法律原論』といっていいかもしれない。

 自分がこの本を読むかどうかを決めかねている読者の立場に立って考えてみると、読まないと決めるのは私自身もそうかもしれない。本屋に立ち寄って、それが仮に店頭に並んでいる売れ筋の本でも、全く手に取らないことの方が多いのだから。

 出版当初は少し期待していたこともあるのだが、もう期待はしない。気長にぽてっと置いておこうと思う。

Amazon Kindle Unlimitedに加入すれば無料で読めます。




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