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絶対批判されるやつ

 昨日も寂しい独り者は、8時までのいつものBARに繰り出したわけです。常連の男ばかりのカウンターとなれば話題は女性のタイプの話へ。もう何百回とはなしているのだけど、男子はこの話が大好きですから。

 で、あらためて「どんなタイプが好きか?」という問いに対して、1人は「性格が明るい」もう1人は「雰囲気がある」3人目は「何かを頑張っている」と答えたわけです。

 はいはい。みんな正しいよ。でも正直じゃない。そこで僕がいつものように「顔」と答えると、いつものように「だから結婚できない」「彼女ができない」と批判の嵐。

 いやだから「性格も雰囲気も大事だけど、それでも自分の中の基準はあるでしょ?そもそもまずは見た目で判断してそれ以外を掘り下げるでしょ?」と説明しても「理想が高い」「自分の顔を鏡で見てみろ」と批判は鳴りやまず。

 だけど男同士ですから、最後は「やっぱりガッキー可愛いよね」というありきたりな同意をし、仲良く解散したのでした。

 でもやっぱり、自分の好みの顔じゃないとそもそもその人の他の部分を知ろうとは思わないし、何かあった時に許せる材料にもなると思うんだけどなー。ちなみに僕は過去に付き合った方々を自信もって「みんなすげー可愛かった」と言えます。マジで。

 さて、そんな可愛い昔の彼女との恋愛小説「中目黒の街角で」のテーマソングをYouTubeにアップしました。こちらもよろしければお聴きください。


「鎗ヶ崎の交差点」

再会したあの日のことを忘れることができないでいるよ
パーシモンホールの近くのバーで、君が振り向いた時のことを

少し怖かったのも憶えてるだからゆっくり距離を縮めて
もう失うことがないようにガラスの破片集めるみたいに

だけどその慎重さが 二人のボタンを掛け違えた
本当はもうあの時に 気付いていればよかったのにね

僕らはきっと結ばれない どんなに関係を続けても
掛け違えたボタンの行き先は、一人きりで過ごすエデン

夜の帳落ちる頃 恋人たちが待ち合わせる 
その先に未来なんてないのに あかりに集う蛍のように

隠れた恋の終着点 甘い約束に身を焦がして
ただ未来だけを信じていた、鎗ヶ崎の交差点

夜の帳落ちる頃 恋人たちがキスを交わす
また会うための甘い約束を白いパンタに誓うように

都会の恋の最前線 甘い言葉に全てを忘れて
また会えると信じていた 鎗ヶ崎の交差点

夜明けの空を見つめながら帰りたくないと呟いたね
僕はその言葉をまに受けてきっと困らせていたんだよね

毎週抱き合って 語り合って ただそれだけでよかったのに
現実を変えようとすればするほど その心は離れていった

そうさきっと最初から 夢を見ていたのは僕だけで
わかっていたんだねあなたは すぐ近くにあるサダメ

白々と明ける空を眺め 未来を見据える僕の横で
絡めた指を解いた瞳は現実だけを見つめていた


夜の帳落ちる頃 恋人たちが待ち合わせる 
そのさきに未来なんてないのに あかりに集う蛍のように

隠れた恋の終着点 甘い約束に身を焦がして
ただ未来だけを信じていた、鎗ヶ崎の交差点

夜の帳落ちる頃 恋人たちがキスを交わす
また会うための甘い約束を白いパンタに誓うように

都会の恋の最前線 甘い言葉に全てを忘れて
また会えると信じていた 鎗ヶ崎の交差点


正直なことを言えばまだ幸せなんて祈れはしない
知らない誰かの隣にいて笑ってるなんて辛すぎるし

あの日あの時の言葉、行動、空気の揺らぎを思いだしては
馬鹿みたいに悲しみにくれて切なさに浸るばかりで

でもわかってる僕らは2度と 出会うことなんてないことは
信じていた赤糸 断ち切ったあなたは今はきっと…

なのにいつかまたなんて ありえないのに期待して
僕らは街を彷徨い 空を仰ぎ 気休めの恋に身を委ねて

夜の帳落ちる頃 恋人たちが待ち合わせる 
そのさきに未来なんてないのに あかりに集う蛍のように

隠れた恋の終着点 甘い約束に身を焦がして
ただ未来だけを信じていた、鎗ヶ崎の交差点

夜の帳落ちる頃 恋人たちがキスを交わす
また会うための甘い約束を白いパンタに誓うように

都会の恋の最前線 甘い言葉に全てを忘れて
また会えると信じていた 鎗ヶ崎の交差点

僕は37歳のサラリーマンです。こらからnoteで小説を投稿していこうと考えています。 小説のテーマは音楽やスポーツや恋愛など様々ですが、自分が育った東京の城南地区(主に東横線や田園都市線沿い) を舞台に、2000年代に青春を過ごした同世代の人達に向けたものを書いていくつもりです。