大自然のリトリートで素敵な奇跡に出会ったお話。
こんにちは。
人がありのままに生きるためのお手伝いをしています、五十嵐です。
7月の10-11日に、群馬県のみなかみでリトリートのワークショップに参加してきました。
なんでリトリート?
参加理由を挙げてみると、こんなところです。
① 自然と一つになる感覚を感じたい
② オンラインに飽きてきたので、オフラインの場を体験したい
③ リラックスしたい
「自然とひとつになる」という感覚は僕自身にとっても大切な価値観です。
どこか自分が自分でいられるような、本当の自分に戻ることができるような。僕自身が自分の人生を生きていく上で、絶対に欠かせない要素です。
そして僕は公園や海でもコーチングセッションをしていますが、「自然」という大いなるリソースの中で行うセッションは、やはりオンラインとは一味も二味も違います。
セッションでは割と体感覚を大切に扱うので(脳はウソをつけるけど、体は絶対にウソをつかないので)、自然をリアルに感じたり、自然からメッセージを受け取るということは、クライアントさんにとっても、そしてコーチの僕にとっても、新たな気付き、まさに「アハ体験」につながります。
とまぁそれっぽく書いてみましたが、後付けでございます。笑
実際はどうだったかというと、僕の場合はいつも直感です。
「あ、行きたい!と思ったから参加しました」
というのが正直なところです。
スピリチュアルなことは良くわかりませんが、いったん心を決めると、このタイミングでみなかみに行くことは導かれているというか、必然のような気もしてきたのでした。
リトリートってなに?
リトリートの語源は、英語のretreatment。日本語だと転地療法。
普段の環境から離れた場所(多くは自然の多い場所)に身を置くことで、疲れを癒したり、本来の自分に戻ることを目的としたものです。
都会に住んでいる人が自然豊かな場所に行って時間を過ごす。
最近はそんなイメージが強いかもしれません。
コロナ疲れで癒しを求めている人や、自分を見つめ直したい人、リセットしたい人、リラックスしたい人、様々です。
「日常の環境から距離を置く」ということは意外と大切な要素でもあります。
もちろん家の近所の公園などでもやることはできますが、非日常的な環境に身を置くことで、本当の意味で全身の筋肉や神経を緩めてリラックスすることができます。
行ってみたら、本当に大自然だった
僕が今回訪れたのは、群馬県のみなかみ町。
その中でも新幹線の上毛高原駅からバスを乗り継いで1時間ほどかかる、特に山深い地域。利根川の源流で、ダムやスキー場で栄えた場所のようです。
(もう写真を見ただけで時計の針が戻りそうな感覚になります…)
今回は合計で6人で1泊2日のリトリートワークショップを行いました。
辺りを山で囲まれた、本当に大自然という言葉がふさわしい場所。
人工的な音と言ったら車ぐらいで、虫や鳥の鳴く音以外、何も聞こえてこないような本当に静かなところでした。
みんなで対話をしたり、あとは山の中に入って一人の時間を取ったり。
主催者の方々のおかげで、ゆっくりと、心からすべてを解き放って大自然の中に溶け込むような、そんな体験をすることができました。
「恐れを手放す」
こちらはまさに利根川の源流となっている場所です。
僕は結構長い時間をひとりでこの場所で過ごしていました。
適当に腰かけて、ただただ、水の音に耳を傾けて。
ひとりの時間では、一人一人がテーマを持って過ごしていました。
僕のテーマは「恐れを手放す」。
今ちょうど色々と新しい挑戦を始めているタイミングなのですが、そういったときには踏み出すエネルギーと同じだけの反動を感じたりするものです。
具体的にはその時には周りからの意見、アドバイスをいただいていたものの、自分の想いとは乖離するところもあったりしていて。
でも別にそれは間違っているわけでもなく。みんな正しいことを言っていて。
じゃあ本当に自分はこのまま進めるのだろうか。大丈夫なんだろうか。
生きていけるんだろうか。。。
そんな不安や怖さを感じていました。
この時間では、まずはそんな感情があるということを認識することから始まりましたが、ゆっくりと水の音に耳を傾け、水が流れている様子を眺めていると、不思議なことに自分の中にあったそんな不安や怖さが、徐々に、徐々に、水と一緒に流れていくような感覚になっていきました。
そして二日目。
再び一人でその場所を訪れ、二日間お世話になったその場所に感謝の気持ちを伝えていたときのこと。
朝から曇りがちだった空に、突然晴れ間がさしたのです。
まるでそこに存在する木々や草花、川の水、すべての存在から
「行っておいで。もう大丈夫だよ。」
そんな言葉をもらったようでした。
次の瞬間には、僕の頬を涙が伝っていました。
緑に囲まれた山の中で敢えて水があるその場所を選んだのには、別に特別な理由はありませんでした。
自分が好きな場所を直感で選んだだけだったのですが、山にとっては全てお見通しだったのかもしれません。
不安や怖さは、すぅっと消えていきました。
そして同時に湧き上がってきたのは、太陽や大地の持つ、力強さ。意志。希望。
まるで別人に生まれ変わったような、とても不思議な経験でした。
想いのある場所に、奇跡は起きる
2日間のリトリートでしたが、他にも奇跡が起きていました。
元々2日間ずっと雨が降る予定だったのに、行ってみたら気持ちいいぐらいに晴れたこと。
夜に囲炉裏を囲んでみんなで話していたら、雨の日には出ないと言われている蛍が一匹だけ現れて、僕らの真上を飛び回っていたこと。
ブナの木に耳を当ててみると、根っこからブナが自ら水を吸い上げる音が聞こえてきたこと。
カエルやミミズなど、みんながそれぞれ異なる動物になぜか頻繁に遭遇していたこと。
みなかみで過ごした二日間。
ここまで多くの奇跡に遭遇すると、とても偶然とは思えませんでした。
何らかの想いを持った人が集うと、自然と何かが起きる。
それはとても神秘的で、尊くて、どこか謎めいていて。
でも、必然だったのかもしれません。
僕らの生活の中に自然があるのではなく、
自然の中に僕らの生活がある。
そんな新しい感覚を、この経験で持ち帰ることができました。
これからの日常でそんな感覚を少しずつ深めていきながら、還元していきたいなと思います。
◆僕が参加したリトリートワークショップはこちら
(DLT practice workshopのイベントページ)
◆こちらもオススメです
(TomaruのFacebookページ)
◆お知らせ
7月31日(土)の夜に、こんな場を企画してみました。
このリトリートの中でも行った「ジャーナリング」をオンラインでやってみます。
初心者の方も大歓迎です。
週末の夜、心安らぐ、穏やかな時間になればいいなと思います。
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