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究極の参入障壁は「わたし」

インターネットによる情報共有の高度化は、
私たちに簡単に情報にアクセスする術を与えてくれた。

今では誰もがMBAで学び戦略コンサルタントが用いるような思考法やフレームワークにアクセスできるようになった。フリーランスのクリエイターや街のパティシエもそういったビジネス思考を意識して活動しているのを目にする。

その中でも、強いトレンドのひとつに「参入障壁」があるように感じます。

簡単にビジネスモデルやプロダクトが模倣される中で、自身の優位性…とまでいかなくとも有用性を確かなものとするために、この参入障壁を高くすることを重視しているのこもしれない。

ただ、ビジネスモデルやプロダクトのような「手段」「テクニック」の独自性や優位性を維持することは、ここまで情報アクセスが容易になってしまうと、多くの人にとって不可能なのかもしれない。
我々自身がそうやって他者の情報を容易に得て学べてしまうように。
それこそスケールにおいて他の追従を許さないメガプラットフォーマーにでもならない限り。
(そのメガプラットフォーマーですら、別のプロダクトやサービスの提供する全く異質の価値観に駆逐されるかもしれないのが現代社会の怖いところ)


それより注目すべきなのは、
それらの優れたビジネスモデルやプロダクト、クリエイティブなどを生み出したアイデア。
それがどこから沸きたったのか?ということではないだろうか。

つまりアイデアを次々と生み出す、人。
そのアイデアを次々と形に現す、人。

何かしらに強い興味を抱き、
何かしらの使命に燃え、
何かに感動し、
何かを為すことに時間と手間(とお金)を惜しまず、
失敗を恐れない。

そんな私たちひとりひとりが本来持っている「個性」。
個性を大切にし、磨き上げ、他と違うということを恐れないココロ。
それこそが一番の参入障壁となるのではないでしょうか?


世界は、誰かの「好き」で出来ている。
そこに私たちの「好き」を載せるためには、
私たちが何かを「好き」で、誰よりも「好き」でいることが、大事だと思うのです。

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