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外資系企業で都合の良い人にならないために必要なこと

今日も一日お疲れ様です、おうちOLです(`∀’)ノ
普段は外資系旅行会社にてフルリモートで働いています、アラフォーでございます。
人生の半分ぐらいは外国人相手に接客・ビジネスをしたり外資系企業で勤務をしたり等、外国人と関わる仕事に携わってきました。

外国語を勉強している・またはしていた人にとって、外国人と関わる仕事をしたい!という希望が勉強の原動力となっていることがあると思います。それは素晴らしいことだと思いますが、キラキラした理想を持ち過ぎていると痛い目に遭うということがあります。
今回はそんな痛い目に遭わないよう、私が心がけていることを掘り下げていきます。



「英語を使った仕事」という名のフィルター

私の場合、外国語の中で一番長く勉強している言語が英語なので、例として英語を挙げますが、「英語を使った仕事」ってなんだかキラキラなイメージだけが先行し過ぎてやいませんか?(そう思うのは私だけ?)
そもそも、未だに巷では言われることがあるんじゃないでしょうか。

英語が話せるなんてすごい!カッコいい!
英語を使った仕事をしているなんてさぞ素敵な環境でバリバリ働いてるんでしょう?
外資系で働くなんておしゃれ!
英語=かっこいい、外資系=おしゃれみたいなイメージ。

…………………….

とんでもない!と言いたい。というか今ならそう思います。
私も学生の頃、英語が好きで早く話せるようになりたいとか、外国人と友達になりたいとか、英語を使って働いてみたいとか憧れ+希望を抱いておりました。

ましてや外資系企業なんて聞くとこんなイメージ。

若かりし頃の私のお花畑脳内1

もしくはこんなイメージ。


若かりし頃の私のお花畑脳内2

私が外資系企業で働きはじめたのは、5~6年ぐらい前ですが、
それよりも前、学生の頃の私は外国人と関わり英語を使う仕事ってなぜか脳内でこのように美化されてしまっていたんですよね。(少なくとも私の場合)

長年外国人と関わって仕事をしていると、気がつくわけです。
こんなドラマや映画に出てくるような、やり手社員達を見かけることは稀であることを。
ましてや、英語を使って仕事をする=外国人同僚と和気藹々楽しく仕事をするなんてことが日常だと思っていたら、絶対に「思ってたんと違う」ということになります。(間違っても外資系オフィス=おしゃれではないし。)

ちなみに最近こんな記事を書きました👇

日本での仕事を思い浮かべると、現実=ドラマや映画ではないと簡単にわかるはずなのに、外資系とか海外勤務って聞くとキラキラフィルターがかかってしまうような気がしてならないです。

このようなフィルターがかかっている人は少なからずいらっしゃるんではなかろうか。現に今の会社でも何かしら理由を述べては辞めていく日本人がたまにいますが、結局はご本人の理想と違う環境にがっかりして去っていく人を何人か目にします。
それはどうしてなのでしょうか。

日本人であるが故に損な役回りになりがち

日本人=礼儀正しい、勤勉さ、優しい等、良く言われていますね。
この素晴らしい特性が、外国人を相手にするときは気をつけないと残念な方向に向かってしまうことがあります。どういうことになるかというと。



・優しいがうえに余計な仕事を押し付けられる
「それ、本来あなたの仕事ですよね?」ってことを平気で頼んでくる。そして断れない日本人が多い気がする。
→頼んだら何でもやってくれる人認定されて、毎回頼まれる羽目になる

・やらなくていいことまでやってあげちゃう
勤勉で細かいことに良く気がついてしまう日本人は、気がついたら外国人のミスの確認をチェックし、抜けているタスクを自らやってあげてしまう。
何でもかんでも、整えてあげすぎる。
→これも何でもやってくれる人認定されて、毎回頼まれる羽目になるし、
「〇〇さんがどうせチェックしてくれるから大丈夫だろー」と怠惰になりダブルチェックしてくれなくなる。

・圧倒的不利な条件を呑ませられる
交渉が苦手とされるもしくは意見を言うことが苦手とされる日本人にとって、明らかに無理難題を押し付けられたり、仕事の都合上不利な条件を押し切られてしまう。
→言い負かすことができるチョロい人認定される

・自分のミスをなすりつけられる
「聞いてない」とか「言われてない」「書いてない」等あらゆる理由をつけて全力で自分のミスを無かったことにし、こちらのせいにされてしまう。
→上に同じくチョロい人認定され、毎回ミスをこちらのせいにしてくる


大きく分けると上記4つのようなことになります。
なんかこう書くと、外国人ってサイテーなやつじゃねえかと思われそうですが、そう言いたいわけではないんです(笑)
特にミスをなすってくるような人は、本当に性格悪い人だけです。
もちろん全員が上にあげたような行為をするわけではないですが、気をつけないと本当に上記のようなことになってしまいます。

ナメられないために必要なこと

言い方は悪いですが、ナメられちゃあいかんってことですね。
そのためには、自分の意思表示を明確に伝えることが必要になってきます。
もちろん頼み事は断ってもいい。
断るにもなぜできないかをはっきり伝えると大概わかってくれます。
このなぜできないかを曖昧にすると、「じゃあこれではどう?あれではどう?」って言われてしまうので、本当に断りたいときは言い返す隙のない理由を伝えないといけません。

そして、自分がやらなくていいことをやってあげない。
例えば、「〇〇さん、~について調べてくれない?」と言われたとしても
「ここに情報載ってるはずだから自分で見てくれる?」とか「単純にググって」とか、相手によっては全部答えを言わない方がいいと思っています。
何でも頼んでくる人に共通して言えることは、質問してくる前にちゃんと自分で調べていないということ。
大概前に情報はシェアされていたり、調べればわかることなんですよね。そういう人には、自分で情報を探しに行ってと言ってもいいし
酷い人には「質問してくる前に自分である程度調べて、それでもわからなかったら聞いてもらえますか?」ぐらいはっきり言っていいと思います。

そんでもって、ミスをなすってきたり、性格の悪い奴にはそれなりの対応で問題ないです。こちらが優しさを見せると更に調子乗ってきます。
また、このような人は言い訳の天才なので、ミスを自分のせいにされないためにも仕事に関する情報は「伝えたからな」って証拠を残すように。
メールの履歴や、社内チャットであればスクショでもいいです。
あまりにも酷いと、メールでやり取りしている場合、上司のメアドをBCCに入れて報告します。

色々書きましたが、外国人とか日本人に関わらず、人と関わるとこのような問題はどこでもあるのかもしれません。ですが、外国人の場合は日本人のように空気を読むという概念がないので、日本人に伝えるよりもっとはっきり言わないと分かってくれません。
そして、はっきり言ったからといって落ち込むような繊細な人は少数派です。(はっきり言う=喧嘩するということではない。)

外国人と働くことならではのメリットも勿論たくさんありますから、ちょっと自分の日本人的視点を違う角度に変えてみると、自分がモヤっとしながら気を使うような関係から抜け出して、働きやすくなるのではないかなと思っています。

それではまた!

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