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回避される第二の天安門・EUの終焉(白色革命、江沢民死去から読み解く世界動向)

※この記事は、Jun Amantoによるオンラインサロン EART LIFE LABOに投稿されていましたが、一部抜粋で特別公開しました。

2022年11月29日

<これだけは世界情勢>

「第二の天安門」回避とEUの終焉 その1


現在、中国国内では反習近平を訴える大規模な国内デモで荒れています。

11月24日、新疆ウルムチにある集合住宅が火事になっていました。しかし3ヶ月にわたるロックダウンによる鉄条網とバッテリーの上がってしまった駐車車両のため、消化活動が遅れ、10人の方の命が失われ9名の怪我人が出たのです。
ところが実際の被害は死亡者34名、負傷者144名の大事故だった!
全国でウルムチの追悼集会が自然発生し、それがキッカケで怒りを我慢してきた中国の人々の心に火をつけました。

このあまりに行きすぎた「ゼロコロナ」政策に反対する市民デモという形で事で現在、「白紙革命」と言って、白紙を持って抗議する形でデモを行っています。

こうする事は、人々が「コロナロックダウンからの自由」を訴えているのか、「独裁主義からの自由」を訴えているのかが、分からなくさせる効果があります。

清華大学の学生たちが、フリードマン方程式を書いて抗議しているものも見つけました。

しかし中国共産党は軍事予算より国内テロ鎮圧のための予算を多く取る国です。
国内に20億以上という監視カメラ設置の「天網システム」により、ほんの少しの不審な動きですら事前に取締られてしまいます。
更に習近平体制が確固たるものになった今、これだけの全国的なデモが広がる事は不可能だったはずです。

つまり、これは政府側に暴動を先導する市民との内通者の存在なくては起こり得ないでしょう。

デモが起きている場所をみてみれば、それは経済特区の大都市ばかり。習近平体制によって毛沢東主義に戻ろうとしている現政権では、この経済特区の利権をもった上海閥・江沢民派はこのままでは完全に潰されてしまう状況でした。

つデモが起きている地域はデモを許されている、もしくはデモを煽って「習近平下ろし」を進めたい人々が関わっている可能性があります。

しかし、この動きすら習近平氏は利用している節があります。
どうして、中国はこんなことになってしまったんでしょう?

=フランスロスチャイルドのトップ死亡=

11月8日、エーヴェリン• ロバート•ド•ロスチャイルド氏が亡くなったと発表されました。彼はフランス、ロスチャイルドのトップであり、中国共産党を作った人物です。

フランスロスチャイルドは、中国、極東など、伝統的にアジアの支配権を担当してきました。(東京タワー横のフリーメイソンロッジを作ったのも彼です)

彼の死因は、はっきり公開されていませんが、ロスチャイルド一族がFRB(米連邦準備銀行)の管理権限を失った事が確定したことによって体調を崩してショック死をしたと聞いています。

現在、ホワイトハウスだけでなくワシントンのFRBの周りには柵が作られて、入ることができなくなっています。つまり、すでにFRBは動いていないわけです。

そして、エーヴェリン• ロバート•ド•ロスチャイルド卿が亡くなって現在、中国地下政府の中心人物が入れかわりました。

聞いた話ではチンギスハンの子孫の方がその代表になったそうです。
漢民族に滅ぼされたモンゴル帝国の末裔達は、復讐のために勢力削ぎへと動きます。

それが今の習近平永世皇帝の誕生に繋がっているのです。
世間では今回、このデモが第二の天安門事件になるのではないかといわれていますが、そんなことはおこらないでしょう。

それが証拠に各大都市は次々デモにまけて、ロックダウンを解除しだしています。別の言い方をすれば1989年の天安門事件当時と違い、現在の中国の各都市の役人に、戦争経験者はいません。軍人であっても戦った事のある人々はいないわけです。

政府の人間にとって一番大切なのは保身であり、ゼロコロナを緩めないのは責任をとりたくないから上の指示待ちをしてロックダウンしつづけているわけです。
デモが起こって自分たちに身の危険が迫ると、そちらを優先して方針が変わるわけです。ましてや軍を使って人民を殺戮して責任をとる覚悟がある人はいないわけです。

江沢民派の人々は習近平下ろしに成功しているように見えますが、実は中国人民に「行動すれば変わる!?」という自信と希望を与えていることになります。
習近平下ろしの運動は、共産党一党独裁を逆に危うくさせ、共産主義が人民から嫌われていく流れになってしまっています。
上海閥は、習近平さんに逆利用されていることになるわけです。

=ドイツがNATOを見限る=

これら中国での一連の流れの直前11月4 日、ドイツのショルツ首相が、中国でNATOに代わる安全保障の枠組みの話し合いをしました。

新型コロナ以降、G7の首脳訪中は初めてでした。

その席でドイツは、今後も中国とのビジネスを続けていきたいとはっきり明言したんです。
つまり、2009年に生まれたBRICs同盟にドイツが入る事を希望したということです。
BRICsとはブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの新興5ヶ国のこと。

これによりNATOの中心の国であるドイツが、NATOを否定するという前代未聞の事態がおこっています。
これは、ドイツが、この厳しい冬を乗り切るため、NATOを見捨てた事を意味し、BRICs同盟に入ることでロシアがドイツにエネルギーを再供給し始めることを示しています。
これはNATO崩壊だけではなくEUが終わっていくことが確定したことになります。
世界は大きく動いています!

当然ながら、バイデン政権の言いなりの日本では、これらの事はほとんど報道されません。そんな時、また、大変な事態が起こりました。
ロシア軍によるポーランド攻撃のニュースです!


2022年11月30日

「第二の天安門」回避とEUの終焉 その2

この記事を書いている最中に、江沢民氏が96歳で亡くなりました

彼は胡錦濤氏の解放路線を踏襲し、社会主義の中の資本主義を成功させた立役者だった人物。まさしく今、中国全土の経済特区を中心に起こっているゼロコロナ反対に端を発した習近平下ろしを一番喜んでいた上海閥の中心人物!
これにより、各ジャーナリストは中国デモは更に激しくなると予想するものが多いようです。
さて実際はどうか…。
おそらく江沢民氏のこのタイミングの死去発表は、偶然ではない意味があると考えられます。
このあたりに起きた世界情勢から、今後の世界を占っていきます。

=ロシアのポーランド攻撃?=

11月15日、トランプさんが重大発表があると言われていた日、ポーランドの対ウクライナ国境近くのプシェボドフ村に1発のミサイルが着弾し、村人2人が亡くなってしまったんです。

これがロシア軍のものなら、NATO軍は集団的自衛権を行使してロシアと全面戦争しないといけないというのが集団安全保障のルールです。この日、また第三次世界大戦の危機が演出され、世界に緊張が走りました!

しかし、ミサイルはウクライナから飛んできたものだったんです。

ウクライナの上空は当然、防空レーダーなどによってNATOに詳細に監視されています。ウクライナからポーランドに飛んだミサイルは、瞬時にNATOによって把握されているはずで、誤報はありえません。
しかしポーランド外務省は事件発生後まもなく、着弾したのは「ロシア製のミサイル」だとしポーランドに駐在するロシアの大使を呼びつけました。

実際は「ロシア製」でなく、旧ソ連が開発した「S300」地対空迎撃システムのミサイル(5V55)でした。

「S300」はソ連時代にロシアやウクライナなど旧ソ連諸国に配備されていたので、ウクライナでもそのまま使われているものです。
ミサイル部分は今もキエフ工場で製造しているはずです。
つまり、ポーランドに着弾したのは旧ソ連が開発したウクライナ語の製造番号の入ったウクライナ製ミサイルだったというわけです。

これによって珍しくバイデンさんが「ウクライナが撃ったものかも…」と発言!

世界は、バイデンさんの今までとは真逆の発言に当惑しています。
これはすなわち、ウクライナ戦争の停戦交渉がスタートしているというサインなのです。

ウクライナ戦争は、かなり前の段階で終了しているのは、以前からお伝えしている通りで、西側諸国とアメリカからの武器供与がなければ、元々兵力的に成り立たなくなっています。
ウクライナの一部を含む地方にあったハザールガガン帝国を復活させようとする悪魔崇拝者の試みも失敗し、この地域をキッカケに世界核戦争を起こす聖書のハルマゲドン実行犯達、ハザールマフィアの動きも風じられました。

2022年12月1日

「第二の天安門」回避とEUの終焉 その3

=ウクライナからの綻びは、米国にとって旧ソ崩壊的なキッカケになる=

バイデン民主党は、ウクライナへの大量の資金援助をしてきましたが、ゼレンスキー大統領はこのお金で大量の仮想通貨を買ってきました。
そのお金を扱っていた暗号通貨業界最大手のFTXが最近倒産しました。

アメリカのバイデン氏から受け取った莫大なお金をウクライナ支援につぎ込んでいます。
FTXの元CEO、サム・バンクマン=フリード氏は、そのお金を個人の意思ということで、民主党へ選挙資金として寄付をしています。
そのお金の一部が、どうもバイデン氏本人にキックバックされていた(つまり、国内の困窮をほったらかして私服を肥やすマネーロンダリング?) という疑惑が発覚し、息子のハンターバイデン氏のラップトップの中身再捜査と共に様々な事が表に出てきます。

現在アメリカは、上下院ネジレ構造のため、ウクライナ支援は頓挫しそうです。西側諸国は、アメリカを見限りEU解体の新体制に向かう流れに入りました。アメリカのシェイク•サリバン報道補佐官は、ウクライナにそろそろ停戦交渉の準備をしたらどうだと言われています。

そんな中、何故かドネツクを支配していたロシアがその半分の領土を何故が解放!

ドニエプル川の東側まで引っ込みました。
そこにまた、ウクライナ軍が入って「勝ったー!」…と喧伝していますが、戦闘はほぼ行われていません。
何故ロシアは土地を解放していくのか?
それほど苦しいのか?
いえいえ、僕の記事を読んでくださってる方はすぐピンときたと思います。
これは以前書いた、フレードリヒ2世とエカチェリーナ2世の時代に決めたドイツとロシアの国境線の規程が生きており、それが今実施され始めたという事なんです。

つまり、バイデン大統領のプーチンさんへのゴマスリ発言!
FTXの証拠隠滅倒産?
ドネツクのロシア軍のドニエプル川までの謎の撤退など…
全てはウクライナ停戦交渉が進む中でのディール準備としての米露互いの動きであるといえるわけです。

=G20でのポーランド問題緊急会議!=

ポーランドでのミサイル騒ぎの時、インドネシアで行われていたG20の会議で臨時の緊急会議が行われました。
会合はバイデン大統領が招集し、出席者は米国、ドイツ、カナダ、オランダ、日本、スペイン、イタリア、フランス、英国の首脳。
日本以外はいずれも北大西洋条約機構(NATO)加盟国でした。

元々、今回のG20の開催でインドネシアのジョコビィさんは、プーチンさん、ゼレンスキーさん、バイデンさん皆んなに招待状を送りました。

最初からずっといくといっていたプーチンさんはドタキャン、ラブロフ外相が来ましたが、この会議には参加せず先に帰国。逆にバイデンさんはやってきて今回の仕切りになったわけです。

つまり、この臨時会合への参加者を見て世界の首脳陣はバイデン一家のメンバーを把握し、バイデン一家が弱腰になったのを確認したわけです。
つまり、岸田さんもバイデン子分である事をハッキリと世界に宣言してしまったわけです!

これによりサウジアラビアのサラマン皇太子は19日の日本の来日を急遽キャンセル!総理大臣との会談をキャンセルという事態が起こりました。

日本は、サウジ、UAE 、カタール、クエート、バーレーン、オマーンなどの湾岸協力会議GCC諸国から原油の90%を輸入しているわけですが、サウジアラビアはその中でもダントツ国内消費の40%をお世話になっている国です。

これだけでも大変なことですが、サウジアラビアの進めている2040年までに脱石油を達成するという未来都市NEOM計画への参入の話は、全部、韓国に先を越されてしまいました。

これらの流れをじっと見ているのが中国です。

中国は、世界の多極化、EUの終焉、アメリカの崩壊を予測できています。
つまり、この500年、大航海時代から始まった金融支配による旧支配者層の解体は確実に進んでいる事を見て取れる立場にあるのが中国のエリートです。
新しい中国地下新皇帝になったチンギスカンの末裔は、ロシアとパートナーとしてユーラシア地方の派遣をとっていきたいと考えているので、そんなこの時期に、中国が第二の天安門事件を起こして世界から嫌われにいく意味はほぼありません。

つまり、中華栄光の一時代を作った影のドン江沢民氏の死亡と共に、国内のデモはおさまっていき、中国人民は主権国民への意識を高く育てた状態で、上海閥といわれる反習近平派の人々への転向を促すと見られます。

つづく

=EART LIFE LABO=

このNOTEでは、オンラインサロン EART LIFE LABOに投稿されている記事を、世界情勢を鑑み、緊急なものから一部抜粋で特別公開しています。
オンラインサロンは最新の記事が読めるだけでなく、本気で学び、繋がりを作り、社会を具体的によくしていく学びと実践の場として機能しています。関心を持たれた方は、ぜひご入会検討ください。

=参考動画「ネオ縄文」=

=JUN AMANTO=

幼少より武道武術をたしなみ、スタントマンから大道芸人を経てパフォーマーに。
世界を旅するうちに日本人独自の運動特質と環太平洋の古い部族の動きを各地の格闘技、伝統舞踊学び、研究しその共通点を編集、独自の哲学をもとに傾舞(かぶくまい)を創始した。
アートパーフォーマンスとして、単独で古民家の公開改装パフォーマンスを行いカフェ、サロン・ド・アマントを設立。 中崎町を中心に、アートスペース等活動拠点を展開中。

=天響ノ道=

新規開講!(大阪 2022年12月4日・東京2023年1月)
JUN AMANTOが身体哲学構築のため環太平洋を旅し、先住民やその民族に伝わる伝統や古代の叡智をまとめた奥義秘技が開示される「天響ノ道(あまゆらのみち)」間もなく!新規開講します!


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