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36.ノーコードって何がすごいの?とだこうきさん


■具体的なアクションは?
ノーコードツール、勉強します。Power Appsは使ってみたけど、何やっていいのか分からなくて挫折しているんで、再開します。

■目次
00:00 オープニング
02:03 ノーコード(NoCode)って何?
03:37 ノーコードって何で盛り上がってきたの?
09:52 ノーコードって何がすごいの?
18:53 ノーコードの登場によるプログラミングの今後について
19:43 ノーコードの弱点
27:55 プログラミングはこれからどうなるの?
33:23 ノーコードはどうやって学ぶの?
35:01 最後に

■詳細
■02:03 ノーコード(NoCode)って何?
プログラミングをやらずにアプリやWebサイトを作成すること
実は今までもノーコードのサービスはあった
Wix:コードを書かなくてもWebサイトが作成できる、1億人が利用する
Wordpress:コード書かなくてもブログが作れるサービス
Bubble:ノーコードでWebアプリなどを開発できる開発ツール
 →Airbnb、Uberみたいなサイトがコードを書かずに作れる
Glide:Google Spread sheetを用いてアプリを作成できるノーコードツール
Adalo:スマホアプリも作れるノーコードツール
Shopify:ECサイトを作れるECプラットフォーム。レッドブル社も自社サイト作成に活用している

■03:37 ノーコードって何で盛り上がってきたの?
今まではアプリケーションを作れると言っても制約があり、出来ない事が沢山あった。ツールが進化して、ユーザに価値が提供できるレベルになった。

何で盛り上がってきたか?理由①
バックエンドも実装できるようになったので、注目を浴びている。

・フロントエンドとバックエンドの違い
フロントエンド:Webサイトだったり、ユーザが触れる部分
バックエンド:ユーザから見えないロジックを組み立てる部分。データベースの管理やアルゴリズムを構築する役割。

何で盛り上がってきたか?理由②
 →成功事例が出てきたから。海外では沢山あったが、日本では最近出てきた。

具体的な日本の事例だと「特別定額給付金」の申請フォームを加古川市の職員の方がプログラミングの知識なしに数時間くらいで作った、という件。

使ったサービスはkintone
kintone:webデータベース型の業務アプリを作成するクラウドサービス

本来であればSierに開発依頼をして、何か月も開発期間がかかり、検証を繰り返し行い、大丈夫だと分かった時点でリリースになるため、時間もお金も非常にかかっていた。お金はしこたま持っていかれる。。。

何で盛り上がってきたか?理由③
→超大手が参入してきたから。Google, Amazon, Microsoftが参入してきた。
Google : AppSheetというノーコードの会社を買収
Microsoft:ノーコードで業務効率化のアプリが作れるPowerAppsというサービスを公開
Amazon:業務改善が出来るHoneycodeというノーコードツールを公開

Google, Microsoft, Amazonは元々プログラマー向けにプラットフォームを提供していた。サーバーというプラットフォーム上にアプリケーションを載せているのだが、そのプラットフォームをプログラマーだけでなく、多くの人に使ってもらうようにノーコードサービスを提供してきた。

■09:52 ノーコードって何がすごいの?
開発コストが低いのでローリスクで新しいビジネスにチャレンジできることがすごい!

ノーコードで変わるポイント①
ニッチ産業におけるアプリケーションが圧倒的に増える

Airbnbなどは世界中の人が家を借りたい、泊まりたい、というニーズがあるため市場規模が大きい事が分かるため、投資家もたくさん集まり、お金も集まる。このように伸びる、かつ大きな市場じゃないと大型投資が出来なかったが、開発コストが劇的に下がる事によってニッチ産業でもアプリケーションの開発でき、参入が容易になった。

具体的な事例を挙げるとイギリスで作られたサービスStudiotime
Studiotime:音楽スタジオの貸し出しマッチングサービス
音楽Studioはホテルみたいな大きな市場ではないと思うが、1時間くらいで簡単に作れて開発コストがかからないので、このような小さな市場でも開発しサービスの提供が可能になった。

ARCADIER:CtoCのマッチング系のアプリが作れるノーコードツール
 →このツールを使うとStudiotimeは1時間くらいで作れてしまう

PierShare:船を持っている人と船着き場のマッチングサービス

ノーコードで変わるポイント②
PMF(Product Market Fit)が最速で出来る。アプリケーションを出した後にマーケットに合わせてプロダクトを変える。

SPOTTO:オンライン選考に対応した企業と学生をマッチングさせる就活アプリ
(Adaloで開発した。開発した人はエンジニアだったが、コードよりもノーコードの方が改善が圧倒的に早く便利だった、とのこと)

■19:43 ノーコードの弱点
ノーコードがあってもプログラミングは残る、なぜなら便利だから。

ノーコードの弱点①
ノーコードのプラットフォームが潰れたらサービスが終了する可能性がある
例えばAmazonのHoneycodeでサービスを作ったけど、Amazonがサービスを止めてしまったらそのサービスも終了してしまう。サービス終了後、ソースコードをくれる会社もあるけど、提供しない会社もあるから注意してサービスを利用する必要がある

ノーコードの弱点②
利用料金が上げられても対抗手段がない

freee:会計ソフト、が大幅に値上げをした。しかし、会計情報が全部入っているので移すのが面倒くさい。

決済に対して手数料をとるサービスがある。Stripe
Stripe:アメリカ発のオンライン決済サービス、手数料3.6%
売上1000万円あったら50万円増えたりする

ノーコードの弱点③
実装できることに限界がある
複雑な実装は難しい、シンプルにすることに価値を置いているため。プログラミングは複雑な事をシンプルに出来る。アプリケーションにコアなバリューがあるものは複雑になる可能性が高い。

メルカリが買った理由:細かいUIの改善、アルゴリズムの改善を継続して行ったため

CASH:ブランド品や身の回りにあるものを写真を撮るだけで売ることが出来るサービス。Uiが非常に良かった。DMMに売却された。細かいUI、UXの改善はプログラミングの方が強い。

コンテンツに価値があるものに関してはノーコードで十分ではないか。たとえば教育コンテンツ。競合がいないような市場ではノーコードで十分だと思う。っぽさ、という点がサービスとして致命的になる可能性がある。

プログラミングしているときは8割は作業、2割はクリエイティブ。2割にプログラミングする事に集中すべきだと思う。将来的にはプログラミングとノーコードが共生すると思う。Web制作の歴史を辿ると、オンザエッヂが数千万円で作っていた。今は5万円くらい。価格は下がっている。今は技術だけでなく、コンサルティング、マーケティングなどの掛け算で価値を出している。お客さんの分析を行うのもプログラマーの仕事ではないか。Sierが数億円で開発を受託していた。

ノーコードで出来ないスキルを身に付けて提供できる価値を出せる人は稼げるようになる。Web制作だけをやっている人はそこまで稼げていない。自分がそのツールをどう使うのか考えるのが大事。

■33:23 ノーコードはどうやって学ぶの?
使わないと勉強にならない。作りたいものを決めて作りながら勉強していくと良い。プログラミングと同じ。周りの2,3人でも良いから使ってもらえるサービスを作ってみるのが良いのではないか。

日本初のノーコード学習ツール puzzly、東京フリーランスが提供するノーコード特化型学習サービス。ノーコードスクールというしんじさんがやっている動画。英語ができるならMakerPadというノーコード学習サイト、日本の物より情報量が多い。
MakerPad:ノーコード学習サイト、日本の物より情報量が多い
zeroqode:ノーコードツールBubbleについて専門的に解説している英語サイト

今まではアプリケーションを開発しようとしたら投資家に怒られながらお金を集めなくてはいけなかった。今はアプリが作りたいのであればすぐ作れる。能力のある人がより評価されやすくなった。

2010年は情報発信と個人のキャラクターで稼げる
2020年はビジネスセンスとマーケティングスキルで稼ぐ


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