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なんで参加費払ってまで苦しむの(走るの?)という問いへのなんとなくの回答

10年以上継続している習慣の一つがランニング。

大学時代までは部活動として運動をしておりましたが、社会人になってからは部活もなくなりました。
自分は新入社員で初めて配属になった事務所がめちゃくちゃ田舎で、最寄りのコンビニまで7km近くという大変自然に恵まれた(?)環境でしたので、消去法的に何をするかと考えた時に出てきたのが、靴さえあればできるというランニングという選択肢でした。
(インターネットで動画でも見てればええやんけ!という声も聞こえてきそうですが、環境は整ってませんでした。自分は今はなきJ-PHONEユーザーでしたが、電波が入らないということでキャリア変更を余儀なくされた、というくらいの山奥ですw)

最初は健康のためと2〜3kmからスタートし、徐々になれながら距離を伸ばして行きました。
せっかくだから、友人と新潟の五泉というところで開催された地元のマラソン大会(10km)に出場したのが初レースだったと記憶しています。
完走タイムも50分近く、今から考えればお粗末でしたが、一緒に出場した友人とラーメンを賭けて走ったり、ワイナイナ選手を間近で見たりと楽しい体験でした。

一度始めるとそれなりに結果を求め始めるという性格が災いして(功を奏して?)、フルマラソンに出たり、ハーフマラソンに出たりというのを断続的に繰り返し、今に至ります。
お腹がぽっこりでたりしてないのも、ランニング習慣のおかげかと。


で、ランナーあるあるかと思うのですが、よく
「なんで金払ってまで苦しい思いをするのか?」
「走ってる時何考えてるの?」
の2つを聞かれます。

改めて考えてみても、よくわかりません・・・w

「なんで金払ってまで苦しい思いをするのか?」

なんででしょう?笑

何か競技として本格的に取り組み、その道のナンバーワンを目指すというのであれば、「一番になりたいから」というシンプルな答えになりそうです。
でも、自分を含む多くの市民ランナーは、大会で一番になろうとか考えてないと思います(どの業界もでしょうが、バケモンみたいな人がたくさんいる)。

漠然とですが、個人的に思い当たるのは達成感とか、充実感、成長しているという感覚かと思います。1つというより、それらが入り混じった感じです。

2つ目の質問にも通ずるのですが、特に大会で走ってる時には、
「マジできつい、早く終わらねぇかな・・・」
「なんでエントリーしたんだ、過去の俺よ」
「あと20分も苦しまんといけんのか」
とポジティブ思考の真逆の脳内トークが延々と繰り広げられています。。。

こう長々と書いたものの、
・知人・友人たちと一緒にわいわい走って、終わってから、苦しかったね〜、という体験自体が結構楽しかったりする。
・何もない日常のちょっとした「点」になる
・大会という点があると、日々のトレーニングのモチベーション向上につながる
とか、色々影響してるんだと思います。

といっても、「苦しむというプロセスにリソースを投下する」という点では、他のエンデュランス系の競技、登山、冒険含め同じですね。


「走ってる時何考えてるの?」

半分は、上に書いたとおりですw

正確な割合は不明ですが、あとは体のことを考えている気がします。

・なんか足が重いな〜、昨日負荷の高いトレーニングしたからかな
・心拍数が上がってる、きついな
・今日は体が軽いな

とか。
冷静に考えると、ある種のマインドフルネスな状態になっているとも言えるかもしれません。

この本で、ソニアさんは運動の効果として
・瞑想に近しい効果
・生理学的に気分を改善するホルモンの分泌
の大きく2つがあると述べています。

自分の感覚的にも、1点目の瞑想に近い効果が強制的に得られるというのも運動の良い点の一つと思っています。
呼吸が苦しい時に、仕事がどうこうと考える余裕は私にはありません・・・w
ある種の矯正マインドフルネス(ボディスキャン)と言えるかもしれませんね。


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