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気づきの力で人生好転させる
アメリカの心理学者ワイズマン博士は、「感情が人間の行動をつくる」という研究結果を科学的根拠をもって実証しています。
つまり、ポジテイブな感情は、ポジテイブな行動をもたらし、ネガテイブな感情は、ネガテイブな行動をもたらします。これは、精神論ではなく、心理学的に実証されている事実です。
人間は、1日平均6万回考え事をします。その内の8割、つまり約4万5000回はネガテイブな思考だそうです。
その中、私たちはどうすればネガティブな思考を減らすことができるのでしょうか。
「気づき」のチカラで人生を好転させる
人間の脳は、ネガティブ思考がデファクトなので、目指すは、1日の中で少しでも多くネガティブな思考を減らすこと。それには、「気づき」の力を高めることが何より大切です。
「ネガテイブに考えている」自分の心の動きに「気づく」だけで充分。無理にポジティブ思考に転換しなくていいです。とにかく、ネガティブに考えている自分に気づくだけでいいのです。
「あっ、今ネガテイブな感情になっているな」と気づいたら、2、3回深呼吸すれば、心をニュートラルな状態にリセットできます。大切なことは、思考をポジテイブに変えることよりも、ネガティブ思考の回数を減らすこと。
気づきのチカラこそ、人間にとって人生を好転させる最重要スキルの1つかもしれません。
マインドフルネス瞑想で高める「気づき」のチカラ
米グーグルでは、2007年からマインドフルネス瞑想を活用した「Search Inside Yourself」という社内研修プログラムをはじめ、インテルでは、2012年から、世界10万人の従業員を対象に、「Awake@intel」という社内研修プログラムを導入しました。
いずれも、瞑想による、心と身体のリラックス、緊張、ストレス緩和を目的としています。しかし、これらの研修プログラムの最重要目的は、瞑想を通して「気づき」のチカラを高めること。
マインドフルネス瞑想は、日本の禅宗から生まれたものであるにもかかわらず、日本で取り入れている企業や学校はほぼ皆無です。
しかし、アメリカのアップルには瞑想ルームがあり、社内でヨガ教室もあり、就業時間中に、一日30分の瞑想時間を取得できるようになっています。
そのほかにも、IBM、マッキンゼー、P&G、GM、BASF、リーボック、スターバックス、アメックス、ハーバード大学ビジネススクール、オックスフォード大学、コロンビア大学ビジネススクールなどの一流企業や学校が「マインドフルネス瞑想」のカリキュラムを採用しています。
気づきのチカラを向上させるには
気づきのチカラを高めることで、自動的に湧き上がるネガティブ感情をリセットし、その分、ネガティヴな現実を引き寄せることを減らせます。
また、気づきのチカラによって、クリエイテイブ頭脳が発達することも証明されています。今後、人間は論理的思考と合理的思考では、AIに勝てることができず、人間が唯一AIに対抗できるのは、創造思考と言われています。
気づきのチカラで、常識人では考えられないような革新的なアイデイアや企画をひらめくことができるといわれています。
私は現代人は、カラダを鍛えるように、「気づき」のチカラを向上させるようなトレーニングを生活習慣の一部として取り入れるべきだと思っています。
私は、100時間のマインドフルネス瞑想の修行も受けたことがありますが、瞑想以外にも1日10分程度でいいので、お散歩やランニング等、「無になる時間」、無活時間をつくることで、気づきのチカラを高められると思っています。
よかったら、私が過去に書きました無活に関する記事もご参照下さいませ。
最後まで読んで頂き、誠にありがとうございます。
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