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伊東潤メールマガジン【人間発電所日誌】

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歴史小説家 伊東潤が毎月第一・第三水曜日に配信しているメールマガジン【人間発電所日誌】。 歴史に関する情報や作品制作秘話、伊東潤が読者のお悩みに直々に答えるQAコーナーなど、伊東…
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『修羅の都』文庫化記念」特集  【歴史奉行通信】第八十二号

『修羅の都』文庫化記念」特集  【歴史奉行通信】第八十二号

こんばんは。伊東潤です。

いよいよ2021年が本格的に始まりました。
コロナ禍という長いトンネルはまだまだ続きそうですが、それぞれの今年の目標を達成すべく、
気持ちを引き締めていきましょう。

それでは今夜も、歴史奉行通信 第八十二号をお届けします。

〓〓今週の歴史奉行通信目次〓〓〓〓〓〓〓

1. はじめにー新連載『天下大乱』と『鎌倉殿を歩く』

2. 『修羅の都』文庫化特集ー頼朝と政子の壮

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2021年を展望する 【歴史奉行通信】第八十一号

2021年を展望する 【歴史奉行通信】第八十一号

新年あけましておめでとうございます。

一年なんて早いものですね。
ただし時間の流れは誰にも平等です。
だからこそ一分一秒を大切に過ごし、悔いのない生涯を送りたいものです。

コロナ禍で感じるのは、現代を生きる人々の「かつての日常を取り戻したい」という強い欲求です。
多くの方が行動様式の変化に堪えきれなくなり、コロナ禍が収まっていないにもかかわらず、コロナ以前の行動様式を取り戻そうとしています。

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第六十八号 『囚われの山』と八甲田雪中行軍遭難事件特集

第六十八号 『囚われの山』と八甲田雪中行軍遭難事件特集

今回は来週発売の新作
『囚われの山』にちなんだ
「八甲田雪中行軍遭難事件特集」
です。
(お知らせ奉行通信内の
「ブックカバー演出写真大賞」企画も
是非ご覧ください)

〓〓今週の歴史奉行通信目次〓〓〓〓〓〓〓

1. はじめに

2. 八甲田雪中行軍遭難事件
【事件の概要】

3. 八甲田雪中行軍遭難事件
【事件の経過】

4. 八甲田雪中行軍遭難事件
【事件の原因】

5. おわりに / Q&

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「あのころの横浜 ―『横浜1963』をめぐって―」【歴史奉行通信】第二号

「あのころの横浜 ―『横浜1963』をめぐって―」【歴史奉行通信】第二号

五十歳を超えてから、昔のことを思い出すことが多くなりました。不思議なことに、これまではずっと地続きだった少年時代や青春時代が、なぜか遠い過去のように思えてきたのです。

私は昭和三十五年(1960)に横浜の中心部で生まれました。父は金属加工工場を経営し、母は専業主婦という比較的裕福な家庭に生まれた一人っ子でした(厳密には腹違いの姉がいます)。

とくにこれといったところのない少年でしたが、本は大好

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私が小説家になった理由 -【歴史奉行通信】第一号-

私が小説家になった理由 -【歴史奉行通信】第一号-

いよいよ伊東潤のメルマガがスタートしました。
計画してから二年の月日が経ち、いよいよ満を持しての出港です。

このメルマガは、私の小説のファン、歴史ファン、作家志望者など多様な目的の皆様にご満足いただけるよう、多彩な側面からコンテンツを用意していきたいと思っています。

さて、エッセイの第一回は、「私が小説家になった理由」です。お楽しみいただければ幸いです。

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少年時代 【歴史奉行通信】第三号

少年時代 【歴史奉行通信】第三号

映画『関ケ原』はすでにご覧になられましたか。司馬さんの原作を読んでいないと、ストーリーを追いにくい部分はあったかもしれませんが、迫力の戦場シーンや役者陣の力の籠った演技などは、十分に見応えがあったと思われます。
私は「菜の花忌」のパネルディスカッションで、原田眞人監督とご一緒したのがご縁で、パンフレットにインタビュー記事を寄稿させていただきました。わずかなりとも作品に関与した者として、このヒットは

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紀尾井坂事件の謎を探る 【歴史奉行通信】第四号

紀尾井坂事件の謎を探る 【歴史奉行通信】第四号

いよいよ秋も深まってきました。この季節になると、ネット上では翌年の大河ドラマの話題が頻繁に出てくるようになりますね。

2018年の大河ドラマは「明治維新150周年」ということもあり、『西郷どん』に決まりました。原作は林真理子氏の同名小説で、11月頃に刊行されます。
私も西郷隆盛やその周辺については以前から取り組んできており、『武士の碑』『走狗』『西郷の首』の三作品を「西郷と幕末維新三部作」と位置

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叙情派プログレと小説の関係性 【歴史奉行通信】第十三号

叙情派プログレと小説の関係性 【歴史奉行通信】第十三号

こんばんは。
伊東潤メールマガジン「第十三回 歴史奉行通信」をお届けいたします。

〓〓今週のTopic〓〓

1.ロックバンド『金属恵比須』のアルバムに参画
2.叙情派プログレと小説の関係性
3.お知らせ奉行通信
<新刊情報 / 読書会 / メルマガバックナンバーお知らせ>

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1. ロックバンド『金属恵比須』の
アルバムに参画
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