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現実的なことを通して自己肯定感を

今年の四月の引越追い込み時期は、引越作業のみならず、住所変更に伴う諸々の申請、届出作業等も重なり、体力的にも精神的にも負担が集中した。

その際の自分なりの工夫として、午前中はやらねばならない作業や申請作業を確実に行い、午後は自分のために時間を使うという意識の切り替えをしていた。
現実的には、そんなにきちんと切り替えができない場合もあったが、自分の中で意識して、午前中のやらねばならない仕事は終わったと区切りをつけることで、午後は自分の楽しみに使えて、明日に向かう活力になった。

引越後、しばらくして40年間勤務した会社を退職し、フリーランスで働くことになり、今迄は会社がしてくれていた健康保険や住民税、介護保険などの支払いもすべて自分で行う形となった場合も、同様に今日、行うべきことをかたずけたら、自分の中で完了と意識することで、ささやかなことではあるが自己肯定感を上げてくれた。

さらに日常的なやるべきこと、例えば朝のトイレ掃除、榊の水替え、部屋の掃き掃除等においても、月乙女座で雑であるにしても1つ1つ行うことにより自己肯定感を上げていくことは、一日のはじまりとしてとても大切な要素だなと改めて感じる。

私の場合は、ネイタルチャートの9室という精神世界に関連する部屋に蠍座海王星がいるので、ホロスコープや夢分析、タロットカード、写真を撮る、好きな音楽を聴くこと等は苦もなく行えるのだが、現実的に行うべきことは、苦手で意識しないと先送りにしてしまう傾向が強い。

20代の頃は、それが顕著にあらわれ、今から思うと若気の至りというべき思い出が多々ある。
そういう意味では、40年の職場生活を通して、苦手な現実的な対処する領域を鍛えられたのではと受け止めている。
その顕著な出来事が25年前になるが、月乙女座で緻密なことが苦手であった私が微小な製品を製造する工場の品質保証の部署に異動となった。
しばらくして顔面にチック症状が出始めたり、精神的につらくなり、様々は心理ワークショップに行き出したのもその頃であった。
今から振り返ると、精神世界的なアプローチを現実的に行うべきことからの逃避として働かせており、現実的なものと精神世界的なものとの統合ができていなかった。

ホロスコープ的な象徴的な言語での表現になってしまうが、精神的な要素の象徴である魚座(支配星海王星)と反転する乙女座(支配星金星)との統合が私においては大きな学びとして必要であったのだ。




どの犬も飼ひ主に似て夏夕べ

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