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小児の選択肢を広げる

#未来のためにできること
病気や怪我で夢を諦める子供たちを多く見てきました。
必死に生きようとする子供たちがなぜ、病気や怪我で夢を諦めなくてはならないのか。

私は遺伝の難病をもって産まれ、家族の協力を経て骨髄移植を受けた。
小児科で長くお世話になり、私は病気と必死に闘い今こうして一緒に笑って遊んでいる子たちの為に何かしたいと志した。

そして、自身の入院経験を踏まえ退院までの間を充実させる事を考えたが、
小児患者を支える家族の立場で考えれば、目先の楽しさよりも自立した将来の方を考えるべきなのではないかと考えた。

病気や怪我で好きでもない事をやり、生涯を終えるのを当人や両親は望むか。そんな訳がない。

だから私は少しでも自分の望む仕事ができるよう、子供たちが独り立ちする前に社会が病気や怪我を理解して安心して生活ができる環境作り、社会作りをしたい。

少子高齢化が進む現代、次の担い手となる働き手が不足している。

社会が理解を深める事で、働き手となる人材の幅が広がり雇用の拡大につながる。労働者が増えることで経済にも影響を与えられると考えています。

小児患者の将来を考えた目標ですが、企業も理解を深めることで
今は元気でも、いずれ病気や怪我をするかもしれない人たちの生活を支える取り組みが出来るかもしれない。

自分だけでなく家族や恋人、友達など
突然訪れるかもしれない「病とたたかう」状況になった時
理解の深い社会であれば、自分だけでなく周りも安心させることが出来る。

私病気や怪我など垣根なく交流(つながる)場所を作りたいと考えている。
理由は入院中や退院した今も共感できる人が欲しいと願っている。
退院すれば自分が病気を持っていて骨髄移植を受けたことなんて誰も知らない。入院中何度も願った退院だが、自分を知らない世界に放り出されると
感じた時、退院が怖くなった。

退院して闘病経験を活かして将来働きたいと思ってから何が出来るかと考えボランティア活動などいろいろ行った。行動したおかげで思いがけない出会いがあり、その人とは病気は違ったが治療が似ていて話ができ、これまでの苦労や悩みを話せて心が救われた。

話せた時、共感理解してもらった時の想いを未だに覚えている。
本当に嬉しかった。
つながる大切を私は誰よりも知っている。

今の私は一人で力はないが、つながる場以外にもできる事はある
「病とたたかう」という事に関わりのある人、同じ志を持つ人
声を上げて欲しい。

社会が障がいや病気に対する理解を深め
生きやすい社会を作る。


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