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ジャンプと申します。 小説アップロード用のアカウントです! 週1を目標に短編小説を投稿しております!よろしければ是非ご覧ください! 作品名「意味が分かると〇〇なはなし」シリーズ Twitter:@jump_nobel0114

マガジン

  • 意味が分かると●●な話シリーズ

    初めまして!Jmpと申します! 駆け出し小説家ですが、いつか自分の小説を作りたいと夢みて活動を行なっています。 本作では、一見何の変哲もないこともよーく読むと不思議なことが起きている、そんな作品を描きたいと思って作成しております! 是非主人公のの淳たちと一緒に不思議な世界を楽しんでください! 投稿頻度:週一(毎週土曜日)

  • 約二千文字物語

最近の記事

〜二千文字物語意〜 暗闇の告白

「なあ「暗闇の告白」って小説しってるか?」 学校の登校中、高校生の智也は友人の淳に話しかける。 「うーん、しらないな。あんまり小説読まないんだけどそんなに面白いのか?」 「めちゃくちゃ面白い!動画投稿サイトに投稿されてる携帯小説なんだよ。毎日1話ずつ更新されてたんだけどそれが今日最終回だったんだよ... 毎日の楽しみがなくなって憂鬱だわ...面白いから淳も読んでみろよ!」 「まあそこまで言うなら...じゃあ帰ったら読んでみるわ~」 放課後、淳はそんな朝の出来事を思い出し

    • 〜二千文字物語〜 【初恋】

      始まりは多分なんの変哲もない事。たまたま同じ学校で同じクラスで同じ部活に入部して、部活の相談をして、その内段々と部活以外の相談もして、そんな時間を過ごしているうちに他の人よりもよく話すようになった。修学旅行や文化祭、定期試験、そんな学校生活で誰しもが経験するイベントを重ねているうちに段々と彼の方に目が行くようになって行き気がついたら恋に落ちていた。 優奈「ねえ、陽菜?」 陽菜「….」 優奈「ねえ、陽菜?」 陽菜「….」 優奈「ねえってば!聞いてる?」 私は優奈の声にハッと

      • 【意味が分かると笑える話】修学旅行(前日)

        梅雨に差し掛かるかどうかの今日この頃、淳はの気持ちは今日の天気と同じ暗転模様であった。いや、淳に限らず海南高校の1年の大半が同じ気持ちだっただろう。今日は待ちに待った修学日より、しかし天気は曇り空、この時期の朝なのに外は暗く、今にも大雨が降りそうなのである。なんなら少し小雨が降っている。晴れていれば、京都の街並みの堪能したり、綺麗な景色を楽しめたり、異性の着物姿を拝めたりできたものを雨が降ってしまうとその楽しみも半減されてしまう。特に着物を着ての映画村での撮影体験は雨が降った

        • 【難】意味が分かると怖い話(ストーカー){後編}

          陽奈「この写真の人なんだけど」 光「ああ、見たことあるよ。隣のクラスの、えー、名前は何だっけな?ちょっと待って、そうそう、海堂 実(かいどう みのる)って人だ。」 陽奈「よかった、やっと知っている人見つけたよ」 山野 美沙さんの元彼候補になっている人を見つけることができた。学校から帰って山陵学院の知り合いに片っ端から電話をかけること5件目でようやくだ。時刻は既に12時を回っていたが、何とか明日には間に合いそうだ。 陽奈「この人のことで何か知ってることはない?」 光「うーん

        〜二千文字物語意〜 暗闇の告白

        • 〜二千文字物語〜 【初恋】

        • 【意味が分かると笑える話】修学旅行(前日)

        • 【難】意味が分かると怖い話(ストーカー){後編}

        マガジン

        • 意味が分かると●●な話シリーズ
          10本
        • 約二千文字物語
          2本

        記事

          【易】意味が分かると怖い話(ストーカー){前編}

          ??「まったくとんだ災難じゃ!」 陽奈「まあ命に関わらなくてよかったじゃないですか」 ??「なにがいいもんか!腰の打撲で全治一ヶ月、これじゃあ商売上がったりじゃ!」 陽奈「でも、怪我のおかげでお孫さんに会えたんでしょ?お店も手伝ってくれて悪いことばかりじゃないじゃない」 ??「そりゃー孫と会えるのは嬉しいが、できれば元気な状態で会いたかったんじゃぞ!孫も陽奈ちゃんと同じ高校一年生、まだ遊びたい盛りだろうに...。悪いことをしたもんだ」 陽奈「いいお孫さんを持って、健三おじさん

          【易】意味が分かると怖い話(ストーカー){前編}

          意味が分かるとシリーズ(閑話)_部活勧誘

          陽奈「ここが、文化研究会かー」 私は資料室の一画にある椅子に座り、文化研究会の活動記録を眺めていた。 先日文化祭実行委員で盗難事件が発生したのだが、その事件の解決と引き換えに私は文化研究会に入部することになったのだ。 ほとんど活動していない部活に名前だけ貸すだけというのも気が引けるが、それで恩を返せるなら安いものと自分を納得さた。 例の盗難事件だが、その後翼さんが犯人と分かり私と美月さんに平謝りすることとなった。美月さんは委員を解任した方がいいと言っていたが、私と智春君で美

          意味が分かるとシリーズ(閑話)_部活勧誘

          〜二千文字物語 隣の芝生は青く見える

          「Swapping System」 通称Sシステムと呼ばれているこのシステムは10年くらい前に普及した人体入れ替わりシステムだ。どこかの胡散臭い連中達が昔流行った「夢の中であの男の子と(女)と・・・入れ替わっとる(入れ替わってる!?)!?」で有名な映画にインスピレーションを受けて作り上げたシステムである。このシステムでは老若男女関係なくお互いの同意があれば体はそのままに意識だけを相手と入れ替えてしまうというとんでもメカだ。  システムが開発された当初は様々なメディアが取り上げ

          〜二千文字物語 隣の芝生は青く見える

          【易】意味が分かると驚く話_盗難事件

          ... ある日の放課後、海原学園1年B組の教室に重苦しい空気が流れる。 事の発端は20分前、再来月から始まる修学旅行の打ち合わせが終わり帰りの支度をしている途中で事件は起きた。 美月「ねえ、修学旅行で使うお金が無くなってるんだけど...」 美月さんの声にその場にいた全員が美月の方を見る。海原学園では毎年6月末に修学旅行が開催され、各クラス1人ずつ実行委員が選定される。今日はその第一回目の打ち合わせで男女合わせて6名が集まっていた。内容は顔合わせと今後の役割分担、予算の確認

          【易】意味が分かると驚く話_盗難事件

          伝説の木(短編)

          春香「はあー、雄大くんってかっこいいよね」 舞「確かに人気だよね。優しいしでも困ってる時に頼りになるし、あれはモテるよ」 私と春香は授業の休み時間中、クラスの人気者の田中 雄大くんを見ながらそんなことを話していた。 春香「やっぱりもう彼女とかいるのかな?」 舞「さあ?気になるなら本人に聞いてみれば?彼女いますか?いないなら私と付き合いませんか?って」 それを聞いて春香は机に伏せてしまった。 春香「そんなことできるわけないでしょ!しかも最後告白じゃん」 舞「そうだよー。

          伝説の木(短編)

          【難】意味が分かると怖い話(迷惑な隣人{後編})

          登校日二日目が終わり、家に帰宅する。 学校では部活選びがあったのだが、思いがけない収穫に淳は少しの満足感があった。 淳「真藤 為か...」 淳は聴き慣れた名前を何度も口にしながら、ゆっくりと歩を進める。 彼は学生時代どんなことを考えて薬の密売なんてことに手を出したのか、彼の最目的はどこにあるのかを想像しながら...。 住んでいるアパートに着き淳は家に入ろうと鍵を取り出すと丁度見知った顔の警察に出会い、昨日遭遇したもう一つの事件を思い出す。 それは夜な夜なギターを鳴らして

          【難】意味が分かると怖い話(迷惑な隣人{後編})

          意味が分かるとシリーズ(閑話)_部活選び

          淳はひどく焦っていた。登校日二日目にして、自分にこんなピンチが訪れるとは夢にも思わなかったからだ。 「生徒の皆さんは必ず部活に入ってください」 部活紹介の前に放たれた校長からの一撃。内の高校は部活動はそこそこ有名だとは聞いていたが、受験前の調査では部活の強制はなかったはずだった。 しかし昨年に就任した校長の「健全な精神は、健全な肉体に宿る」とかいう、ねじ曲がった名言を元に、今年からは全生徒部活の入部が義務付けられたのだ。もしかしたら学校説明などで話はでてたのかもしれないが

          意味が分かるとシリーズ(閑話)_部活選び

          【易】意味が分かると怖い話(迷惑な隣人{前編})

          淳「ふー、ようやく終わった...」 入学式が終わりようやく下校時間となる。家につく頃にはもう日も沈み始めているだろう。高校の入学式の日は普通なら午前中には終わりそうなものだが、高校の詰め込まれたスケジュールとちょっとしたトラブルのせいで下校時間が延びてしまった。 トラブルと言えば一人暮らしを始めた淳を悩ませている問題がある。 それは隣人トラブルである。淳の部屋のお隣さんは30代前半の兄さんなのだが、プロのギターリストを目指しているとのことで、夜12時頃にアルバイトから帰ってく

          【易】意味が分かると怖い話(迷惑な隣人{前編})

          【中】意味が分かると笑える話(入学式)

          「カバンよし!学生証よし!制服よし!よし、じゃあいってきます!」 爽やかな朝に似合う元気な声が鳴り響く。 「智春、まだ朝5時よ...入学式が楽しみなのは分かるけど、そんな大きな声ださないの。」 彼の名は青野 智春(あおの ともはる)。今日から始まる高校生活に胸を踊らせている少年だ。 智春がこれから通う「海原学園(うなばらがくえん)」は県では有名な進学校で、中高一貫校でもある。 海原学園への高校からの編入はかなり難易度が高く、年に10名ほどしか通らない狭き門なのだが、智春はその

          【中】意味が分かると笑える話(入学式)

          【易】意味が分かると怖い話_初めての一人暮らし

          春の日が差し込む部屋の中、少年は一人呟く。 「ふう〜、ようやく準備完了か」 今年の4月から高校生になる 河野 淳(かわの じゅん)は今日から念願の一人暮らしを始める。先ほど荷解きが完了し、なんとかこれから生活できる部屋が仕上がったところだ。 幼いころに両親を亡くして、親戚の家で引き取られた淳にとって家庭というのは決して気が休まる場所ではなくむしろ窮屈な場所であった。育ての親と仲が悪かったというわけではないが、双方ともどこか遠慮しがちな雰囲気に馴染めず、義務教育が終わ

          【易】意味が分かると怖い話_初めての一人暮らし