新国立競技場に立つ
2022年5月19日から22日に開催される関東学生対校陸上選手権大会、通称「関東インカレ」は今年、新国立競技場で行われます。
私は大学院の部である男子3部になりますが、三段跳と走幅跳の 2種目出場を予定しています。
まさか、新国立競技場の舞台で行われるとは思ってもいませんでしたが、一度は立ってみたかった舞台としてその想いを書きたいと思います。
新国立競技場
東京オリンピックのために建設
2021年の東京オリンピックで使用された新国立競技場は2019年の11月30日に完成しています。
スタジアムには国産木材がふんだんに使われていて、スタジアム外周の木製の軒庇がとても迫力があるようです。
建物の構造は地上5階、地下2階で、競技フィールドは地下2階に設置されています。
トラックとしての特徴
フィールドの天然芝は地中温度制御システムを取り入れて整備、陸上トラックは反発力が高い合成ゴムで、いわゆる「高速トラック」を使用しているらしい。
何より一番気になるのは3層のスタンドです。
柱などが無く、観客とアスリートとの距離が近い印象を持ちます。
そこは競技者としてとても楽しみな部分です。
また、1層、2層目のスタンド上部には気流創出ファンがあり、風が弱い日や日差しの強い日にスタンドの温度を下げることができる仕様になっています。
競技場のグレードとしては日本トップクラスで間違いなく、競技する側だけでなく、観戦する側としても楽しめる環境であるといえるでしょう。
※以下から一部引用
一時は球技専用の競技場の案が出た
東京オリンピック後に課題となったのは、「この競技場をどう存続させるか」。
そのために陸上トラックを撤去して、観客席を6万8千席から8万席にすることで、大規模な大会を誘致やコンサートやイベントの開催で民営化を試みていました。
しかし、陸上競技関係者や陸上ファンから、「新国立競技場は陸上競技の聖地として存続するべきだ」という声がたくさん寄せられたことで、陸上トラックの存続が決まった背景があったとか。
正式には撤去する費用が高いことやサッカーの試合はかなり限定的なものであるというような合理的な理由から陸上競技場としての存続が決まってはいます。
なにより、そのような背景から、関東インカレが新国立競技場で開催されることにつながっているのでしょう。
※以下から一部引用
新国立競技場に立てる
関東インカレが新国立競技場で開催されることは本当に予想外でした。
私は大学3年から関東インカレの参加標準記録を突破しており、昨年は新型コロナウイルスの影響で出場を断念しましたが、今年を含めれば3年連続エントリーしていることになります。
そのため、そこまで大舞台だとは思うことなく、私にとっては結果をしっかり残したいと思うような大会でした。
しかし、オリンピックが開催されたところで試合ができるとわかれば、競技者としてその場に立てるという喜びの感情が自然とわきました。
憧れ
私は子供のころから、どんな職業よりもスポーツ選手というものに憧れを抱いていました。
野球をしていたころはプロ野球選手に、中長距離選手だったころは箱根駅伝選手に、跳躍選手である今はやはりオリンピックに出るような選手にあこがれるわけです。
自分はそんな舞台には立てない。
もちろんそう思ってしまうのが本音ですが、同じ場所で試合ができるというだけでも、何か自分自身にとって価値が残るのではないかと思いました。
立つことで得られるもの
正直、新国立競技場で試合をしたところで何か特別なものが得られるとは思いませんし、思ってしまってはダメな気がします。
でも「一度その舞台に立ってみたかった」と思っている以上、今まで感じ取れなかったことに気づけるのかなと期待はしています。
どんな景色か、どんな雰囲気か、どんな感覚か。
楽しみながら、感じ取っていきたいと思います。
また、私だけではなくいろんな人にこの経験は伝えていきたいと思っています。
大学院生としてわざわざ陸上競技をやっている身です。
後世へ伝承していく役目も忘れません。
最後に
ちょっとお題に沿った記事ではないのかもしれません。
普通は観光地とか思い出の故郷の場所とかを載せるべきなのでしょうが、私にとっての「一度は行きたい"憧れ"の場所」は新国立競技場でした。
あと1ヶ月ちょっと、盤石な準備をして臨みたいと思います。
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