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人の振り見て

買い物に行くため電車に乗ったら、車内でお化粧をしている女性がいた。
前に1度だけ見たことがあるが、何回見ても車内でお化粧してる姿を見るのは正直引く。

その女性は、次の駅で降りて行ったが40代後半だろうスーツ姿のサラリーマンが、

「電車の中で化粧って、化粧は身だしなみだろ?身だしなみってのは、家を出る前に整えるものじゃねーか。
俺らで言うと髪をとかして髭剃って歯を磨く感じか?それを他人に見られる電車でやるって、どういう神経してんだろうな?」

そのサラリーマンは、さっきの女性の行動を明らかに侮蔑していた。

前半は同意できる。
が、後半は人様の悪口を大声で言ってる時点で“ どういう神経 ”という点では、その人もお互い様な気がした。
て、いうか電車で足を組んで座ってる人が人様のことをあーだこーだ言える義理も道義も権利もあるんだろうか。

おじさんは部下と思われる年下の人にまあまあデカい声で話し続けていた。

そのタイミングでスマホの着信音が鳴り誰かと思ったら、そのサラリーマン。
ポケットから電話を取り出して迷いなく電話に出ると、

「はい。あ、お世話になっております。今ですか?はい、大丈夫ですよ。お見積もりの件ですよね」

はい?
さっきまで車内でお化粧をするという女性のマナーの悪さを喚いていたのに車内で通話。
このおじさんの電車内のマナーに関する概念はどうなっているのか。

部下っぽい男性も電話してる姿を見て、“ バカじゃねーの。こいつ ”と言いだしそうな、うんざりした表情をしていた。
いつも自分は正しくて、どんなことも自分は例外って、感じなんだろうか。

おじさんに限らず、自分では正しいことを言って正しいことをしてるつもりでも、盲点みたいなものは確かにある。
知らないうちにマナー違反をしていたとか。
でも、電車内で迷いもなく、電話に出ることがマナーや常識の盲点だとすれば救いようがない。

ここでこうして、人様の行動を書いている僕も偉そうなことは言えないんだろうけど。

人の振り見て我が振り直せ
あのサラリーマンにはこの言葉を。

あのサラリーマンを見た自分には、あの人を反面教師に。
マナーに関して100点満点は無理かもしれないけど、少なくとも恥知らずな人間にはならないよう注意していきたい。

ジュースが飲みたいです('ω')ノ