こどもの親になった覚えはあるが、旦那の母親になった覚えはない

暑いのは苦手だが、夏の空は大好きだ。

今日の空の写真ではない。
今日は新月だから新しいことをはじめてみた。
スタート！

日付はかわってしまったけれど、新月になってから24時間たってないから いいことにしよう。

珊瑚、ではなく産後のはなし

記憶力が極端に落ち、テレビを見ながら乳飲み子の世話をしていると

自分が歯磨きをしたのか、それとも歯磨きをしようと思っただけで・・・ まだやっていないのかさえもわからない。

そして一応と歯磨きをする。たぶん、何度も歯磨きをしていたんだと思う。

自分ひとりでは寝ることもできない こどもの物が大量に増えた。

母子手帳、医療証、保険証、診察券、予防接種予診表…

書類が多すぎる。。。

自分の物じゃない物が多すぎる。

予防接種予診表の冊子の中には、軽く「５年後くらい使います」というような物まで含まれていたから めまいがした。 

ついさっき、歯磨きしたかどうかさえ覚えていられない自分に
５年後の予診表が役所から送りつけられてきたことは 精神的に重過ぎた。

 産後が、こんなに大変だなんて誰も教えてくれなかったじゃないか。

「出産はゴールじゃなくて、スタートだから」

という誰かの名言を耳にしたのは、だいぶ後になってからだった。

たくさんのこどもの物を まとめておくために
飲み子を抱えて歩いて百均に行き、手頃なチャック付きの透明袋を購入した。

昭和スタイルのおんぶをしている人は見かけないので、気取って前だっこをして。

出産で広がり がたがたに なっている 体の要である骨盤は、さらに がたがたに広がったことだろう。残念で仕方がない。O脚まっしぐらじゃないか 涙

骨盤ベルトの効果を期待するしかない

独身時代に乗っていた小回りがきく軽の愛車は、なぜが旦那が毎日仕事に乗っていった。

旦那はジャイアンなのか？

「俺の物は俺の物。お前の物も俺の物」

産後の傷だらけの身体を労うどころか、自分が選んだ配偶者は愛車を奪う敵だったのか…？

数日後の休日、骨盤をぐらぐらさせながら購入した透明のチャック付き袋に  へらへら笑った旦那が自分の診察券を入れていた！！！

なぜだ！！！？？？怒  家族だから？？？？？？？？？

24時間、か弱い小さき赤子の命をたった一人で預かり、初めての育児でおろおろボロボロになっている自分が、必死に こどもの書類をまとめたのに

なぜ、大人ひとり分の物までをも 自分が面倒見なければならないのか！？

全く理解できない。愛車を奪われたことは静観していたが、さすがにこれは反撃した。

こちらはもう、いっぱいいっぱいだ。

さっきまで へらへら笑っていた旦那は、静かに自分の診察券を取り出していた。

それでいい。それで、いいのだ。

時代の流れを感じたワード。

 ●オムツ（おしめってもう言わないんだね。オムツでもじめじめ湿るのにね）

 ●ベビーカー（乳母車ってもう言わないんだね。乳母がいないし、乳母だけが押すものではなく、主語がかわったんだ。「赤子が」乗る車に。   赤子じゃなくて、ベビー？Baby?）