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コロナ下で所得基準が上がるからくり①
必須技能ワークビザ(Essential Skill =ES= work visa)と永住権技能移民部門(Skilled Migrant Category =SMC= resident visa)の審査に使われる所得基準(Remuneration threshold)について、移民局は、2021年7月19日から、現行の時給25.50ドルから同27.00ドルに引き上げると発表しました。
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ビザ申請代行の「確率」をお知らせしないわけ
ビザ申請の初回ご相談で「私がビザを申請したら、承認される確率はどのくらいありますか」という質問をよく受けます。筆者は「私たちは確率に基づいて仕事をしているわけではないので、確率は出せません」といった説明でご納得いただいているのですが、この場を借りて、筆者が確率をお伝えしない理由をご説明します。
確率には、計算に基づいて算出する「客観確率」と、数字的な根拠はないが、だいたいこのくらいだと思う、とい
ワークビザ申請時期を考える手がかりとなる8つの質問(2021年6月)②
前回に引き続き、ワークビザの申請時期を考えるうえでのポイントを挙げてみます。
6. 永住権を申請しているか、または申請する予定か
将来的に永住権技能移民部門(Skilled Migrant Category =SMC= resident visa)等の永住権申請を考えている方の場合、永住権申請からの審査期間が執筆日(2021年6月8日)現在で21か月から25か月かかるとされています。(審査期間は
ワークビザ申請時期を考える手がかりとなる8つの質問(2021年6月)①
移民局が認定雇用主ワークビザ(Accredited Employer =AE= work visa)の開始日を2021年11月1日と発表したこともあり、最近、ワークビザ申請に関するお問い合わせを多数いただいています。2021年7月以降に所得基準(Remuneration Threshold)の変更も予告されており、「いつ申請するのがベストなのか」と悩まれている方も多いようです。そこで、ワークビザ申
もっとみる永住権申請を返却する可能性が低いわけ②
前回は、すでに移民局が受理した永住権申請を返却することには技術的(法的)なハードルがあることをお話ししましたが、今回は「滞留している申請数は、そうした特別な措置が必要なレベルなのか」という点について考えてみます。
そもそも、移民局は永住権技能移民部門(Skilled Migrant Category =SMC= resident visa)をどのように審査しているのでしょうか。2021年3月14
永住権申請を返却する可能性が低いわけ①
先週金曜日(2021年5月14日)以降、「移民局に申請した永住権技能移民部門(Skilled Migrant Category =SMC= resident visa)が返却され、手数料の一部も返金される」という情報が流れ、びっくりされた方もいらっしゃると思います。当方にも情報確認のお問い合わせをいただきましたが、当方としては、そうした措置がとられる可能性はかなり低いと考えています。
この情報が
2021年5月17日の記者会見
2021年5月17日夜、政府が「移民政策の変更」に関して記者会見しました。新型コロナウイルス流行の影響で1年以上新規申請の審査が止まっている永住権技能移民部門(SMC resident visa)に関する進展や変更があるのではないか、との見方が広がっていましたが、結論から言うと、SMC resident visa以外にも具体的内容がほとんどないものでした。
ことの発端は、Jacinda Arde
ワークビザが大きく変わります
移民局は2019年から、新しいビザを新設すると予告していました。新型コロナウイルスの流行などで作業が遅れていましたが、ようやく詳細情報が出てきました。
新カテゴリーは11月1日から新しいビザは認定雇用主ワークビザ(Accredited Employer work visa)となり、2021年11月1日からスタートすることが発表されました。
これに伴い、下記のカテゴリーはその前日、2021年10