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宗教や信仰についての雑記 #139

◯内なる怒り

私事ですが先日腹の立つことがありました。
なかなかその怒りがおさまりません。
この場で「願いを担う」などと書いておきながら情けない話なのですが、何故こんなに怒りが収まらないのか考えてみました。

私は子供の頃イジメに遭ったことがあり、どうやらその経験から「自分は不当な扱いを受けている」という思いが刷り込まれてしまった可能性があるようです。

でも世の中には、私の経験など芥子粒くらいにしか思えなくなるほどの大変な思いをした人、不慮の事故や事件、予想外の災害などに巻き込まれてしまった人が、数え切れないほどいます。
心の中に燃え盛るやり場のない怒りと、日々戦っている人は星の数ほどいるのでしょう。

そんな己の内に巣くうどす黒い怒りと戦っている人こそ、本当の戦士であり、真の英雄なのではないか、そんなふうにも思えてきます。
これは少々大げさな表現だったかもしれませんが、大変な目にあっていながらも自分を律している人を見ると、本当にすごいな、と感じてしまいます。

一体何がそのような人を支えているのでしょう。
その人にとって自分自身よりも大切なものがあって、その大切なものへの想いが、内なる怒りへの戦いを支えているのかもしれません。
そのような強い想いの向こう側に、何が目に見えないものの働きがあるような気がします。

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