チェックシートに意味があるのか教えてほしい

 静岡県教育委員会が作った不適切言動チェックシート。
懲戒処分を減らすというのが狙いらしいが、やっぱりウエはなぜ懲戒が起こるかがわかっていない。そもそも公的な機関が行う懲戒が市民に受け入れられているということがない。一般市民から言えば、本来犯罪行為であることが懲戒されていないことがあるのだから懲戒に意味があるのか疑念を抱くのが当然というのものだろう。
 懲戒が信用されていない。というのは実際には働く側の人間からは言わずもがなのことである。教育委員会がある日突然これまでのルールをひっくり返して自分たちの都合で処罰を加えるというのはあまりにも有名な話である。
 まだ刑法に基づいて冤罪を生み出される方がマシなくらい酷い代物であることは教育委員会からの懲戒を受けたことのある人間による暴露で明らかになっている。
 これで教員になりましょうというのは、無理筋というのを通り越している。教員はやめときましょうよとしかならない。一生懸命働いていてもある日処罰されてただでさえ少ない給料が減らされるのである。理由を聞いても彼ら彼女らの答えは決まっている。「役所のルールに則っている」「問題があれば対応する」の2つである。
 だから私は学校に子どもを預けたくないのである。先生が悪いのではない。教育委員会制度に預けたくないのである。どんな優秀で気概のある人間であっても教育委員会に入れば途端にわけのわからない2つのマジックタームを吐き始めるのである。鎌倉市の教育長が好例である。
 泥棒が縄をなうとはこのことである。問題があれば・・・というのは問題がないことにしてしまうという意思表示である。役所のルールというのは自分で決めたルールであり、自分で改変するルールである。 

 こんなことも理解していない人間が作ったチェックシートに何の意味があるのだろう。
 そもそも静岡で不祥事が多いのかどうかも科学的にはアヤシイ。それどころかそれが不祥事であったのかどうかも、不祥事が見逃されていなかったのかもあやふやである。
 チェック機能も定義機能も働かないことがこのガイドラインを見れば一目瞭然だからである。こんなもんが役立つわけない。
 アリバイづくりの仕事である。

 そして丸刈り強要中学校の対応などでも教育委員会は何年も時間をかけて平然としている。きちんと調査したみたいなことを言っているがしゃべっていることに中身がない。
 なぜなら教育委員会にいる老害どもは仕事をする気がないからである。ただ座っているだけで偉そうに振る舞えればそれだけで気分がいいからである。

 もうメチャクチャである。そしてこのチェックシートは働いていない人間が働きすぎて死にそうな教員に対して自分でチェックしろとのたまう代物である。教育委員会にも真面目に仕事している人間もいるみたいなことを言う人もいるが、この組織に片足でも踏み込んで仕事していない人間を1ミリでも承認している時点で同罪である。目の前に存在していることを許している時点で承認していることになる。

 教育委員会と学校管理職は今すぐにでも廃止すべきだ。なくても明日の教育は続く。それは間違いない。教育はクラスルームの中だけで行われているからだ。

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