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就活でも受験でも面接で大切なこと①

こんばんは、たねつぐです。
最近、大学の推薦入試がぼちぼち始まっていて、受験指導で面接の練習をすることがあります。
なので今日は、面接で大切なことについてお話しようと思います。
面接が苦手な人、就活でなかなか内定が取れない人にとってはいい情報になるかもしれませんね。

この内容は大学受験だけでなく、就職活動や営業などでも幅広く活かせることです。
何回かに分けてお話しますので、受験生や就活生、ビジネスマンの方々にも読んでほしいなと思います。

面接は「お話」をするところ

かつて僕が就活で面接を受けていたときも、教員採用試験で面接を受けたときも、今、受験生が面接練習をしているときも、決まって現れるのが、

質問に対する答えを丸々覚えて再生しようとする人

です。
確かに、面接でされる質問に対して、ある程度の準備は必要です。
ですが、面接官からしたら、丸暗記の答えの再生なんてつまらないと思います。
志望動機について質問したら、

「はい。私が貴学(御社)を志望した理由は3つあります。1つ目は…」

長いんですよね。この話が。入りたいなって思ったきっかけ教えてよ。と聞いたら、何か昔話とか学校で頑張ってきたこととか、大変だったこととか、事細かに説明しだすんですよ。
しかも、入学後(入社後)にどんなこと頑張りたいかなんて、聞いてもないことまでもペラペラと話すんですよ。

これって、日常会話でいうと、
「今日朝ごはん何食べた?」

「はい。私が今日食べた朝ごはんは、パンとスープとヨーグルトです。私は小学生の頃から朝はパン派です。なぜなら、お母さんが………、…………。また、ヨーグルトはプレーンにはちみつを入れて食べます。これは、………。私が大人になって子どもが生まれたら、朝ごはんは必ずパン食にしたいと思っています。以上です。」

みたいな感じです。
なんだか、すっごい不自然な感じしませんか?

質問の答えは全部を言わなくてもいい

「今日朝ごはん何食べた?」
「パンとスープとヨーグルトだよ。」
「へぇ~そうなんだ。パンは何か塗るの?」
「いちごジャム塗るよ。お母さんの手作りなんだよ。」
「えーすごい!手作りジャムとかおいしそう!」
「めっちゃおいしいよ!小学校の頃から作ってくれるようになってね、
 少し特別な砂糖を使ってるんだってさ!それからほぼ毎日パンに手作り
 ジャムをつけて食べてるよ!」

多分、会話ってこんな感じでやり取りを繰り返して盛り上がっていったり、興味を引いて詳しくきいたりしているんだと思います。

面接で、一個の質問に対して、全部の情報を込めて話す必要はないんです。
魅力的な話なら、ちょこっと答えたら相手が気になって追加質問をしてくれるからです。

全部言わなきゃ、聞かれなかったときにアピール不足になってしまう!!
と考える人もいると思います。その気持ちはとてもよく分かります。
ですがそう考える人は、追加質問されないような魅力のない答え方をしている人がほとんどのように感じます。

追加質問をさせる答え方を考える。
そして、自然に会話をしているときのように面接の質問と答え方を構成していく。
これだけでも面接官にとってもストレスが少ない面接になると思います。
だいたい受験でも就活でも、面接が上手な人は、

「雑談してたら何か受かってた」

なんて言ってる人もいます。
僕もそのタイプでした。雑談してたら面接は終わりと言われ、帰りの新幹線の中で内定の電話をいただいたこともありました。

まずは短いやり取りを数多くする

追加質問をさせる答え方をして、雑談のように面接を展開させていくために、まずは答えを必要最低限にして、短いやり取りをたくさん繰り返していくようにしていきます。

ポイントは2つです。
①聞かれたことにだけ最低限答える。
②思わず聞きたくなるような、フレーズを答えの中にいれる。

例えば、先ほどの朝ごはんが面接の質問だったとしたら…、
「あなたは今日朝ごはんを食べましたか?もし食べたとしたら、何を食べたか教えてください。」

「はい。私は今日パンに母の特製手作りジャムをつけて食べました。以上です。」

といった感じです。そうしたら面接官からしたら、「特製手作りジャム」が少し気になりますよね。「どんなジャムですか?」と聞かせるために気になるフレーズを入れておきます。
そうしたら、母が特別な砂糖を使って作っている…というエピソードを詳しく説明すればいいのです。

短いやり取りだからこそ面接官もお話を聞いてくれますし、追加質問してくるところも予想しやすくなりますよね。
何より、覚えることも少ないので、丸暗記の再生にはなりにくくなります。

もし「特製手作りジャム」に食いつかなかったら?
そのときは別の質問に対する答えのときにまた気になりそうなフレーズを入れて短く答えるだけです。
興味のない話を延々と続けるよりも、相手に刺さるところでアピールする方が印象がいいと思います。
食いつかなかったからといって、焦る必要も落ち込む必要もないと思います。

そろそろ長くなってきたので今日はこのへんで。
今回は、
①面接では全ての情報を網羅しなくても大丈夫
②自然な会話になるように、短いやり取りを繰り返す
③追加質問をさせるために、気になりそうなフレーズを入れる

ということについてお話しました。
次回は、面接官にしてもらうこと3つについてお話しようと思います。

ではまた!

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