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此岸のラボラトリー

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絵本の中のファンタジーな世界をイメージした楽曲集です。 イメージが伝わりやすいようにそれぞれの曲には物語風のフレーバーテキストが付いています。他のマガジンと世界観を共有しています…
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#Instrumental

11,彼岸のイニティウム

何かに、迷った。

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シリーズもの11曲目です。
エンディング風のつもりです。
『研究者とメランコリー』のアレンジになります。
テンポ遅めに感情の抑揚も少なく淡々とした始まりから、急に『研究者とメランコリー』のメロディが入ってくる所がお気に入りです。
元々はシリーズ全曲のお気に入りメロディ全て詰め込んだエンディング風の曲を考えていたのですが、収拾がつかなくなったのでやめました。
以下この曲の物語。
「拾ったボロボロの本

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09,ストゥディウムの怪物

何かに、迷った。

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シリーズもの9曲目です。
ちょっと戦闘曲っぽい和風(?)の曲になりました。シンプルに半音ずつ下がるイントロはこんなテンポの遅い曲でも緊張感を出してくれている気がします。テーマは愛着に囚われた怪物です。可愛らしくドロドロとした曲を目指したつもりですが…難しいですね、人生経験不足かも。
以下この曲の物語。
「08-01
何故こんな状況で私はこのノートを開いているんだろう。そして、なぜ私は書くことをやめ

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08,此岸のラボラトリー

何かに、迷った。

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シリーズもの8曲目です。
此岸とは、仏教用語で彼岸の対義語に当たる言葉だそうです。様々な修行の果てにたどり着く悟りの境地である彼岸に対して、迷いや悩みに満ちた私たちの住むこの世界は此岸。そんな此岸のイメージをちょっと機械的な雰囲気で纏めてみました。確かに現世は迷いや悩みに満ちて、たまに生きること自体辛く感じる瞬間もありますが、一つ一つの迷いや悩みを紐解くように解決していけば、いつかは彼岸にたどり着

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シリーズもの4曲目です。
今までとはガラッと雰囲気を変えて(自分が思う)ダンジョン風です。
電子音っぽい音をメインにして書き上げました。地底に広がるランダム生成のダンジョンをイメージして書いています。
以下この曲の物語。
「03-14
探索部隊が帰ってきた。
今回は私の研究の要となる彼らに欠員が出る事がなくて本当に良かった。
報告によると巨大な地底湖を発見したらしい。そこにはこれまで発見されてきた

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シリーズもの3曲目です。
最初のベースを船の汽笛っぽくしたくて謎に頑張った曲でしたが、テンポと拍子の所為で最終的にはそんなことどうでもよくなりました。イメージしたのは相変わらず海。海の上で揺蕩いながらも、これからの行先への不安が拭えない…そんな感じ。
以下この曲の物語。
「01-03
裁定機が出した結論の詳細が今日正式な書類として配られた。あの時は先延ばしにしていた結論がようやく出たと安心と喜びを

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