マガジンのカバー画像

此岸のラボラトリー

11
絵本の中のファンタジーな世界をイメージした楽曲集です。 イメージが伝わりやすいようにそれぞれの曲には物語風のフレーバーテキストが付いています。他のマガジンと世界観を共有しています…
運営しているクリエイター

2024年3月の記事一覧

00:00 | 00:00

シリーズもの4曲目です。
今までとはガラッと雰囲気を変えて(自分が思う)ダンジョン風です。
電子音っぽい音をメインにして書き上げました。地底に広がるランダム生成のダンジョンをイメージして書いています。
以下この曲の物語。
「03-14
探索部隊が帰ってきた。
今回は私の研究の要となる彼らに欠員が出る事がなくて本当に良かった。
報告によると巨大な地底湖を発見したらしい。そこにはこれまで発見されてきた

もっとみる
00:00 | 00:00

シリーズもの3曲目です。
最初のベースを船の汽笛っぽくしたくて謎に頑張った曲でしたが、テンポと拍子の所為で最終的にはそんなことどうでもよくなりました。イメージしたのは相変わらず海。海の上で揺蕩いながらも、これからの行先への不安が拭えない…そんな感じ。
以下この曲の物語。
「01-03
裁定機が出した結論の詳細が今日正式な書類として配られた。あの時は先延ばしにしていた結論がようやく出たと安心と喜びを

もっとみる

02,探求するサブマリン

何かに、迷った。

00:00 | 00:00

シリーズもの2曲目です。
水底に沈んでいくイメージで書きました。水底とか海底っていうテーマが大好き過ぎて、気が付くと水っぽい雰囲気の曲を書いている今日この頃。抑えられない知的好奇心と共に沈んでいく、そんなイメージの曲です。
以下この曲の物語。
「01-02
今日の会議でやっと私たちの方向性が決まった。私たちに与えられた課題はあまりに漠然としていてどのように調査と研究を進めればよいのか決めかねていた

もっとみる

01,研究者とメランコリー

何かに、迷った。

00:00 | 00:00

シリーズもの1曲目です。
新しい作曲環境になり、テスト的に書いた曲です。エフェクトは抑え気味で乾いた音で纏めました。パートも少なめ、シンプルオブベストな曲です。
以下この曲の物語。
「00-01
最初に、この冊子は実験記録でない事を記す。
実験や研究は結果として出た値を優先して残すべきであり、根拠のない不確かな予測や憶測は最小限で有る必要があると私は考えている。しかし私たちの研究対象は精神的で抽象

もっとみる