頼る人がいない時に役立つ、自分で自分を癒す方法
自分のホンネが分からない・何でこんなに小さなことで悩んだりくじけたりするのか分からないという状態になった時、どうしていますか？
一番、手軽なのは友人や家族など身近な人に相談することかと思います。
でも、そういう時って、
結局は友人や家族などの主観がふんだんに入った経験則でのアドバイスが返ってくる。
だから、「話さなきゃよかった」「相談するだけ無駄だった」「自分が変なんだ」というところに着地してしまった経験があるんじゃないでしょうか？
精神疾患にかかっているのであれば、かかりつけの病院やクリニックも、相談先の候補としてあがるかな？
でも、そこでは診療時間が短く、ゆっくり悩みや困りごとを話したり、分析してもらえる時間はない傾向がある。
こちらが話すだけはなして、お薬を処方されて、終了。
物足りなさと、「お薬のむしかないか」「自分でどうにかするしかないよね」という、しょんぼり状態で帰宅…何てこともしばしば。
しっかり、話を聞いてもらうなら、やはりカウンセリングだ！
と閃いたところで、今度は予約が数か月先。
私は、それを聞いただけで、意気消沈しました。
ようやくココだと思うカウンセリングルーム付きのクリニックを選んだのに…と断念。
初回が数か月先なら、２回目だって相当時間が空いてしまうはず。
それなら焼け石に水だと思ったからです。
どうしたらいいものか…。
とにかく、息苦しく、どんよりしているのに、心当たりがない。
そうやって、どうすることもできず長々と苦しんでいました。
そんな時に出会った方法をやってみることで、自分で潜在意識のドアを開けることができました。
ドアが開くと、涙が自然とこぼれていきます。
「あぁ…この気持ちを封じ込めていたのか」
「そうだ…本当は、あの一言が欲しかっただけなんだ」
「うぅ…誰か、助けてって言いたかったんだ」
そうやって、ガッチガチに凍り付いていたはずの自分のココロが、じんわりと溶けていくんです。
潜在意識に触れてココロが溶けていくと、
自然と体が軽くなり、心の何とも言えないズドンとした重さを手放すことができた。
その方法は、『歌詞に耳を傾ける』だけ。
やり方には、少々ポイントがありますので、ご紹介しますね。
一つ目のポイントは、曲選び。
選曲に関しては、ふっと浮かんできた曲を聴くのが一番効果的です。
でも、浮かばないことも多いので、その時は、何となくのあたりを付けたワードで検索します。
例えば、
『悲しい時 音楽』
『諦めそう 歌詞』
『死にたいと思った時に聞く曲』といった感じです。
二つ目のポイントは体をできるだけリラックスさせることです。
①電気を消した暗い部屋で、仰向けに寝る
②深呼吸を数回する
③体全体を床に軽く押し当てながら、大の字でゆらゆらと動かす
力を抜いて、呼吸が深くなった状態の時の方が、より潜在意識があがってきやすくなるんです。
三つ目のポイントは、歌詞にしっかり耳を傾ける。
結構、これが重要ポイントですね。
①歌詞をもとに、そのシチュエーションを想像する。
②カラダやココロの動きを感じる。
(鼻の奥がツンとする・胸がギュッと締め付けられる・悲しい・寂しい等)
③②で反応があった時は、そこで音楽を止めたり、巻き戻したりする。
その時に、自分に語り掛けるんです。
・どうしたの？
・本当は何を望んでた？
・この歌詞と何が重なったの？
この３つで、十分。
反応があったうえで、この問いかけをすると、自然と答えが浮き上がります。
するとね、さっきまでモヤモヤ、ズドンと重くのしかかっていたものが、溶けていく。流れていく。
そうやって、１曲ゆっくり聞いていく。
聞き終わるころには、疲れていることもあります。
その時は、ココロの中にある元気のない小さな植物に、水を優しくかけてあげるイメージをしてください。
そして、一言、声に出す。
「大丈夫。ありのまんまでいいんだよ」
これで、この方法は終了となります。
終わってみるとココロが溶けてほぐれた感じがするときもあれば、どっと疲れている時もあります。
でも、その疲れは、どこかすがすがしさを感じるはず。
まるで、
しんどかったけど、ゴールまで走り終えた時のような感覚。
ほんと、自分と向き合うって、体力・精神力使うんですよ。
これをやってみてくれた、あなたへ伝えたいことがあります。
「よく頑張ったね。ゆっくり休むんだよ」
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