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記事を分析してみたら。

みどりさんの書いておられる「記事の分析」をやってみた。

「スキ数」÷「ビュー数」=「スキ率」で計算するやり方だ。

あるいは、「ビュー数」÷「スキ数」=「何人に一人がスキを押してくれたか」を計算しても良いとのこと。
わたしは、後者で計算した。

それをもとに、記事を4つの領域に分類する。
4つの領域は、以下のとおり。

(1)ビュー数もスキ率も高い
「知名度をあげてくれる記事」

(2)ビュー数は高いけど、スキ率は低い
「テコ入れが必要な記事」

(3)ビュー数は低いし、スキ率も低い
「求められていない記事」

(4)ビュー数は低いけど、スキ率は高い
「自分らしさが出る記事」

くわしくは、みどりさんの分かりやすい記事を。


「ビュー数」と「スキ率」が高い記事は「知名度をあげてくれる記事」。
「ビュー数」は少なくても「スキ率」が高い記事は「自分らしさが出る記事」。

それらふたつが「求められている記事」だという。


わたしも、分類方法を参考に、自分のダッシュボードをみてみることにした。


・そもそも、ひさしぶりのダッシュボード。

今回、この分析をやるにあたって、数か月ぶりにダッシュボードを開いた。

「note」を始めたころは、アクセス数が気になったり、コメントを見逃していないか確かめたりしたくて、よくのぞいた。
でも、数字にふりまわされるのがイヤで、それからは一切見ないことにした。

ひさしぶりに見て、おどろいた。
こんなにたくさんのかたが、読みにきてくださっていたなんて!


「note」を始めたころ、こんなスクショを投稿している方を見るたびに、「なんや、自慢かいな」と卑屈な感想を抱いていたが。

今ならわかる。
きっとその人たちは、純粋に感動し、感謝を伝えたかったんだろう。

いま、わたしもそんな気持ちである。
読んでくださって、ほんとうにありがとうございます。


さてさて。
みどりさんのやり方で「スキ率」を計算しようと眺めてみると。

ふむ、たしかに。
おなじ「ビュー数」でも、「スキ数」に差がある記事はけっこうある。
それは、「ビュー数」が大きくても小さくても変わらない。

ひとめで「スキ率」を出すのは難しかったので、計算機とノートを用意し、ひとつずつ確かめていくことにした。


・ざっくり計算とざっくり分類。


すべての「スキ率」を計算してやろうとおもっていたが、早々にくじけた。

多い、多すぎる。
みどりさんは、「note」をはじめて3か月分の記事でやってみよう、と書いておられたが、「note」歴8ヶ月のわたしの記事は、243個。

うーん、挫折。

それでも、なんとかざっくり計算で最後まで見ていってみると、だいたいの記事が10%前後の「スキ率」であることが分かった。

中には、3人にひとりが「スキ」を押してくださる計算になるような記事もあって、「おえ!?」と声が出た。


次は、分類である。
ここから、わたしの作業が難航しはじめた。

計算をもとに、記事たちを4つの領域に分類していかなければならないのだが、どれに入るのかよく分からなくて、何度も手が止まってしまった。

4つの領域を再確認すると、こんな感じ。

(1)ビュー数もスキ率も高い
「知名度をあげてくれる記事」

(2)ビュー数は高いけど、スキ率は低い
「テコ入れが必要な記事」

(3)ビュー数は低いし、スキ率も低い
「求められていない記事」

(4)ビュー数は低いけど、スキ率は高い
「自分らしさが出る記事」

くわしくは、みどりさんの記事を(略)


とりあえず、基準をつくることにした。
『毎日投稿をやめてみた』という記事は、「スキ率」は0.19%。
1721÷336=5.12なので、5人にひとりが「スキ」を押してくださったことになる。


よし、これを基準にしよう!
じゃあこれに近い数字の記事は全部(1)だ!

そう思って分類していくと、とんでもないことになった。

汚いメモ。あふれる(1)のゾーン。


え?ん?
ほとんど(1)になる?
__いやいや、そんなわけない。

ふと、「ビュー数」の平均が気になった。
そういえば、何をもって「ビュー数」を多いとするんだろう。
ちゃんと決めていなかった。

「ビュー数」の平均を計算してみたところ、「注目記事」に選ばれたものを除くと、平均ビュー数は「284件」となった。


この基準をもとに、ビュー数が300件ほどの記事は「ビュー数が多い」とみなさないことにした。
さらに、基準とした『毎日投稿をやめてみた』が5.12だったので、それより数値の少ない記事のみを(1)に選ぶことに決めた。

そんな試行錯誤を経て、選ばれたのは、以下の7つだ。

・『毎日投稿をやめてみた』5.1

・『家事が嫌いなんじゃなくて、やるしかない立場が苦痛なのかも』5.2

・『「note書いてる」って言ってみたけど、特に何も変わらなかった』5.1

・『「誰に向けて書くか」決まってなくても大丈夫』4.3

・『いや結局、書くんかい』4.9

・『ひとつずつ、noteという宝箱に詰め込んで』3.8

・『真面目って、いいね』4.7


へえー、これがわたしの「知名度を高くしてくれた記事」なのか。
たしかに、感覚でいうと「なぜか、ヒットした」という気持ちになれた記事、だったような気がする。

これに加えて、注目記事に選んでいただいた記事がふたつある。

・『「いつも同じお弁当なんだもん」って言うから

・『母になった日、誰よりも頼もしい味方がいると気づいた。

このふたつこそ、わたしの「知名度」にものすごい影響を与えてくれた記事だろう。

あらためて、これらの記事をきっかけに、わたしをフォローしてくださった方や、他の記事にまで目を通してくださった方に、感謝の気持ちをお伝えしたい。

わたしと、わたしの記事と出会ってくださって、ありがとうございます。


それともうひとつ。

みどりさんは、(4)の「ビュー数」は少ないけど、「スキ率」が高い記事も大切だと述べておられた。

これらは、自分の強みであり、「自分らしさ」が出る記事だそうだ。
みどりさんはこれを、「マニアを唸らせる記事」と書いておられた。

これまた、線引きが難しい。
書いた時期のせいで「ビュー数」が少ないのか、単に読まれていないからなのか、判断しづらい。

それでも明らかに、「ビュー数」が少ないのに「スキ率」が高い記事がいくつか見つかった。
書いたときや、投稿したときの感覚を思い出しながら選んだところ、以下の4つとなった。

・『ささやかで、当たり前で、しあわせな日の午後3時。』5.1

・『ほどほどに好きなものでも、堂々と好きって言っていいかな』4.3

・『こだわるよりも、のほほんと、ほどほどに。』4.8

・『子どもと料理をするときに心がけていること』3.8

これらがおそらく、「わたしらしさ」のある記事だ。
なんとなく、どれも優しい気持ちのときに書いた記事だった気がする。
やわらかめのタイトルが多いような。

うーん。
なんだか、こそばゆい。

もしこれが、わたしらしい記事なんだとしたら。
へえ。ふーん、なかなか。

なぜか、ちょっぴり誇らしい気持ちになった。
自分を客観的に見つめ、それにより自分の良さを発見したという喜び。

その余韻に、しばし浸った。



・分析してみて、気づいたこと。


ほんとうは、(2)の「テコ入れが必要な記事」や、(3)の「あまり求められていない記事」も、くわしく分析したかったが、エネルギー切れ。それでも、およその記事は判別がついた。

特に、「あまり求められていない記事」はわたしにも心当たりがある。
「これからは、そういう記事は書きません」と言いたいが、そんなこともない。
これからもわたしはきっと、「求められていない記事」を書くだろう。

それが書きたかったら、書く。
だって、わたしはわたしのために、書いているのだから。


とはいえ、今回の分析をしたことで、わたしは「読んでくださる方がいる」ということをとても実感することができた。

否定され傷つくのをおそれるあまり、つい「読み手」を意識しないようにしていたが。

今回の分析のおかげで、「読み手」が「スキ」だと言ってくれる記事があること、「読んでよかった」と思ってもらえる記事があることを知った。

そして、それがどんなにありがたいことかというのも。
感覚ではなく、数字で感じることができた。


せっかくなので、今回分析して分かった「スキ率」の高い記事や「自分らしさが出る記事」は、ひとつの「マガジン」にまとめようとおもう。

よくそういう、いわゆる「人気記事」を集めたマガジンを作ってくださっている方がいて、その人のことを知りたい読み手としては、ありがたいと感じていた。

なにかのきっかけでわたしを知って、わたしの記事をもっと読んでみたいとおもってくださる方がいるとして。
そのマガジンにまとめた記事を読んでくだされば、とてもうれしい。


記事をふりかえるという作業を、何か月もしていなかったが、今回は自分を見つめ直す良いきっかけをいただいた。

あらためて、みどりさんに感謝を。
それから、何度も言うが、日頃読んでくださる方にも感謝を。

そして、243記事も書いてきた自分自身にも拍手を。


記事の分析は、「感謝」を生むんだなあ、とおもう。
「分析」と聞くと、向き合わなければならない真実にぶちあたって、辛いイメージがあった。
でも今、とても充実した気持ちで満ちあふれている。

ぜひ、やってみたい方は、ざっくりでもいいからやってほしい。
自分の記事たちを見つめ直せば、案外自分が好きになれる、かも。


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