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オンライン家庭教師のメリット・デメリット

【現役オンライン講師がぶっちゃける】オンライン授業のデメリット3つ

対面に比べタイムラグが発生する

実際の対面授業との大きな違いは、これです。

私からは生徒さんの手元(テキストに書き込んだ回答など)を見る事ができません。

その回答を確認するためには、一度生徒さんがスマホの写真で撮影をして、私の方へ送ってもらわなければなりません。

対面であれば、同じテキストを見ながら止まることなく授業を進めることができます。

また、対面での授業であれば、考え中の段階であっても、生徒さんがえんぴつで本文のどの辺りをあてっているかがわかったりするので、「今こういう部分で引っかかってるな」とか「探し方が狭いな、どうしてだろう」と、やはり生徒さんの思考パターン(問題の解き方のクセ)を掴みやすかったりもします。

これがオンラインでの授業になると、生徒さんが解き終わるのを待ってから、どういう考え方(解き方)をしたのか聞いて、となるので、こういう部分でもタイムラグはどうしても発生してしまいます。

書いている文字を見ているだけでも、生徒さんの困り具合というのは伝わってくるんですよね。ですので、そこを確認するために、写真を撮ってもらって、それを送ってもらうというのは、直接見ることができる対面授業に比べて、ややもどかしい気持ちがあります。

通信のトラブルで中断する可能性も?

お互いの通信状況によっては、相手の言葉が途切れ途切れに聞こえてしまったり、画面が止まってしまったり、最悪の場合完全に固まってしまって通話すらできないケースだって起こりえます。

過去の授業の中では、授業を中断せざるをえないレベルのひどい通信トラブルはまだ経験していないのですが、そういったケースももちろん起こりえます。

ちなみに、私の授業を受講中に通信トラブルが起き、オンラインでの授業が困難となった場合には、残りの授業の時間を次回授業時にくっつけて消化したり、もしくはテスト前などのタイミングに、追加授業としてその残りの時間を当てることが可能だったりと、柔軟に対応しています。

もちろん、「そもそも我が家の通信環境でオンライン授業が可能なのかな?」とご心配な方は、ぜひとも体験授業を受けて頂き、「通信状況的に受講が可能か」なども確認してもらえれば、事前にそういったトラブルを予防できるかと思います。

通信機器などの初期費用がかかる場合も。

オンライン授業を受けるためには、パソコンやタブレットなどの通信機器が必要です。

具体的に言うと、顔を映すためのカメラがついていて、講師が話している音を聞くためのスピーカー機能があり、生徒さん側の音声を拾うためのマイク機能の備わっている機器の事です。

お持ちでない場合や、かなり古い機器の為に通信もあやしいというレベルの場合には、通信通話が可能なものを準備する必要があります。

またスマートフォンでは、画面が小さくなってしまい、テキストの画面共有がスムーズにできない場合もあるので、タブレットやパソコンでの受講が断然オススメです。

もし、持っているパソコンにカメラ機能がついていないのであれば、1,000円程のウェブカメラを購入すればOKなので、大きな出費にはなりませんが、パソコン自体やタブレットを購入となると出費が大きくなりますので、そういった部分はとってもデメリット。

【講師が感じている】オンライン授業のメリット4つ

生徒さんが安心できる場所で授業を受けられる

学校からの帰宅後、塾へ行くというのは少し体力的にしんどかったりする生徒さんもいるので、移動せず、そのままお家で授業を受けられるというのは、何かと忙しい学生さんにはメリットだと感じています。

また、学校に通っていない生徒さんも、安心できる自宅のリビングや自分のお部屋から授業を受けられます。外の環境が、少し刺激が強く感じてしまう時期で外出がむずかしいけれど、それでも学習は継続したいと思っている生徒さんには特に、オンライン学習、とってもオススメですよ。

あまりないケースではありますが、例えば受験期に、突然の事情でどうしても田舎に帰省をしなければいけないような事態が起きたとしても、そして家族旅行中であっても、通信機器とテキストさえ持っていれば受講が可能なことも、場所を選ばないで授業が受けられるメリットです。

バツグンの感染症対策

オンライン授業では、実際にお会いできない分、少し寂しさもありますが、感染症対策としては完璧な環境です。

毎年インフルエンザが流行する時期など、受験生のみなさんには特に気を付けて頂きたい時期には、私ども講師も予防接種をしたり、教室内の湿度を気にしたりと、そういった部分ではピリピリしているのですが、オンライン授業ではそういった心配は一切ありません。

そういった意味では、感染症予防の面では余計なストレスなく、勉強に集中できる環境です。

いろんな先生と出会える可能性が!

近所に学習塾がない(相性の合う講師がいない)生徒さんにとっては、選択肢が本当に広がります。

私のオンライン家庭教師をご希望の場合、講師は私しかおりませんので、他の先生のご紹介ができないのですが、現在はオンラインでの家庭教師サービスを提供している会社さんも増えていますので、これまで出会わなかったような自分と相性のいい先生と一緒に、学習を進める事が可能です。

ちなみに、入会ご希望の方へは、入会して頂く前に、必ずみなさんに体験授業を受けて頂いています。

それは、実際に受けてみないと私と生徒さんとの相性が確認できませんし、そして、オンライン授業が初めての生徒さんにとっては、受けてみない事にはその授業のスタイルがストレスではないか(自分が心地よく受けられる授業スタイルかどうか)は、わかりません。

さらに言うと、1回だけの授業で、そういった部分の確認をするのは難しいように思うんですよね。

そういった判断って、大人でもちょっと大変です。

ですので、私は“一か月間(4コマ分)”をまるっと体験して頂き、私との相性や、授業の進め方、宿題のやり方などをじっくり確認してもらうことをオススメしており、心地よく学習を継続できそうかどうか、その期間の中で考えてもらうようにお願いしています。

(講師にとってのメリット?)急な欠席への負担が少ない

生徒さんが体調不良などで欠席になる場合ってもちろんあるじゃないですか。

以前、講師をしていた学習塾での経験ですが、授業の10分前に欠席の連絡が塾に入り、私はすでに塾に到着していたし、次の授業はあるので、この空白の時間どうしよう(塾でひたすら待機するしかない)というケースって意外と多くありました。

しかし、オンライン授業なら、私は自宅にいますので、急な欠席連絡があったって、もちろん大丈夫。私が個人的に感じているオンライン授業の強みです。

私の授業に関して言えば、授業案内にも書いてある通りですが、体調が悪い場合(もちろん心の不調も含む)、無理せずお休みして下さい。多少の制限はありますが、授業の振替だってできます。

頑張り過ぎず、無理をし過ぎないということが、学習を心地よく継続するためのコツです。

まとめ

オンライン家庭教師を受けるにあたってのメリットデメリットは様々あります。自分が何を重視して勉強をしたいのか、まずはそこを考えて空、そのスタイルに合う講師を探すのがいいのかもしれませんね。

生徒さんが安心して学習を継続するためには、その授業スタイル(講師含む)との相性がキーポイントです。

オンライン家庭教師のサービスをご検討中の方は、まずはその部分をしっかりと確認してみてくださいね。


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