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夢から逃げない経営塾15万円からの創業

女性の実学理事 株式会社箔一 代表取締役会長 浅野邦子

女性の実学の開講を夏に控えてきました。

金沢は、観光都市ですが、今回の新型コロナの拡大によって、新しい視点、行動を求められています。

振り返ると事業をするというのは、どんなに順調になっても、常に、新たな試練の繰り返しです。

また、そんなときに、痛感するのが「想い」と「行動」そして、今回の実学のような「知識」や「技術」を学んでいるかどうか、で大きく違うということです。

私の会社、株式会社箔一は、金沢箔工芸品の会社です。

『金沢箔』を軸に、さまざまな領域に事業を広げてきた会社です。

1975年に金沢市で、OL時代の貯金15万円を元手に事業を立ち上げました。

金沢箔を高級品ではなく、日常品として使ってもらえるようにと、工芸品中心にスタートしました。

今は箔をつくる技術を軸に、食品向けのオリジナル金箔や建築装飾、化粧品なども手掛けています。

また、金箔を打つときに使う箔打紙の技術を使ったあぶらとり紙の特許も取得しています。

そこから今日までの道のりは、本当にたくさんのことがありました。

そして、あるきっかけから経団連に入会することになり、2016年には、経団連の副議長というお話がきました。

経団連にとっても、地方の中小企業の女性経営者というのは、はじまって以来のことでした。

はじめて経団連の会議に出た日、世界をマーケットにしている大企業の会長・社長の話す内容がまったく理解できず、その場にいることも違和感でした。

大企業のトップ相手では私の知識、能力は追いついていけず、退任したいという意向を伝えました。

その時、榊原会長が、

「このメンバーの中で、あなたのような創業社長は誰もいません。

だからあなたを選んだのです。

中小企業目線・女性目線・地方目線・創業者目線で、あなたらしく、ありのまま発言をしてほしい。

そして経団連に旋風を起こしてほしい」

とおっしゃった言葉に、覚悟をきめました。

そうして、経団連入会直後に役員選出というのも極めて異例の、地方の女性創業者として経団連に新風を吹き込むことが期待されての拝命をうけました。

その頃の「日テレ」のインタビュー動画があります。

よかったらご覧ください。

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https://www.news24.jp/articles/2016/11/17/06346752.html

今年春、無事に4年の任期を終えました。

経団連・審議会副議長の提言「しなやかな未来へ」は、

私の4年間の中での経団連で行った提言・発言をまとめたものです。

1月末に発刊しました。

浅野 書籍 提言

そして、これから、「女性の実学」の理事をいたします。

私自身が、女性のリーダーが、あまりに少なく、またその実学的な学びの場や仲間が少ないことを痛感してきました。

これから続く女性たちに、伝えたいことがたくさんあります。

そして、ここでは書けない、様々な体験や乗り越え方を伝えていきたいと思います。

「強くしなやかな経営」こちらは、経営者として社内の社員たちに常日頃から伝えてきたことやリーダーとしての考え方をまとめた一冊です。

書籍 浅野 15万円から地場産業をつくった

これから書籍の中で書いてきたことや、経営、経団連での経験などを振り返っての体験などをココにつれづれとお伝えします。

「女性の実学」では、新型コロナによって、当初は、直接おめにかかる塾を検討していましたが、オンライン塾を優先することになりました。

必ず「金沢」に来ていただく研修会も予定します。

そのときは、ゆっくりと金沢を楽しんでいただきつつ、多いに学びと交流をいたしましょう。

まずは、このノートの「一般社団法人女性の実学協会」のロゴ下をクリックして、フォロワーになってください。今後の予定をお知らせします。

ホームページはこちらです。

http://www.j-jitsugaku.org



みなさまと直接、おめにかかれることを本当に楽しみにしています。

 (浅野邦子)

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