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英語の学習手帳

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英語を勉強していく中で気づいた記事をここにまとめています。もしご関心があればお読みいただければ幸いです。
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#ドイツ語

ドイツ語学習者が古英語を覗いてみると

仮定法をきっかけに英語史に興味を持ち始めました。
今回の記事は「英語史入門」(橋本功著、2005年)の受け売りです。

ドイツ語学習者として興味を持ったのは古英語(西暦700~1100年)です。

古英語は複雑な語形変化を持っており、ドイツ語との類似点が多いためです。

英語を今のイギリスにもたらしたアングロ・サクソン人の故郷が今のドイツのシュレスヴィヒとホルシュタインなので、似ているのもうなずけ

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曖昧な英語

曖昧な英語

それぞれの言語に分かりにくい文はありますが、仕事柄英語に触れる機会が多いため、英語を読んでいて「ん?どっちだ?」となることが多々あります。

その多くは、コンマの有無(恐らく英文法的には不要だけれど、あった方が格段に読みやすい)や、性の不存在と言うものが原因ではないか、と思います。

英語はフランス語やドイツ語に比べてかなり単純化された言語です。
だからこそ、色々な解釈の可能性が出てきて、複雑な文

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ドイツ語を学んだ人が初めて学ぶ英語

ドイツ語を学んだ人が初めて学ぶ英語

こんにちは。
今回紹介したい言語は「英語」という言語です。

皆さんが学ばれてきたドイツ語と親戚関係にある言語ですが、どのように違うのか、見ていきたいと思います。

英語はドイツ語ととても近しい関係にありますが、
ドイツ語と大きな違いがあります。

それは、「格」と「性」がないということです。

厳密にはドイツ語の1格、2格に相当する2つの格がありますが、

2格は単純に名詞の後に「's」という形

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「英語脳」について雑考

こんにちは!

タイトルは「英語脳」としていますが、僕はドイツ語の方を重点的に勉強しているので、ここではもっと広く「外国語で考える脳」という意味でこの言葉を使わせていただきます。

「英語脳の身につけ方」というような記事や本を見かけることがありますが、一方で、「英語脳は嘘」という記事も見かけます。

僕は、中学生以降に外国語を学び始めた「後発組」として、後者の主張のほうに惹かれるのですが、まあでも

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日本語に似ている英語

日本語に似ている英語

こんにちは!
今回は、勉強する中で見つけた、日本語に似ている英語の話を書かせていただきます。
と言うよりも、日本語の表現が英語に寄せたのかもしれませんね。

1.路肩「路肩」は英語で「shoulder」と言います。

小説を読んでいて、「車をshoulderに寄せて止めた」という表現が出て来たときに、「肩…肩…何で出てくるんだろう…あ、『路肩』か!」と、アハ体験をしたときのことをよく覚えています

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