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じょさのん@語学屋さん
2024年4月11日 03:10
ドイツ語を勉強したての頃に、2人称の「あなた」にあたる表現に2つあることを習います。これはドイツ語に限らず、ヨーロッパの他の言語にも見られる現象です。2人称が「you」1つしか無くなってしまった英語を基準に考えると、不思議に見えるかもしれません(英語にも昔はこの違いがありました)。ドイツ語には、親しい間柄(親称)で使う「du」(複数形は「ihr」)と、改まった表現(敬称)の「Sie」(複
2024年4月10日 06:44
さて、前回までは定冠詞の格変化を見てきました。今回は不定冠詞の変化を見ていきたいと思います。前回までのペースで不定冠詞の格変化を見ていっても良いのですが、実は不定冠詞と定冠詞の変化は、語尾の変化に注目すると非常に似ているので、違う点に注目した方が効率が良さそうです。とは言え、まずは男性形から順番に見ていきましょう。さて、英語の「不定冠詞」は「a/an」で、どちらも単数形につけます。
2024年3月29日 03:12
さて、ここまで名詞の格変化、というか定冠詞の格変化を見てきました。少しここでおさらいをしてみましょう。まず、名詞自体の格変化です。男性・中性・女性・複数のどこの格で名詞が形を変えたか、覚えていますか?ハイフン(-)があるのは、これが名詞の本体につける語尾であるためです。[e]と囲っているのは、「省略してもいい」という意味です。が、習い始めの段階では、「-es」という語尾で覚えておく
2024年3月25日 01:58
定冠詞だけでかなりゆっくりと見てきましたが、定冠詞シリーズも今回でいよいよ終わりです。最後は「複数形」です。以前お話ししたように、ドイツ語は「男性」「中性」「女性」で変化が異なるのは「単数形」のみで、「複数形」では全性で変化が共通となります。そのため、「男性」「中性」「女性」「複数」の4つの変化パターンがあると考えて差し支えありません。そして、それぞれの変化パターンは、「男性&中性」
2024年3月22日 02:11
今回はドイツ語の前置詞「auf」の色々な意味を見ていきたいと思います。はじめに「auf」は、語源の上では英語の「up」に相当します。ドイツ語の方言に「uf」(ウーフ)という言い方が残っているように、昔は「au」の二重母音は「u」という長母音でした。「uf」のほうが「up」に似ていますよね。英語の「up」も「up the stairs」のように前置詞として使うときはありますが、どちらかと
2024年3月20日 04:06
こんにちは!「2」を書いてからだいぶ時間が経ってしまいました。今回は日本語に似ているドイツ語の表現をいくつか書いていこうと思います。品詞も不揃い、思いつくままです。涙袋意外なところに同じ表現がありました。「涙袋」はドイツ語でも「Tränensack」と言います。複合語は繋げて書くので長く見えますが、「Tränen(涙)」+「Sack(袋)」です。「Sack」と言えば、「Sackga
2024年3月4日 00:25
今年はうるう年、2月29日は皆さんどう過ごされたでしょうか?Googleのトップページでは、お腹に「29」と書かれたカエルが飛び跳ねていました。これは、英語で「うるう年」を「leap year」と言うところからの発想ですね。「飛び跳ねる年」というわけです。で、ドイツ語ではどういうのだろう…と調べると、「Schaltjahr」直訳すると「調整年」(または「スイッチの年」)。…
2024年3月3日 18:05
前回はようやく定冠詞の男性形の格変化の説明ができました。今回は、定冠詞の「中性形」の説明をします。女性形よりも先にこちらを説明するのは何故かと言うと、中性形は男性形と変化がよく似ているからです。冠詞の性は名詞の性に合わせます。そのため、冠詞の中性形の説明には中性名詞が必要となります。私は「馬」が好きなので、そのドイツ語「Pferd」を使いましょう。「Pferd」は中性名詞です。
2024年3月1日 02:46
今回で4つめの記事ですが、殆ど格変化表が出てきていません。ようやく今回から登場するはずです。それでは、今回からは「定冠詞」の格変化です。念のために繰り返しますが、「格」があるのは名詞のほうです。ドイツ語の名詞は、必ず4つある格のうちのどれかの形をしています。ですが、名詞の形からはほとんど格が区別できません。そのため、冠詞や形容詞と言う、別の単語の力を借りて「格」を示します。た
2024年2月24日 18:13
さて、名詞の格変化の話の続きです。ですが、実際には「冠詞」や「形容詞」の格変化です。タイトル詐欺みたいな記事ですが、ドイツ語の名詞は「格」があるのに自分からはその「格の違い」を見せたがらないので、冠詞や形容詞と言った別の単語(品詞)を見ないと格が分からないということは、前回お話したとおりです。さて、「冠詞」と「形容詞」と一言に言っても、色々種類はあります。まず、「冠詞」の中には、「定
2024年2月23日 07:06
さて、早速名詞の「格変化」を見ていきましょう。前回「犬」という日本語の単語を出したので、せっかくなのでこれに対応するドイツ語を例に出しましょう。なお、前回お話しした通り、ドイツ語には厳密には「犬」という日本語の単語にぴったり合う単語はありません。ドイツ語の名詞は常に4つの格のどれかを持っているので、「犬が」「犬を」「犬に」「犬の」という単語はあるけれども、助詞のない「犬」という単語
2024年2月22日 05:20
こんにちは!ドイツ語の世界へようこそ!今回から、名詞の格変化について記事を書いていこうと思います。初回はまず、「格」についての入門的な話をしようと思います。そもそも「格」とは何なのか?これは、ドイツ語の名詞が文の中で持つ「役割」のことを意味します。日本語でも「格助詞」という言葉を聞いたことはないでしょうか。「が」「を」「に」「で」と言った助詞のことです。日本語では、助詞を
2024年2月17日 18:55
ドイツにある色々なスーパーの中では、僕は「レヴェ(REWE)」をよく利用しています。ただ、昔住んでいたところでは同じ系列の「ペニー(Penny)」が徒歩圏内にあったので、そちらを日常的に使っていました。この「ペニー」のキャッチフレーズが「Erstmal zu Penny」。和訳すると「とりまペニーへ」。(「とりま」ってもう古い言葉なのでしょうか…)買い物の際は、とりあえずまずはペ
2024年2月16日 06:22
こんにちは!ドイツにお住まいの方であれば、医薬品のCMがテレビやYouTubeなどで流れた際に、ナレーターが物凄い速さで画面に表示された3行の文を読み上げるのを目にしたことがあるのではないでしょうか?「(薬品の)リスクや副作用については、同梱の説明書をお読みになり、主治医または薬剤師に相談ください」というのが大体の意味です。まだ聴いたことがないという方に、ご参考までに動画を添付しま