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ドイツ語のド直球さが好き(複合語)

今年はうるう年、2月29日は皆さんどう過ごされたでしょうか?

Googleのトップページでは、お腹に「29」と書かれたカエルが飛び跳ねていました。

これは、英語で「うるう年」を「leap year」と言うところからの発想ですね。「飛び跳ねる年」というわけです。

で、ドイツ語ではどういうのだろう…と調べると、

「Schaltjahr」

直訳すると「調整年」(または「スイッチの年」)

……それだけ? 

ドイツ語らしいな、と思いました。この、機能性重視の、飾らない表現

このように、ドイツ語の単語の中には、あまり捻らないでド直球に表現するものが他にもあります。学習者にはインパクトがあって覚えやすいです。

色々見ていきましょう。

「飛行機 ➡ 飛ぶもの」

「Flugzeug」は、「飛ぶもの」です。他にも飛ぶものはありそうですが。
日本語の「乗り物」や「飲み物」とは違い、ジャンル名ではなく「飛行機」に特化していることがポイントです。

「飛行機雲 ➡ 凝縮した気体の筋」

ドイツ人の友人が教えてくれた話です。日本語の「飛行機雲」って表現は綺麗だねと。

ドイツ語の「Kondensstreifen」「凝縮した(空気の)筋」くらいの意味です。飛行機の排ガスに含まれる水蒸気が冷気で冷やされて水滴になったもののこと。観察眼が理系です。

「あの子の命は凝縮した気体」は、何とも……。

「つっぱり棒 ➡ 望遠鏡みたいな棒」

これはまだ練っている気もするのですが。。。ドイツ語訳は「Teleskopstange」。あの、くるくる回して長さを調整する場所に注目して、「ん、これ望遠鏡の棒じゃん」って思ったんでしょうかね。

「ワイパー ➡ 窓を拭くやつ」

「Fensterwischer」も、用途を言えばそのまま単語になるので分かりやすいです。「wiper」だって本当は同じ発想なんですけれどね、なぜかドイツ語の方が分かりやすく感じます。

「シュレッダー ➡ 書類を処分するもの」

ドイツ語で「Aktenvernichter」。「vernichten(絶滅させる、全滅させる)」はなんともおどろおどろしい単語ですが、「文書」の組み合わせでは「処分する」「破棄する」の意味となり、普通に使われています。

ここまでお読みいただきありがとうございました!
他にも何かを見つけたら、ご紹介しようと思います。

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