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わたしにとってのふくしま(序章)

みなさん、ご機嫌いかがですか。Ricoです。今回は、福島の友人である愉快くんが携わっている福島発信のWebマガジン、「YOUNiiiiQ」に寄稿することになったので、そのプロローグ的な感じで書き出していこうかなと思います。

YOUNiiiiQとの出会い

YOUNiiiiQとの出会いと、寄稿企画のきっかけはaizuloverである小川君。

彼は私の親友なのですが、福島のVaseというカフェからめちゃイケてる三人が東京に来るから、ちょっとおまえもいってみる?的な感じでその方々にお会いしました。よくわからんかったけど行ってみる、って勢い。

そういえば秋頃、Vaseに遊びに行って一度ユーキさんにはお会いしていたんですよね。随分と大人びていると思ったけど、まだ20代だった。

福島県の福島市で「Vase」というカフェを拠点にさまざまなポイントで発信している彼ら。ポイントとは、音楽やお酒、食、本や映画などのカルチャーです。その全力さがカッコ良すぎる。
久々にパワーのある若者を見たなという感じ。

メンバーは、Vase店長のユーキくん。かっこよ!!大人びている。もっと彼の話を深掘りたいなぁ。東京に来たときは色々話してくれてありがとう!

そして、今回の企画をご提案してくれた、ユカイくん。ユカイくんは本当、ユニークな人。見ていて飽きないというか。そして場を明るくする天才。

編集・ライター

そして、Web制作のごしまさん、グラフィックデザイナーのaoさん、絵描きのyamさんの5人です。

彼らが作る場に人が集まり、また広がっていく。「発」と「集」がすさまじく動いている空気を感じます。

集う場がうみだすもの

ちょっと話はそれますが、こういう場は、何を生み出すのか。考えました。友人の小川君と、ちょっと飲んだ時、言い合いになった件。

街の場は、個人が引き立ちます。その人に、人が集まり、何ができるかというと、カルチャー、文化だと思いました。

それは、組織ではなくあり方として個人がふさわしい。なぜなら個が生みだす、その場でつくられるものに人は価値を感じるからです。

組織体、企業はどうかというと、組織でなければできないことを生み出します。

一つではできない、さまざまなリソースが絡んで生み出されるものです。

その目的は営利でも利潤追求でもなく、顧客の創造だと言います。多くの人々が必要としているサービスを社会に提供する。

そして個と組織は都市となり、一つの大きな文明になるんだと思います。だから、どっちがどっちでもなく、その役割の違いなのだと思いました。

すこし、しっくりこないけれど、良い会社とは何か?と問われた時、一人ではなく様々な人がいる場において、お互いの長所を見出し、組織として成長していく。まぁこれも個人であることだから、何が違うんだろう?と考えてわからなくなったり。

どちらも共存、協働していける社会は素敵だと思います。

福島からはなれた

わたしは福島県の会津若松市出身ですが、高校時代に福島を離れて、東京で過ごした時間の方が大きくなりました。理由は、窮屈だったから。

小学校時代、父親の転勤で神奈川県の相模原というところで学生生活を送りました。その小学校は素晴らしい思い出がたくさん。それこそ、いろいろなところからの転校生が多いから、わかりあうこと、受け入れることに慣れていた場所だったんだと思います。

そんな経験をしたから、福島に戻った時びっくりしました。理由はいじめにあったから。なぜいじめるのか。私は何も悪いことなどしていないのになんで?みたいなことがあって。それからもう、ここにいたくはないと。

東京は誰も知らない

東京へ行くきっかけは大学の進学だったけど、会津若松は雪国だし仕事ないし、なんとなく内向的だしなぁということで、どうも離れたくて。

東京で働くことを大学卒業前に決めていました。氷河期だから就職活動もめっちゃ厳しそうってことで一年ブランク空けて…。そういう意味で言うと、周りの人とは全然違った社会人の始まりだったかも。

福島とまた出会う

福島と再会したのは、2016年のこと。Instagramを2012年から始めていた私ですが、アートが好きでよくインスタに上げていました。そこで知り合ったのが会津のIT会社のある方。

明日(土曜日)、面白い奴らが来るから、神田さんも会津においでよと言われたので、私は何の迷いもなくその時は会津に帰ったんですね。

そこで出会ったのが、aizuloverの小川君と、もう一人、今でもいい友人のオーノ君だったんです。

そして、そのIT会社のある方は私の小学校の先輩でした。いろいろ話すうちに、「神田さんはもっと会津を知った方がいいよ」って言われてから、私の人生は福島に寄っていった気がします。

ただ福島より先に秋田が大好きになって、秋田は私の第二の故郷だと思っています。だから今でも大好きなんですけどね。秋田って見ると、反応しちゃう自分。

今日も駅弁に「サキホコレ」のお弁当があって、この名称、公募だったんですよね。だから、秋田の友人たちとどんな名前になるか随分と酒を飲みながら考えたなって、いい思い出です。

その先輩に出会ったことがきっかけで福島にはよく帰るようにはなったけれど、やっぱりまだわからない。なぜか?人のつながりがなかなか増えていかない。なんでだろうと。

秋田の知人友人は恐らく300人くらい繋がっている気がするんですが、福島の人がなかなかつながらない。

秋田はイベントによく顔を出していたし、それくらい東京でのイベントを多くやっていました。ちょこちょこ集まりがあったし、声をかけてくれる人も多かった。

バイネームで、あなただからと、声をかけてくれるのって嬉しいですよね。私もそうしてやってきたからよくわかる。

そういうイベントが福島は少ないのかもな、とちょっと思ったりしました。

今、私にとっての福島は、「立ち返る場所」です。何かを生み出し、つなげたり作ったりしている人たちがたくさんいる。

YOUNiiiiQでは、その続きを書こうと思います。ちょっと待っててね。

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