え、考える時間を短くするって?
JOPPLE メンバーの共通の価値観である「考える時間を短くする」は創造的凡人戦略においても要となる指針です。
この考えは単に日常生活や仕事の中で無駄な時間をなくすことではないです。また効率的ですとか合理的に生きるということでもないです。
この話は非常に長くなるので今後もnote内で随所でふれさせていただきたいと思います。
今回は以下にいくつかポイントを挙げていきます。
1)ゲームクリアのためのパターンを見つける
日常生活ではニュースなどを通して、世の中で色んなことが起こります。世の中で起きることは自分に直接関係のないこともあるでしょうし、もしかしたら知らないところで徐々に影響がでてくるかもしれません。
基本的に将来は予測不可能なのですが、ある程度ニュースで得られる情報だけでも整理することができれば、今後起きるであろう出来事の範囲の推定は可能になるでしょう。
予測不可能なことが起きたときに、あとで後悔するような選択をしなくていいように知らないことを事前に減らしておきたいですね。
大事なのは「〇〇な世界」で述べたような、世界の見方を自分の中で築いておくことで、将来自分自身の生き方を決定するような、何かしらの選択が迫った時に、判断を容易にする知識を自分の中に蓄えておくことが必要です。
これは自分の中のゲームをクリアするためのヒントやパターンを見つけ出す作業にあたると思います。
1度目のトライよりも2度目のトライの方が早くクリアできる道筋が見えたなら、考える時間を短くできたことになります。
現実世界ではリセットボタンを押すことはできないですし、2度チャンスが与えられない場合は、〇〇な世界の見方の精度を高める訓練が必要です。
2)自分の考えの癖を理解する
すべてのヒトには性格があり、そのタイプも様々です。考えや思考はパターン化しやすいので似たような性格のヒトもいるかもしれませんが、その時々で感情や知識は違うので同じヒトであっても再現性は現実的に観測は難しいでしょう。
ヒトは無意識のうちに思いつくまま、安易な選択して思考や判断を誤ったりします。
自分を客観的に捉えることで、自分の思考の癖を見抜き素早く慎重に考えることが望ましいです。
3)不合理に向き合うことで信頼を高める
無駄な時間をなくすことに夢中になって、目に見えない個人の資産をすり減らしてしまうリスクは避けた方が良さそうです。
目に見えない個人の資産とは信頼のことです。
信頼といってもいろいろな考え方があると思いますが、ここでは深く考えないことにします。
信頼が高い状態は他人や社会、自分自身に対して思った以上に様々な影響があり、考える時間を短くします。
別の表現をすると信頼がないと何かを達成するために長時間努力してもゴールにたどり着かないことがあります。
それはゴールに到達する条件の中に他人や社会の評価がある場合です。
ちょっと話が変わりますが、JOPPLE メンバーはみんな祭が好きです。
祭特有の雰囲気、祝祭性に惹かれるみたいです。
きっと多くのヒトもそうでしょう。
どんなに時間の無駄遣いを嫌う多忙なヒトでも参加したくなるのが祭です。
だけどこの理由がいまひとつ分からない。
なんとなく楽しくて風流だから?
時間があるからとりあえず行ってみたくなる?
昔ながらのその土地特有の文化や芸術を体験できるから?
それ以上に沢山理由はありそうですが、どうやらヒトには火やアートのような風流なものに陶酔する傾向があるので花火やキャンプ、祭が好きなヒトが多いようです。
(もう少し好きな理由は考えてみたいのですが、もしご存知の方がいれば教えて頂きたいです。)
でもここで重要なのは、祭という場では、一見無駄で不合理なことのようであっても、むしろ積極的に参加することが逆説的に歓迎されることです。
祭は、今では地方の貴重な観光資源だったり、多くのヒトに何かを発信する広告として催されることもあります。
また、天候を予測する技術がない時代に農作物の豊作を願って神仏などを祀る行事として各地で様々な形で行われてきた背景もあるでしょう。
参加者同士の目的や願いを確認し合って信頼関係を高めたり、風流さや美意識を共有してコミュニケーションをより良くすることができるのではないかと考えています。
次回に続く
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