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#14 「The beginning of the week #1」

起きた。
寝た?
寝れた?
5時間も?
俺はソファーでiPhoneを握ったまま腹を出して寝ていた。
こんなに寝れたのはいつぶりだろう。

タグホイヤーは『6:47』を指していた。

[おはよー起きれてる?]
と、いつものルーティンの始まり。少ししてから…
[おはよ^ ^今電車乗ったとこ!]
7:10に乗ったらしいが、早い。
しかし、このあいだの話の中で7時でも満員電車ということで、ラッシュアワーの始まりを改めて知った。
俺が乗る8:30過ぎの急行電車も各駅停車の電車も満員電車だから、そのあたりがピークかと思っていたが、埼玉東京寄りは会社に出て行くには、それなりに早く出発する。
当たり前か。

俺はそのメッセージに気づかず、朝の男のエチケットを整えていた。
シャワーを浴び、
歯を磨き、
整わない庭に咲き誇る雑草のような状態の髪と格闘していた。

LINEの短い着信音が鳴る。
7:50
[ゆーたさん大丈夫?]
多分返信をしなかった不安と起きれているのかの心配でしてくれたと思う。
[俺は今、ヘアースタイルが決まんなくて格闘してた(笑)もう着く?]
[(笑)がんばってー!もうすぐ会社着きます!]
[1週間が始まるけど、また、頑張れそ?]
お互い新鮮な週末を過ごした。俺はかなりエネルギーをチャージできた気がした。
[ゆーたさんのおかげでがんばれそう!]
ほっとした。彼女の何かしらのプラスになれている?なった?から、少し安心した。
「嬉しいこと言ってくれる^_^俺も恵のおかげで癒されてるよ^_^いってらっしゃい^_^
暇な時は、いつでもメールしていいからね(笑)
打ち合わせとかじゃなければたいてい手は空いてるから^ ^]

今週もなんだかんだでイベント運営のサポートがあるが、特にディレクターではないので楽勝な週。
だが月末から行われる女子大会の準備がある。それでもそんなに忙しくはない。
[あたし全然癒し系じゃないけど大丈夫?(笑)あ、今日飲み会だった…]
彼女はわかってない。から言ってやった!
[評価と価値観は人それぞれだから^_^俺は俺の。恵には恵のだよ^_^
そいで、どこで飲むの?]
近ければ会いたいと思った。
[ゆーたさんって本当にあたしの周りにいないタイプの人!(笑)
まーーーた新宿(笑)]
[どんなところがいないのよ(汗)]
新宿なら会えるかも…って、そんな頻繁には会いたくないかな。
[新宿なら会えるかもね^_^]と、期待を持たせるようなことと、俺自身が期待を込めて送信すると
[会えるかもとか言われると、会いたくなっちゃうからやめて(笑)]
俺は夜はいつでも会えるのになと思いつつ、たしかに期待をさせてしまう。
[ごめん。言わない…ようにする。]少し反省と凹みつつ…

今、彼女は初めての一年目の始まりを迎えていて、
様々なプレッシャーやわからないことに直面して誰に相談しても具体的な答えがなくて、自分で一つ一つ模索して導き出している。
そんな彼女に贈りたい(聴いてもらいたい)と思っている曲を贈った。

チェスマイカ『君のための行進曲』(一部抜粋)

♫「お疲れ様 頑張りすぎてないか?
いつも一生懸命だから心配になるよ
君が抱える不安は君にしかわからないから
掛けたい言葉が見つからなくていつももどかしい
この長い永い旅の 1つの交差点
君自身の手で選んで進んでいかなくちゃね
手助けしたいけど君しかいけないから
せめて俺はここで君に向けて唄を歌うよ

掛けられた言葉はプレッシャーになりそうです もう 俯きそうです
じゃぁ 逃げ出すかい?それじゃぁ何にも
変えられないんだよ?
でもそれは君自身が1番よく分かっている
事のはず、だから俺は

簡単に「頑張れ!」なんて言わない、いいよ
君のペースで
だって君なら絶対大丈夫!俺はそう信じてるから
心配なんていらない 君が選んだ道は間違ってない
そのまま恐れず進め!』♫

彼女とのこの2週間。たくさん話をしてきてこの唄がふと彼女を題材にしているのではないかと錯覚してしまうような内容だった。彼女を知る前から知っていたし、自分がめげていた時にNACK5から聴こえてきた曲だった。

彼女に聴いてもらいたかった。あとで聴くねと言って仕事にお互い集中することに。
ただ、今日も会いたいと思っていた自分がいた。

もう一つついでに彼女に俺のテーマソングを贈った。

EEEleman『simple』(一部抜粋)

♫「やりたければ死ぬ気でやれ やりたく無ければ今すぐやめろ
好きか嫌いか 楽しいかつまらないか 全ては Simple
好きならば全力注げ 好きじゃなければ今すぐ忘れろ
この世は Simple 白か黒 全ては Simple

人並みの安定を求め あの日の情熱は何処へ
現実に負け夢諦めた大人の負け惜しみがこだまする
出る杭は打たれて当然 世間体は無視した挑戦
自分に正直にたとえ非常識でもいい... がむしゃらに行こうぜ」♫

この曲は、釜石にいた時、腐りかけていた俺に、先輩のYohさんがドライブに連れ出してくれて。その時に流してくれた。俺がドライバーだったのだが目頭が熱くなった。『やるかやらないか、白か黒か、答えはシンプル』Yohさんははっきりした人だった。俺の悶々としながら答えを探しもがいていた俺の気持ちを察してくれた人。今でもその人は俺の側でいぢってくれる(笑)本当に感謝。

「『やるかやらない』どっちかでしょ?おまえの選択肢に『やらない』はないはずだろ?だったら可能性を全てぶち当たってしまえばいい!」
あの時は本当にこの人が先輩でよかったと思えた。

この2曲を俺は大事にしている。
もちろん前に挙げたギフトや100万回のI Love youは言うまでもなくだ。

夕方にさしかかっていた。

to be next story...

(あとがき)
いつもご覧頂きありがとうございますー
本日は歌詞をのせてしまい、若干手抜き感が出てしまっていますが、
お許しください💦
よろしければ聴いてみてくださいー


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