【失敗体験】久々に読書感想文でもと思いましたが…【初投稿】

夏がやってきてしまいました。

エアコンをつけない主義の僕にとっては、扇風機と冷凍庫で固めたペットボトルに頼る苦行が始まっています。

なぜ、エアコンをつけないのかだって？　そりゃもちろん！　地球環境保全のために……。

と色々言うと、思想が激しいやつと言われるのでやめときます。だから僕は友達が少ないんだろうなぁ。

さて、大学生２年生も前期が終わってしまったわけで、なかなかの焦りを感じています。なぜかと言うと、

「２年生になってからはバンバン物語を書くぞ！」

と春の頃、気持ち新たに意気込んだ僕！　だったのですが、結局何一つ書けていないような状況なわけで…はい……。

このままではいけないと思っているのですが、何せ芸大生ってのはやることが結構多いんですよ。

講義に、実習に、手伝いに……。

先生には叱られるわ、先輩との距離感に悩むわ、同期は優秀だわ……。

非常に劣等感に悩まされ、時間だけが奪われていく毎日。物語を書く気も起きないし、書く時間もない。

というわけでこの夏は、

初心にかえって読書感想文を書こー！

と、思い立ったわけです！　時間もあるし、リフレッシュにもいいかなって思ったので。

もちろん、最近もちまちま本は読んでいますよ。有名所だと、ル=グウィンさんの「ゲド戦記」とか、東野圭吾さんの「流星の絆」とか。

特に僕は真保裕一さんが大好きなんで、今は著者の「栄光なき凱旋(上)」を読んでいます。

いやぁ、やっぱ真保裕一さんの文は読んでてたまらないっす！　人物の心情を文に込めるのが上手いというか、心を鷲掴みにされる感覚というか。わかってくれる人いますかね？

話がそれましたね💦　それで楽しく本を読んでいる僕ですけど、読書感想文にするにはなんか違うなぁって思うんです。こう、読書感想文の本ってなんか、

「一夏の思い出！」

って感じがあるじゃないですか。

それで何かないかなぁって古本屋に行ってみたらら、

80円コーナーに、宮部みゆきさんの「ブレイブ・ストーリー」！

しかも、２冊並んでる！　上下巻揃ってる！

これしかない！　と思ってその場で左側の上巻を引き抜きました。

うきうきで僕は家に帰りました。何を隠そう、僕が初めて読んだ長編ファンタジーこそ、この「ブレイブ・ストーリー」なんです。

読んだのが確か小学生３年生の頃だったので、約１０年ぶりの再開になります。

あの頃読んでいたのは、角川つばさ文庫版だったので４巻に分けられているものでしたけどね。１巻の女の魔物の挿絵にドキドキしたのは懐かしい思い出です。

懐かしさに感動しながらページを開くと、何かがおかしい…。

第二部？　21章？

それで表紙をよく見てみると、

「ブレイブ・ストーリー　『下』」！

えーっ！　確かに左側の上巻ひき抜いたはずなのに。

「間違って右側の下巻取っちゃったのかなぁ」なんて思っていると、ある一つの恐ろしい考えが。

もしかして、両方下巻だった？

まさか、と思いつつ、もう一回古本屋に行ってみると……。

やっぱりか！

残っていたもう一つの「ブレイブ・ストーリー」にも、『下』の文字が！

はぁ〜〜〜〜〜〜〜

久々に肩を落としました。２冊並んでたから勝手に上下巻だと思い込んでしまっていたわけです。

思えば「ブレイブ・ストーリー」が80円で買えたのがおかしかったんです。なるほど、下巻だけで売れるはずもないから80円にしたんでしょうねおそらく。

いやぁ、それにしてもやっちゃったなぁ。

それから、しばらく店の中を探しましたが、隣に置いてない上巻がどこかに間違えで置いてあるという奇跡がおこるはずもなく……。

諦めて店を出ました。

というわけで、僕の夏休み計画は見事に出鼻をくじかれてました。

まぁでも都会に出ればブックオフとかも沢山あるので、できれば夏休み中に見つけ出して、読みたいなと思っています。

……もし、見つからなかったら？　その時は、「栄光なき凱旋」で感想文を書きますかね。めっちゃ難しいそうだなぁ。ハハハ……。