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高校時代の枕草子
高校生の頃、文章にコンプレックスも無く、自由に考えていました(徐々に大人になるに従って文章力の無さを感じるようになったのです)
その考えていた『エッセイ』をイラスト付きで、A4サイズの紙に書いて、教室の後ろの掲示板に貼って発表していました。
内容は、クラスで流行りのドラマの事とか、アニメ(宇宙戦艦ヤマトが多かったです)の事とか、流行りの音楽の踊りの事とか(ピンクレディーが流行っていました。)誰かの落とし物を探している事とか、まぁ、回覧板の様な、日記の様な、「X」の様なものでした。
そんな中で、授業で習った『枕草子』の替え歌を書いた記憶がありました。
春は、あけぼの。やうやう白くなりゆく山ぎは、すこし明かりて、紫だちたる雲の、細くたなびきたる。
春は、明け方。だんだんにはっきりしていく山の稜線に近い空が、少し明るくなって、紫がかった雲が、横に細長くかかっている。
これを、
春は、あけぼの。やうやう白くなりゆく時間は
少し過ぎ過ぎて、学校の迫り来る時の、心細くなりびきたる。
夏は、夜。月のころはさらなり。闇もなほ、蛍の多く飛びちがひたる。また、ただ一、二など、ほのかにうち光て行くも、をかし。雨など降るも、をかし。
夏は、夜。月の出ている頃の夜はもちろんである。闇夜もやはり、蛍がたくさん飛び交っている(夜は)。また、蛍がただ一、二など、かすかに光って飛んで行くのもおもむきがある。雨など降るのも風情がある。
これを
夏は、夜。月のころはさらなり。闇もなお
蚊の多く飛び血がひたる。また、ただ一、二など飛び回るのも、うもれいたし。雨など降るも、うもれいたし。
(※うもれいたし=気持ちが晴れ晴れしない)
秋は、夕暮れ。夕日のさして、山の端いと近かうなりたるに、烏の寝どころへ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど、飛びいそぐさへあはれなり。まいて、雁などのつらねたるが、いと小さく見ゆるは、いとをかし。日入りはてて、風の音、虫の音など、はた、言ふべきにあらず。
秋は、夕暮。夕日が照って、山に沈ずもうとしている頃に、烏が寝どころへ行こうとして、三羽、四羽、二羽、三羽など、急いで飛んでいくのさえ情趣が感んじられる。まして、雁などが列をなして飛んでいるのがとても小さく見えるのは、たいそうおもむきがある。日がすっかり暮れてしまって、風の音、虫の音などが聞こえるのは、また、言うまでもない。
これを
秋は、夕暮れ。夕日のさして、山の学校はいと近かうなりたるに、わらべの寝どころへ行くとて、三人四人、二人三にんなど、帰りいそぐさへあはれなり。まいて、電車などのつらねたるが、いと小さく見ゆるは、いとをかし。日入りはてて、風の音、虫の音など、はた、言いふべきにあらず。
冬は、つとめて。雪の降りたるは、言ふべきにもあらず。霜のいと白きも。またさらでも、いと寒むきに、火など急そぎおこして、炭持てわたるも、いとつきづきし。昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、火桶の火も、白き灰がちになりて、わろし。
冬は、早朝。雪が降り積もっている早朝は、言うまでもない。霜が真っ白におりているのも(いい)。またそうでなくても、ひどく寒いので、火など急いでおこして、炭を持って行くのも、まさに冬の早朝にふさわしい感じがする。昼になって、だんだんにあたたかくなり寒さがゆるんでいくと、火桶の火も、白く灰が多くなって、よくない。
これを
冬は、つとめて。雪の降りたるは、言ふべきにもあらず。霜のいと白きも。またさらでも、いと寒むきに、ストーブなど急ぎおこして、服重ね着たるも、いとつきづきし。昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、厚着の服も、汗でびしょびしょがちになりて、わろし。
なんて、遊んでました。
解るかしら⁉️
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