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大学受験戦略進路指導 ~文系学部編①~

夢や目標は自然にできるもの


日頃の勉強において、目標があるかないかで、モチベーションや勉強の質は大きく変わってきます。
仕事でもそうですが、目標や目的があるからこそ、日々の行動が変わります。しかし、その夢や目標を無理やり見つけることは難しい。
そして、周りの大人が子どもの夢を見つけてあげることはさらに難しいです。

夢や目標は、突然やってくる場合の方が多いと思います。
いろんな場所で、いろんな人と出会い、いろんな経験をする中で生まれてくるものですから、行動範囲が限られる中学生や高校生の段階で明確な夢や目標を見つける事は難しいと思っています。
現に、私自身、理系で工学部出身ですが、その工学部という選択は「なんとなくのイメージ」で決めています。
しかし、現在は教育関連の仕事をしているわけで、その新たな夢や目標ができたきっかけは「大学時代のアルバイト」でした。
行動範囲が広がったり、新たな価値観をもった人と出会う機会が多くなる大学生期間の中で、実際に目標見つける子どもも多いのではないでしょうか。

中学生や高校生の段階で目標を持つための努力としては、以下の方法が一般的でしょう。
①地域のボランティアに参加
②職場体験(中学生)
③家族旅行
④オープンキャンパス(高校生)


将来にやりたいことがなくても、高校生になり、大学進学を希望するのであれば、大学や学部を選択しなければいけません。
しかし、無理やり高校生の段階で夢や目標を持つ必要は全くなく、大学に行ってからでも遅くありませんし、今の時代は大学に行かない選択もありだと思います。
では、そんな高校生がどのような大学や学部を目標にして、学習パフォーマンスを高めて行けばよいかをお話ししていきます。


志望大学・学部に悩む文系 高校2年生のB子さん


特に現在やりたいこともなく、どの学部を選択すれよいか悩んでいます。
もちろんモチベーションも低い状態です。

そんな彼女がやることは、まずは『勉強』よりも『行動』です。
そして、気軽にできる行動としてはやはりオープンキャンパスです。

オープンキャンパスは夏休みの期間だけではないので、まずは積極的にたくさんの大学のオープンキャンパスに行ってください。

もし、そこで自分のやりたいことが見つかればとても素晴らしいことですが、そのハードルも高いです。

そのためオープンキャンパスでは、
●こんな環境で勉強してみたい
●面白そうなことを研究していた
●なんとなくこの学部に興味があるなあ

のようなことを持ち帰ることができれば大成功です。

そして、次のステップに入ります。


文系学部は将来の選択肢は広い

このような情報やデータがwebで掲載されたりしています。

文系学部の学ぶ内容とその進路

しかし、私の感覚ですが、法学部やスポーツ系学部を除いては、この通りに就職している大学生は少ないのではないでしょうか?
たとえば、理系学部だと、その半数が大学院に進むこともあり、大学で学んだことが就職先に連動すること多いと思います。

しかし、経済学部出身で学校の先生になったり、その逆もあったり、文系学部の方がより選択肢の幅は広いと思っています。

だからこそ、自分が4年間モチベーションを高く学べる大学の環境で大学・学部を選択することも全く問題ないと思っています。


大学選択

ではどの大学を選択すべきか。

収入が安定した大手企業に行きたい場合
結論、文系学部の場合、大学を選択する際の判断材料に『学費』や『生活費』を入れない方がいいと思っています。
企業はどこの大学出身かという学歴フィルターも働いています。
もちろん面接を通じて、最終的に合否を判断するんでしょうが。

ただ、やっぱり学費や生活費を節約して、地方の国公立や地元の地方の私立大学よりも、学費や生活費がかかっても、東京や関西圏の早慶上理・MARCHなどの有名大学が行けるのであれば、そちらを選択すべきでしょう。

将来への自己投資として考える方法です。

中小企業やベンチャー志向の場合
この場合は、学費や生活費を判断材料に入れて大学を選択した方がいいでしょう。
大学生でアルバイトや節約してお金をためて起業したり、自分を高めるために英会話に通ったり、積極的にインターンに参加したりと、自己スキルを高めることを大学4年間で頑張るという考え方です。

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