JKブラック

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最近の記事

楽しむ倹約、質実ライフへ

このところ、「倹約してエレガントに暮らす」ことを実践しようと、試行し始めています。 なぜ、倹約、なのか? 経済成長という言葉があります。 経済成長をすることは「良いこと」とされてます。つまり、経済成長率が高ければ「良い」とされ、低いと「悪い」とされます。 もっと身近に「景気が良い」という言葉があります。 でも、この「景気が良い」とは具体的にどのような態様なのか、謎です。 おおよそでは「モノがたくさん売れて、お金がたくさん流れている状態」でしょうかね。 でも、これが「良い」

    • 天災、疫病、事故、事件…そして環境禍(汚染・破壊) 緊急時対策

      地震や台風、洪水や大雪、落雷や竜巻、そして津波、日本は自然災害(天災)が実に多い国です。 そのたびに多くの犠牲者が出てしまうのは、とても痛ましいことです。 幸い命を奪われなくとも、大怪我や疾病で健康状態を奪われたり、住環境を奪われたりと、日常生活に新たにかかる身体的・金銭的な負担・負荷が長期にわたって継続することも少なくありません。 天災は、企業経営の面でも、無視できない損失を引き起こします。 それだけに、予めの備えと心構えが欠かせません。 天災のほかにも、疫病、事故、事

      • 『荒野の七人』 絶賛と落胆そして自信

        『荒野の七人』という洋画があります。 ユル・ブリンナー、スティーブ・マックイーン、チャールズ・ブロンソン、ジェームス・コバーンなど、個性豊かな大スターたち扮する凄腕ガンマンが、たった7人で村を救う、という有名な娯楽映画です。 黒澤明監督の『七人の侍』の西部劇版といえば分かりやすいでしょうか? 最初にお断りしておきます。私(筆者)は、それほど映画に詳しくありません。なので、細かいことはご容赦ください。 その映画の1シーンにこんなものがあります。 凄腕ガンマン7人のひとりに、

        • 創業までのステップ(総論)

           皆さんが新たに事業(ビジネス)を始めるとします。  文字通りのビギナーです。  「独立」「創業」「起業」、呼び名はいろいろでしょうが、新たな事業(ビジネス)に着手する前に、その全体像を描いておくことはとても役立つはずです。  「細かいこと」「難しいこと」はとりあえず横に置いて、創業の全体像を、ステップつまり「階段を一段ずつ登っていく」ような感覚で、捉えておきましょう。  どのようなビジネスであれ、適切なタイムテーブル(日程の計画書)を作っておいて、トラブルを事前に予防し、

        楽しむ倹約、質実ライフへ

          恋と愛、他者と自分

          メリークリスマス! 恋人たちの季節ですね。 ところで、「恋愛」という言葉は、恋と愛が同じ座標軸の上にあるかのような、錯覚をさせます。 まるで、「恋が熟すと愛になる」かのような。 恋は初対面でもできます。 「恋に落ちる」というくらいですから、一瞬にして生まれることもある情感なのでしょう。 テレビ画面の中の人にも恋をすることもありますしね。 対面していなくても、(一方的ではあっても)恋に落ちることはあるようです。 そして、恋は一気に燃え上がって、その後は単調減少(ずっと減り続

          恋と愛、他者と自分

          未来は決まっているか?

          答えは、「未来は決まっています」。 証明してみましょう。 ①過去は決まっていますね。逆に変えることはできません。 ②明日は未来ですね。 ③明日は明後日からみれば過去ですね。 ④明後日になれば明日は必ず過去になる運命ですから、 ・・・明日という未来は決まっています。 いかがでしょうか。 詭弁(きべん)っぽいですか? 「未来は決まっていない」と思いたい方々は、「たとえば、自分の未来は、自分でいかようにも変えることができる」という一種の自尊心から、当然の反応でしょう。 また

          未来は決まっているか?

          劣あっての優

          これまで12本の記事を公開してきました。 物事は同じなのに、それの見方、それを「見る角度」というのは、実にいろいろあるもんだなぁ、と常々感心しておりまして、読者の皆さんといくつかのトピックスを共有してもらえたらいいな、と思って書いてきました。 決して「この考え方が正しいのだ」などというつもりはありません。 「こういう見方もあるんだなぁ」くらいの軽い感覚で読み楽しんでくださると幸いです。 以前に、「勝利そのもの」の値打ちと「対等な会話」について書きました。 今回は、優劣です。

          劣あっての優

          再発防止、信頼回復

          「再発防止に努めます。」「信頼回復に努めていきます。」 これらは、組織や企業で不祥事が起きると、責任者が記者会見で発言するフレーズです。 確かに、不祥事が発生すると、少なからずの人々に迷惑をかけているので、再発させてはいけません。 もし再発するようなら、完全に信頼を失う結果となって、再起不能になりかねない状況に陥ることすらあるでしょう。 しかし、再発を防止するには、かなりの道のりがあります。 再発防止とは、「二度と発生させない」ことですね。 このまま放置してはいけないので

          再発防止、信頼回復

          「勝利そのもの」の値打ち

          まず、問題(クイズ)です。 「128チームで野球(ラグビーでもいいのですが)のトーナメントを行います。試合数は全部で何試合でしょうか?」 よくある簡単なクイズです。 答えは「127試合」です。 答えの導き方は、「1試合ごとに必ず1チームが負ける。負けないチームは優勝した1チームだけなので、参加数128から1を引いた127試合となる。」 勝負ごとにはいろいろなものがありますね。囲碁や将棋などのゲーム類もありますし、とりわけ大多数のスポーツには勝負が付き物で目立ちます。 「勝負

          「勝利そのもの」の値打ち

          難題「環境」と自動化社会

          環境問題に取り組もうとすると、被告席に立たされます。 とりわけ悪者でもなく、特別非難される行動をしてもいないのに、「君は反省すべきだ」と非難され続けるような”気持ち”にさせられますね。 「人間の存在そのものが環境に害悪を与え続けている」という批判も間違ってはいないのですが、もう少し具体的にイメージしてみたいと思います。 このテーマでは、南北問題も際立(きわだ)たせます。 私たち先進国の住民は、後進国・途上国の皆さんから「環境破壊は、君たち(先進国の住民)が贅沢な暮らしをして

          難題「環境」と自動化社会

          腑に落ちるコミュニケーション       「知らないこと」と「分からないこと」

          私がNOTEに投稿を始めて10日間が過ぎ、これまで8つの書き物をアップしてきました。 この間、「文章で伝える」つまり「書き言葉だけで伝える」ことの難しさを感じているからこそ、「伝えたい、分かってほしい」という強いモチベーションが維持できているのかもしれません。 もちろん、それを実現させる力量がまだまだ伴っていませんが…。 今回は、この「分かっている」という言葉をきっかけに、コミュニケーションについて書いていきます。 第1回の投稿では「説明責任」を取り上げました。 アカウンタ

          腑に落ちるコミュニケーション       「知らないこと」と「分からないこと」

          自動化社会、成熟期を想像してみよう。

          私たちの社会の自動化が進行しています。 「自動化」とは「無人化」と同じ意味ですね。 少し広げると「省力化」という言葉もよく使われます。 有史以来、人類は、我々の先輩たちは、「少しでも楽をしたい」という生物としての本能的な欲求から、肉体的な強さと持続力の限界を超えるパフォーマンス(結果、成果)を得るために、「省力化」が希求され、「無人化」に憧れる潮流は、今この瞬間も全く変わりありません。 そして、この潮流は、誰も止めようとしないので、止まりません。 仮に誰かが止めようとして

          自動化社会、成熟期を想像してみよう。

          イノベーション業務とDCAの関係

          これまで見てきたように、PDCAサイクルの「P計画」ステップにおける「イノベーション」業務は、「必要な目標」を設定してさえやれば、それに向けての挑戦を続けるために・・・  矢継ぎ早に次々とアイデアを繰り出して、  あの手この手とプロとしての知恵やノウハウを駆使して、  自らの力量をアップさせながら、  仲間を増やしつつ、  インフラを増強させ、  これまでの実力ではできなかった高水準・新領域へ自社を高めていく、 というように組織を導いてくれます(後でこのあたりを詳しく述べます

          イノベーション業務とDCAの関係

          メンテナンス業務とリスク管理

          これまで、企業や組織が「環境(EMS)」や「社会的責任(CSR)」や「持続可能性(SDGs)」に配慮しつつ日常業務を続けていくことは簡単でないので、「マネジメントシステム」という「組織内のルール体系」を活用して、「両立しにくい大切な価値」を「なんとかかんとかうまくやっていく(両立させていく)」つまりマネジメントしていくという話をしてきました。 そのマネジメントシステムという組織内ルール体系の枠組み「PDCAサイクル」は、「計画通りに実施しているかどうかを検証し見直し改善を繰

          メンテナンス業務とリスク管理

          SDGs 信頼・期待アプローチ

          前回取り上げた「環境マネジメントシステム」は、各組織内のルール体系でした。 自分たちが業務を遂行する上で不可欠なルール体系を整備するための枠組み(器、入れ物)としての「PDCAサイクル」が正常に機能するためには、P(プラン、つまり計画)段階の二本柱「メンテナンス」と「イノベーション」を分けて扱い、とりわけ後者で「必要な目標」を設定して「DCA」を活かすルール体系にしていくことが、「環境」と「現価値」(前回参照)という(両立しにくいが)大切な価値を(なんとか)両立させていくこと

          SDGs 信頼・期待アプローチ

          環境マネジメントシステム 信頼と期待の区別

          「責任」と「信頼」はいわば”コインの裏表”であって「責任を果たすことで信頼を裏切らない」ことが積み重なれば社会は良い状態を維持できる、前回はこのようにCSRのイメージ作りをしました。 確かに、「責任を果たすこと」は良い社会を「維持」するうえでとても大切です。 しかし、我々が社会活動や生活を継続して行くためには、これだけでは足りません。 現に困ったことがたくさんあるからです。 困ったことをそのまま残したまま維持されても、困りますね。 つまり、今後これらを解決へと導き、未来を

          環境マネジメントシステム 信頼と期待の区別