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君は映画「2000人の狂人」を知っているか?

2023 1/3(火)
 
しばらく日記が滞っている。
こういう時は、昔、書いた文章を掲載するのがいいだろう。
ネットには載せていたものの、5人くらいしか読んでなかったエッセイである。
今回は、2014年に書かれたものだ。
ツタヤで見つけた謎の映画「2000人の狂人」についての感想である。
勝手に授賞式風にして、コメントしている。
それでは、はらしょうアカデミー賞をお読み下さい。

優秀ホラー映画タイトル・邦題賞「2000人の狂人」

・選考理由

「2000人の狂人」

凄いインパクトである。凄い邦題である。
手に取ったDVDのパッケージに描かれた、手を縛られている水着の女。
明らかにB級のにおいしかしない、実に素晴らしい。
しばらくパッケージだけ見ていても、ポップコーンが食えそうだ。
では、いよいよ鑑賞する。
本当は、もう観る必要などなさそうな位に満腹なのだが、とりあえずこの女がどうなったのか気になった為、DVDをプレーヤーでクルクル回した。
案の定、ブチブチブチッと、今にも画面が裂けそうなB級映画独特の荒々しい映像のオープニングから、期待通りのワクワク感で始まった。
この時点で、この映画を、人生で観なくて死んだとしても何の後悔もしないことだけは分かる。
ブチブチブチッ。
以降、全く怖くない演出が続く。
怪しすぎる村に、女が迷い込んで行き拉致される。
そして・・・2000人の狂人たちの残虐行為が始まる。
ここからはひたすら、血、血、血、のスプラッターのオンパレードだ。
これでもかと言わんばかりのグロテスクな描写に目を覆いたくなりながらも、演出がチープすぎて、これはコントなのではないのかと、途中から笑ってしまった。
もちろん、この監督はそんなつもりで作ったのではないだろうが、コントとしては一流のボケの数々である。
極めつけは、なんと言ってもこの村人たちだろう。
「2000人の狂人」という題名なのに、どう見ても100人位しかいないのだ。
ここまでタイトルを盛るのは凄い根性である。
これは、優秀ホラー映画・邦題賞を与えなくてはいけない。
誰も与えてないなら、是非とも、俺に与えさせて欲しい。
優秀ホラー映画賞・邦題賞は「2000人の狂人」です。
勝手におめでとうございます!

・後述

なんと、この映画の日本未公開リメイク作品があるらしい。
その邦題も、やはり凄い。
「2001人の狂宴」
観たい!
絶対、2001人、出ていないと思う。


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