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ミシュランシェフが手がける鯛ラーメン【うしお@藤沢】

新宿高島屋で開催されていた『美味コレクション~新しい食の発信~』にて、ミシュラン一つ星店プロデュースの【伖(KANEGURA)(記事こちら)】で肉鍋を堪能した足で、和食料理人歴30年、ミシュランシェフが独自のアプローチで表現する鮮魚系ラーメンという触れ込みの【うしお】の列に加わる。

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メニューは2種類。
それぞれ注文してみることに。


鯛出汁ラーメン:1320円

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湯気と共に鯛の香りが穏やかに広がる。

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少し濁ったスープは塩ベースで、鯛の香りはするものの、鯛以外からも出汁を取っているからか、鯛が主張するという感じではなく、上品にまとまっている。

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トッピングの鯛の上に乗った柚子胡椒の香りが結構効いていて、スープに混ぜずとも、柚子の香りが広がる。

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麺はツルツル。

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別皿にはニラペーストが添えられている。味変にどうぞということだったのだが、これが結構いいじゃない。

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しっかりとニラの香りが効いていて、喧嘩することなく調和している。
意外な組み合わせだが、これはイイ。
また添えられていたワケギもニラっぽい香りを放ち、いい具合にパンチあり。

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糸とうがらしがスープの脂と合わさることで、微妙な味変も楽しめる。


鯛出汁の冷やし 昆布水つけ麺:1320円

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麺は昆布水に浸った状態で出されるが、昆布のぬめりはなく、香りも穏やか。

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麺をそのままの状態で食べてみると、たまごのような香りを感じる。

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スープには特に具は入っていないが鯛の脂がしっかりと浮いていて、この脂により、スープが麺によくからむ。

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つけ麺用なので、先のラーメンに比べてしっかりと塩が効いているのだが、食べてみると、昆布効果か、ラーメンよりも角なくやわらかさのある味で、鯛も感じる。

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こちらは付け合わせに先のニラペーストの他、梅干し、シソ、ミョウガが添えられているのだが、これがまぁ合うんだな。

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まさに夏向きで、つけ麺はニラペーストよりもこちらの薬味のほうが断然うまい。

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ちなみに、トッピングの鯛は先のラーメンと同じものだと思われるが、温かいスープに浸かっていた鯛はやわらかな食感であったが、こちらは冷えているので身が締まり、まったく違う印象に。

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スープの出汁の取り方の違いなのかなんなのかはわからないが、ラーメン屋がつくる鯛ラーメンとは違うものを感じた。

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