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『リゼロ』26話「それぞれの誓い」感想!(ネタバレ!)

ついに始まりました!『リゼロ』第2期!
ストーリーとしては、第4部に当たりますが、実は第3部は完結しておらず、26話で第3部が完結したそうです。つまり、本格的な第4部は、27話から、ということです。

それでは、原作者の長月先生のツイートも交えながら、26話を振り返っていきたいと思います。100%ネタバレなので、まだ観ていない方は観てから戻ってきてくださいね!


新たな大罪司教

避難先の聖都へ向かう中、エミリアに、レムのことを話すと、「レムって、誰のこと?」レムのことを忘れているエミリア。

(新編集版の最終回では、このシーンがありましたね。2期に向けての展開が盛り込まれていましたね)

冗談でそんなことをエミリアが言うはずもなく、レムはクルシュと共に、新たに現れた、大罪司教、強欲担当のレグニス・コルニアスと、暴食担当のライ・バテンカイトスに襲われてしまう。

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強欲担当:レグニス・コルニアス

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暴食担当:ライ・バテンカイトス

レムは、バテンカイトスの権能によって、名前と記憶を食べられてしまい、クルシュは記憶を食べられてしまったのだった。


スバル、覚悟の死に戻り

スバルはレムを助けるために、すぐさま剣で喉を掻っ切って死に戻ります。

スバルの自殺は、これで2度目でした。前回は、レムが魔獣の呪いによって殺され、ラムが泣き叫び、逃げたスバルを殺そうと追ってきたラムからベティに守られている時、ベティのクルクル髪を「ビヨーーーンッパ!」と伸ばした後、ベティに殺される前に、自ら崖を飛び降り、グチャっと死んでしまいました。

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よくよく考えると、スバルの2度の自殺は、レムを助ける為なんですよ。エミリアを、魔女の呪いで殺してしまった時、スバルは「誰か殺してくれー!」と叫び、ペテルギウスが現れ、パックに殺されましたが、自殺することはできませんでした。

スバルはエミリアが好きです。異世界転生した時に、エミリアに助けられたから。でも、スバルそのものを救ったのは、レムです。それをわかっているから、スバルもレムを大切に想い、エミリアにきちんと気持ちを伝えようとしたんだと思います。出会う順番が違えば、好きになるのはレムだったかもしれません。それだと、物語は進まないのですが・・・。エミリアを助けたからこそレムと出会うことができたわけなので(^^;。それもこれも、タラレバですね(笑)

レム自身は、愛人宣言をしているので、エミリアさえ良ければ関係が成り立ちますが、羨ましい限りです(笑)。ただ、スバルはそれだけの働きをして代償を払ったので、そういう状況になるのでしょう。しかし、その矢先、レムが・・・(T^T)


変更されたセーブポイント

セーブポイントは非情にも、戦いを終えた竜車の中。既に、エミリアはレムを覚えていなかった。

長月先生曰く、レムが襲われたのは、対ペテルギウス戦の作戦会議をしている頃だった。ペテルギウスとの戦いで、一度「死に戻り」した時点で、すでにレムは助けることができなくなってしまった、とのこと。
もっと言えば、白鯨を倒した後にセーブポイントができましたが、その時点でエミリアかレム、どちらかしか助けられないという状況になっていたそうです。
いやいや長月先生、あんた鬼か!?


白鯨に殺された時とは違い、体はあり、生きてもいるので、レムのことを忘れていても、その姿を見れば、ラムの妹だと確認できるのが救いです。スバルだけ覚えていますが、なぜ覚えているのか、誰も聞かないのはアニメ用なのかな。

クルシュさんは、意識を取り戻しますが、記憶を奪われているので、本来の女性らしくしおらしい姿になっている。

長月先生曰く、「記憶」を奪われても、その人の本質は奪えない。「記憶」は人を形作る根本だと思っているので、それはそれで人間の死だと思う。ヒルルクの言っていたことは正しい。忘れられた時、人は死ぬのである、とのこと。
まさか、ヒルルクの言葉が出てくるとは(^^;
つまり、記憶を奪われたクルシュさんは、クルシュであってクルシュではないのかもしれませんね。


スバルが初めて見たレムの寝顔。レムはいつも、こっそりスバルの寝顔を見ていたそうですが、スバルにとっては初めてのこと。それが、こんな形で見ることになるとは。心配になってきたエミリアは、スバルを健気に支える。

「今度は私がスバルの力になる」

その言葉に、スバルは

「ちょっと泣く」

と、レムが犠牲になってから、やっと泣くことができた。

このシーンに長月先生もすごく好きなシーンだそうです。声優の女性陣も、このシーンは大絶賛でしたね。


ちょっとのつもりが、号泣するスバルを、エミリアは後ろから優しく抱きしめ、頭を撫でる。

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この瞬間、しばらく離れていた正ヒロインの座をレムから奪取に成功。やはり強い、エミリア!!今回は、エミリアの正ヒロイン返り咲きの儀式のような回でもありましたね(^^;


三章の完結から、四章へ

ということで、王都に戻ったところから始まった三章は、エミリアと袂を別つことになり、白鯨に苦しめられては、エミリアを諦め、レムと逃げようとして、ゼロから異世界生活を始める決意をする。
そして、レムのヒーローとして、今までの失敗を生かし、白鯨線を成立させ、見事撃退。ペテルギウスにも苦しめられながら、ライバルにして憎い最優の騎士、ユリウスと共闘してペテルギウスを倒す。
そして、エミリアが乗る竜車に仕懸けれれた爆発する魔石を取り出し、「好きだよ、エミリア」と告白して、エミリアを助ける。エミリアの誤解は解け、念願の膝枕。改めて告白し、第1期は幕を閉じ、今回の26話で完結しました。

第4部は、さらに魔女教との戦いが激化して行ったり、新キャラがどんどん登場します。
レムは退場してしまったので、いのりん(水瀬いのり)の出番も激減してしまうのが残念ですが、新キャラに期待ですね!!


画像出典:『Re:ゼロから始める異世界生活』/長月達平 WHITE FOX


27話コラムはこちら


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