『劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン』感動で号泣(ネタバレなし!)
観てきました。
『劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン』
昨年の7月、京都アニメーション放火殺人事件によって、世界の宝である、京アニのアニメーターや監督など、36名がお亡くなりになりました。
予定していた「ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝」や、今回の劇場版も、後悔が延期することとなりました。
まずは何より、公開してもらえたことに、心から感謝しています。
昨年のちょうどこの時期に、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝』が公開され、今回の『劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン』は4月に公開する予定でした。しかし今度は、コロナの影響によって、公開が5ヶ月延期することに。
そして、ついに待ちに待った公開となりました。
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』は、私にとってはとても大きな影響を受けた作品で、運営している「神アニメランキング!虹見式」では、「虹見式アワード2018」では第1位に輝き、作品としても三部作にして特集いたしました。
映画が公開されたことで、コラムのPVが増えているのですが、劇場版を観る前に、ぜひテレビシリーズを振り返っていただきたいし、よろしければ、コラムも読んでもらえると、より感動が深まるのではないかと思います。
号泣の嵐で涙腺崩壊
今回の映画は、予告や事前情報を一切見ずに臨みました。おかげで、最初から号泣でした。何なら、映画が始まる前に、映画CMで『劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン』が流れただけで、もう泣けてきました(笑)
もし、まだ予告等を観ていない方は、観ずにいた方が、感動が大きくなるかもしれません。
ネタバレなしでお送りするので、内容は言いませんが、とにかく感動の嵐でした。観終わった後も、涙で目が腫れていたのは私だけではないはず。
2時間全集中したことで、観終わった後の、恒例のコーヒータイムでは、しばらく放心していました(笑)
ヴァイオレット・エヴァーガーデン
戦争孤児だった少女が、軍人に拾われて、戦争の武器となり、ギルベルト少佐と出会って、「愛してる」という言葉を知る。しかし、少佐との別れから、「自動手記人形(ドール)」として、様々な愛や、届けたい想いと触れ合います。命をかけてまでも伝えたい思い。それこそが「愛」なんだと、ヴァイオレットは知り、武器だった少女は、人間になっていきます。
「命令」がなくては何もできなかった少女が、自分の意思で、自分の足で歩いていけるようになった。そんな、ヴァイオレット・エヴァーガーデンの姿が、この映画で存分に描かれています。ヴァイオレットが紡いだ愛や、生きた証が、今、そして未来にどのように繋がっていくのか。
ヴァイオレット・エヴァーガーデンに出会った人なら、見届けなければなりません。いや、見届けたくなるのではないでしょうか。
この作品に触れた方なら、ぜひこの映画を観ていただきたい。
「観なきゃ損」という言葉では足りません。
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』を観たのなら、この映画を観なければ意味がない。いや、この映画を観るために、ヴァイオレットに出会った。
それだけ言っておきます。
親が子を愛するように、愛したくなるように、ヴァイオレットちゃんのことを愛してしまいます。戦争では人を殺めることもあり、ドールになってからは、人の思いを紡ぎ、愛の架け橋となりました。
過去は、消えるものではありません。過去の傷は消えることはなく、苦しみ続けることもあるかもしれませんが、幸せを積み重ねていくことだってできます。傷を負うからこそ、幸せの価値もその分わかるものです。
戦争の炎で心身に火傷を負ったヴァイオレットちゃんですが、「愛してる」の意味を少しずつ知りました。ドールとなったヴァイオレットちゃんは、間違いなく、人に必要とされることを積み重ねてきました。
そんなヴァイオレットちゃんには、幸せでいてほしい。思いが報われてほしい。いつも無表情なその顔が、手で笑顔を作らなくても笑顔でいてほしい。
そんな風に思います。
ヴァイオレット・エヴァーガーデンの前では、きっと誰も争うことなんかしなくなるだろうし、愛を大事にするのではないでしょうか。
どうか、一人でも多くの人に観てもらいたい。そして、大切な人を、大切な今を、届けたい思いを大事にして、自分にとって愛、幸せを見出していただきたいと思います。
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