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「病室で念仏を唱えないでください」第3話

念とな第3話は、松本さん不足を解消してくれて、見せ場が一気に増えた回となりました!私のコラムが効いたのでしょうか(笑)

とにかく松本さんについて語りたいのですが、それはまた後ほど(笑)

それでは、第3話のポイントとなったことを述べてまいります。


救いたいという押し付け

ノンブレーキで事故を起こし、一命を取り留めた宮島(ナオト・インティライミ)は、病院を抜け出す。中庭で倒れている所を発見したが、話を聞いた松本先生は、鬱かもしれないと考え、何と苦しみから救いたいと言う。しかし、三宅先生(中谷美紀)は、「救命として命は救った。それ以上は坊さんの仕事。押し付けないで!」と言い、反発し合う。

「人を救う」ということは、一見素晴らしいことだと思いますが、それはある意味、相手への「押し付け」でもあります。何を持って救うのかということは、ここでは語りませんが、救うことを押し付けることは、それは救うことにはならないように思います。

松本先生はお坊さんでもあるので、人の魂を救うことが仕事でもあると思いますが、人を救いたい、人の為という思いが、自分自身のものなのか?与えられた価値観なのか?このドラマでは、松本先生と三宅先生の二人がぶつかり合うことで、見せているのかもしれませんね。

その後、退院した宮島は、自宅で自殺を図り、再び運ばれてくる。今回も一命は取り留めたものの、せっかく命を助けたのに、とショックを受ける三宅先生。何の為に命を救うのか。それだけでは足りないのか。

そんな時、三宅先生がお世話になった、間も無く定年する救命士(宇梶剛士)が、火災現場で二次被害に遭い、助けることができず、涙を流す。
三宅先生も、自身の価値観が揺らぎ始める。患者の命を助けるのが医者の仕事。必死に命を助けても、自殺中毒者は自殺を繰り返してしまう。体を助けても心が変わらなければ、同じことを繰り返してしまうからです。


自分の価値

その後目を覚ました宮島は、なぜ自殺しようとしたのか、三宅先生に語る。

「お前は何の価値もない人間だ」

そう上司に言われたことで、考え事をしていた時に、事故を起こしてしまった。新しい上司に言われ続けたその言葉によって苦しみ、「自分には生きてる意味はない」と思い、助けられた後にまた自殺未遂をします。
またも助けられるが、自分には生きてる価値はないし、あの上司がいる会社には戻りたくないと嘆きます。

三宅先生は、「奥さんにとっては、あなたは宝です。あなたがしていることは、上司と同じ」だと言い、「まず体と心を直します」と、生きることを決意する。

宮島のように、ひどいことや理不尽なことを言われたことがある人は多いんじゃないでしょうか?言われて嬉しいことではないし、ショックも受けるものです。

ただ、仮に、大切な人に「お前に価値はない」と言われたらショックですが、親しくも尊敬もしていない人に、相手の価値観を押し付けられた所で、それを真に受ける必要はありません。

ネットで炎上したり、誰とも知らぬ人にディスられたりするような時代です。誰に何を言われてるかなんて気にしてたら、生きていけません。
逆に、親しいわけでもない人に褒められたり認められることで、自分の価値を感じるのも違うと思います。そういう相手は、必ず何か裏があるはずです。

嬉しい言葉も嫌な言葉も、自分のことをよくも知らない、どうでもいい誰かに言われたことを、鵜呑みにしないように気を付けなければ、宮島のように、苦しみ生きることが苦しくなるでしょう。自分にとって何が大事なのかをしっかりと認識することが大事なんでしょうね。


嫌いな他人を通してこそ自分が見える

昔あった些細なことがトラウマになって松本先生に突っかかるムロさんですが、些細なことが、大きなトラウマになることがあります。周りからしたら些細なことでも、本人にとっては忘れられないことで、相手は意外と忘れていたりします。

松本さんにムロさんのことを聞く松本先生は、自分のことのように感じ、

「俺はあいつとは違う」

と否定しますが、松本さんの言葉に心当たりがあるということは、自分の中にやましい思いがあり、そこにこそ、向き合うべきことがあります。

松本先生とムロさんは、対照的に描いているので、いずれお互い向き合い、自分とも向き合っていくことが描かれるんでしょうけど、これを、自分に置き換えて考えることが大事だと思います。

特に「俺はあいつとは違う」と思うようなことは、こう言って切り捨ててしまえば、自分と向き合うことはできません。つまり、ムロさんを否定することは、自分を否定することにもなります。誰かや何かを否定するということは、自分をも否定することになってしまう。ここは、気を付けていきたい所ですね。


やっと出てきた松本さんの見せ場!!

ここまでは、ムロさんにいじめられたり、あまり目立つシーンの少なかった松本さんですが、3話は出番も増え、手術シーンがあったり、超カワなストレス発散シーンは必見です!!
ムロさんへのストレスをぶちまけながらサンドバックを叩き蹴る。

ーあぁ、サンドバックになりたい・・・

そんな姿を松本先生に見つかってしまい、取り繕う松本さん。

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どうですか。可愛すぎるっ!!!

真面目で頑張り屋な性格でもあり、いい意味でのバカということもあってムロさんに認められて、スラムダンクの安西先生が如く、育てようとしたり、松本先生にも「救命に来ないか!?」と誘われていたり、3話から急に2人が取り合うヒロイン状態に!

今後、ますます松本さんの出番が増えて、目立っていくのがとても楽しみですが、実は本日、松本穂香さん23歳のお誕生日なんです!!

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松本さん、お誕生日おめでとうございまーす!!!

可愛すぎる・・・

ドラマもそうですが、今後の活躍がとても楽しみです(^^)

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