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ネコ作家なる人物が書いたテキストを見て驚いた。


ネコ作家なる人物が書いたテキストを見て驚いた。
一寸引用してみよう。

もうひとつは、これこそ本稿の主眼であるが、「崇高な日本人」史観の存在である。要するに、日本民族は世界一道徳的で礼儀正しく、よって不道徳な行いや野蛮を行わない。つまり、多民族への差別などやったことは無い──とする世界観である。これはネット右翼が依拠する日本の保守界隈でも根強く信奉されている価値観で、私はこれを「凛として美しく」路線とも呼んでいる。
つまり日本人は崇高で美しいから、略奪・強姦・差別その他の不道徳行為を現在でも過去にでも一切やってこなかったとする史観で、実はこれが日本の保守派に代表される「南京大虐殺否定」「従軍慰安婦否定」論にダイレクトに結びついている。

1)現在でも、過去においても、日本人は崇高で道徳的で美しいので、中国人(当時の中国国民党軍・民)を野放図に虐殺することなどありえない事である(南京事件否定)

2)現在でも、過去においても、日本人は崇高で道徳的で美しいので、欲望をむき出しにした戦時性暴力など行う訳はないのである(慰安婦否定)

このような論がこの国の保守、ネット右翼界隈では「常識」になっているが、すべての根源は「崇高な日本人」史観の存在だ。南京事件に関しては、中国側犠牲者数の算定数に開きはあるものの、秦郁彦氏ら実証史学者の研究によって虐殺自体は存在したことが史学界の定説になっている。そして従軍慰安婦については議論の余地なく、戦中に彼女らを日本軍が管理し、あるいは彼女らの意に反して売春に従事させ苦痛を味あわせたことは、日本政府が河野談話(1993年)で事実を認め謝罪して以来、歴代内閣が踏襲している歴史的立場である。「崇高な日本人」史観とは、まったく砂上の楼閣、机上の空論に過ぎないのである。

「崇高な日本人史観」というのは初めて聞いた。
【世界一道徳的で礼儀正しく、よって不道徳な行いや野蛮を行わない。】って何処かの半島系の民族が良く言っていたフレーズだと思うが。
日本人がそもそも【道徳的】で【礼儀正しい】なんて【自画自賛】するような【民族】か?
比較の問題で、他の外国での生活を送っている人達が、鼻持ちにならない他民族の差別的な言動に対して、あれよりはマシと行っている話は聞くが、自画自賛など気持ち悪いだろう。
ただ、正面切ってこんな【差別的】な【記事】を目にすると、【頭大丈夫か?】と言わざるを得なくなる。
【日本の保守派に代表される「南京大虐殺否定」「従軍慰安婦否定」論にダイレクトに結びついている。】
当方は、保守とも名告って居ないが、【南京大虐殺】や【従軍慰安婦にする為に日本国及び日本軍が強制的に村々を襲って連行し、従事後殺害した】などという与太話は否定している。
【中国人(当時の中国国民党軍・民)を野放図に虐殺することなどありえない事である】なんて事は当然のことで、当時の陸戦法規の状況から考えれば、城内摘出の5,000程度と城外の多くても3,000〜20,000程度(不明な点が多い)の中国兵の殺害に関しては、陸戦法規内の特殊事情における合法性の範囲内と考えられる。

捕虜殺害と国際法

城内での非戦闘員の殺害数53名(欧米人の報告史料からの数)にしても、実質的に日本軍の行為かまたは不明確である。
どこにも【野放図に《殺害》することなどありえない】のは当たり前で、合理的な必要性が存在しない。
ましてや、非戦闘員である一般市民を【野放図に】殺害してなんの利益があるのかサッパリわからない。
【秦郁彦氏ら実証史学者の研究によって虐殺自体は存在したことが史学界の定説になっている。】というのは、単なるキャッチフレーズで、
例えば、【映画】のキャッチフレームと同じで、【興行収入ナンバーワン!】【全米が泣いた!】とかと変わらない。
秦郁彦氏が実証史学者かどうかといえば、少なくとも【ヴェノナ文書】を【史料と認めない】などと不合理なことを言う頭のおかしな人物であり、南京攻略戦に関しても、殺害数を【実証】したことは一度もない。単に中国共産党もこれぐらいだったら妥協するのではないかと言う【忖度数字】を提示すると言うお粗末な人物である。それが【実証学者】などと持ち上げるのは頭大丈夫かと言わざるを得ない。
この方、以前はネトウヨ研究家のように紹介されていたが、当方一度も取材の申し込みを受けたわけでもなく、Twitterでもついに問い合わせもなかった。
保守派や右翼の主張といっても(1)(2)を読んでも、理解できないような単純化をして分析しているので、本当に取材したのか怪しい。
一度、南京事件のプロパガンダの研究家である松尾一郎氏と対談していたが、その時の松尾氏の意見はさっぱりここには見当たらない。
では、猫作家なる人物がその場で反論できたか。そうじゃないだろう。
秦郁彦氏は南京事件の研究では低レベルのいかがわしい人物を持ち上げているから、反論すらできなかったのであろうと考える。

こういう猫作家みたいな人物をメディアは持ち上げて、さらに一般市民を装った左翼市民の方達が持ち上げると言うマッチポンプ方式を行う。
近年、左翼の知的レベルが全く地に落ちているのはこう言う行為からだろう。

今回は、Newsweek日本版だったが、こんなやり方がいつまでも通用すると思っているのが本当に呆れる。

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