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「盤上の向日葵(柚月裕子)」を読んだ。
駒の来歴を調べることの比重が大きい上巻はまだ面白かったけれど下巻はいまいちだった。駒バカ正直に持参するし香典代わりにする上条はいったいなんなの?
あまりに満足とは言える気分ではなくてミステリーをもう一冊読もうと思い「蟻の棲み家(望月諒子)」を買ってきた。
「日本の風俗嬢(中村淳彦)」を読んだ。
先日の「幸福の「資本」論(橘玲)」に続いて「最貧困女子(鈴木大介)」の流れで似たような本を選んだ。
顔面偏差値以外にどのような素養が要求されていてどれくらい稼げているのか、ヤクザとの関係やスカウトとの関わり、どういった女性が風俗に転職するのか等々。タイトルから受ける印象よりは、それを取り巻く状況の方に内容を割いている印象だった。
2014年の書籍のようだけれど、規制を強化したところで単純に生活
「幸福の「資本」論」橘玲を読んだ。
人的資本(仕事から得られるもの)、社会的資本(共同体から得られるもの。)金融資産の3つに人の持つ価値を分けて考えたときに、人間の幸せな生き方とは何かを考察する本。
「最貧困女子(鈴木大介)」の流れで読んだけれど中々興味深い内容だった。人に薦められる。ただ、ライフステージによっては今更な内容になるかもしれない。
やっぱり交友関係は整理しないといけないし金銭ばかり充実することを目指したところで確か
「兇人邸の殺人」を読んだ。
シリーズ3作目。これまで同様に徹夜して一気読み。
やはり印象としては堤幸彦のTRICKをもう少しシリアスにした感じ。劇場版1作目で神004番として閉じ込められた山田を思い出した。安楽椅子探偵というのは分かりやすい伏線だった。
しかし大鉈を携えた隻腕の巨人なんて普通は思い浮かばないでしょう。それ故か細かいことを考えずに読んだ方が良いと思う。状況が突飛過ぎてアリバイのトリックや最後の鍵のやり取りを
「新・晴れた日」「世界報道写真展2021」に行ってきた
新・晴れた日何より本人による作品解説がありがたかった。1部と2部に分かれていて、時代順なのだが2部は何だろう・・・現代アート感がアレだった。最も印象に残った写真は「怪談」(1969)。ブレードランナーか攻殻機動隊的な雰囲気が思わず視線を奪う。
しかし2部の都市とヌードはもう「怪談」のような魅力が自分には感じられなかった。宝生舞は美人。
世界報道写真展2021
見応えはある。ただ、その写真
「マン・レイと女性たち」に行ってきた
何?この人は人格がまともな太宰治か何かなの?
ダダイスムだとかシュルレアリスムのような事前知識があればもっと楽しめたのかもしれないけれど・・・。商業写真についても分からないしなあ。
感じた点を挙げると、やたらと多い裸婦の写真について。当時はふくよかな女性の方が魅力的と思われていた時代なのだろうか。現代の感覚からするとジム通いした方が良いと思えるような体型がいくつかあった。
あと、当時のパリの
「ファッションインジャパン」に行ってきた
1950年代のファッションデザイナーは分からないなあ・・・。
50年前の美人は今でも美人だし、50年前の服は今でも普段使いできると思う。しかし90年台あたりの展示から普段着ではなくなってきていると思う。「TD6懐かしー!」なんて声が聞こえてきたけれど何歳だったんだろうあのおばさまは。
服よりも資生堂のポスターの方がもしかすると見ごたえがあったかもしれない。やはり野郎が一人で見に行く展示ではなか
「応仁の乱 戦国時代を生んだ大乱」を読んだ
応仁の乱といえば敵味方が入り乱れて全員が敗者になって戦国時代に突入するくらいの認識でいた。山名宗全や細川勝元くらいの名前は知っている。
読んでみた感想としては、まず事前の認識は正しかったということ。それと、足利義政が苦労しているということ。やはり室町時代の日本人は主張が強い。修羅の国。
勝利のために味方を増やすば増やす程、勝利条件が複雑になって完全勝利が遠ざかる様子は本当にシッチャカメッチャカ
「戦国武将の叡智 人事・教養・リーダーシップ 」を読んだ
戦国・小和田チャンネルをいつも見ているので何となく著書を1冊買ってみた。読み物としてはまぁまぁ面白かった。でも人に勧めるかと言うと微妙。
とくに印象に残っている部分といえば、おみくじ。戦国時代の武将が籤で物事を決めるようなことがあったとは知っていたけれど、それがどういったものかを考えたことは無かった。どうも自身の信仰する神の前で籤を引くことで神託を得るという意味合いがあったらしい。なるほど。現代
「ヨーロッパ近代史」を読んだ
セールか何かでkindle版を買っていたような覚えがある。歴史の教科書にあるような出来事をもっと深堀りしていくような内容で読み物としては面白かった。
印象に残ったのでルターの宗教改革のあたり。「科学の発見」を読んだときも思ったけれどキリスト教は害悪。
「死神の浮力」を読んだ。
「死神の精度」は短編集だったけれどこちらは長編。千葉のキャラクター性を楽しむ一冊。
どんなストーリーも良い悪役がいると面白くなると思っているのだけれど本城は中々良かったと思う。方向性は無限の住人の尸良とかレクター博士をもっと小物にした感じ。懲罰的な印象の最期はかえって白けてしまったけれど。
初めて読んだ伊坂幸太郎が「アヒルと鴨のコインロッカー」で、あまり好みでなかったので読んでこなかったが面白
「佐藤可士和展」に行ってきた
久し振りの国立新美術館。佐藤可士和というクリエイターについてはまったく知らなかった。とりあえずユニクロのロゴデザイナーだということだけ前情報。
この人の仕事を目にしないように1週間過ごすだけでも難しいのでは無いかと思うの程の八面六臂。「こどもといっしょにどこいこう」は覚えている。
企業ロゴもとても多い。
これはとても重要なことなのだけれど、音声案内の一部を本人が担当しているという点。美術館の