曼荼羅図は、定説を元にそこに描かれた意味を理解する事も重要ですが、同時に素直な心で向き合い、仏の心を想像する自由も与えられているのです 言葉によって想像の自由を…
「弘法筆を選ばず」は、空海(弘法大師)の真意ではありません。 『能書は好筆を用う』が、空海の言葉です。つまり、「優れた書家は良い筆を使う」と言う意味です。 『弘…
着物の図案家は明治以降、型友禅の発明によって生まれた職業です。 明治時代になり、庶民も絹物を着るようになると、絹の染物の量産が求められました。 そのニーズに応え…
日本の伝統的な美意識は国内だけに留まらず、18世紀以降世界の芸術とデザインに大きな影響を与えてきました。 一般的な『シンプル』の意味は「簡素、飾り気が無い、無駄…
Jogan
2023年3月20日 11:15
曼荼羅図は、定説を元にそこに描かれた意味を理解する事も重要ですが、同時に素直な心で向き合い、仏の心を想像する自由も与えられているのです言葉によって想像の自由を束縛しない曼荼羅。それは、人種、時代、国柄を超えた永遠普遍の真理が描かれているという証です。曼荼羅思考とは、多様な人間が個々の役割と尊厳を認め合い、個性を明確にしながらも、見事に全体の調和がとられている状態を形成する思考です。
2023年3月20日 10:52
2022年10月15日 23:36
「弘法筆を選ばず」は、空海(弘法大師)の真意ではありません。『能書は好筆を用う』が、空海の言葉です。つまり、「優れた書家は良い筆を使う」と言う意味です。『弘法筆を選ばず』ということわざとは正反対の意味ですね。これは空海以外の誰かの浅はかな理想論です。空海の真意である『能書は好筆を用う』は、永遠の真理です。あの天才イチローがあれ程までにの道具に拘ったのはなぜでしょうか?それは
2022年10月14日 13:20
着物の図案家は明治以降、型友禅の発明によって生まれた職業です。明治時代になり、庶民も絹物を着るようになると、絹の染物の量産が求められました。そのニーズに応えるべく、広瀬治助が化学染料を使う型友禅を発明し、着物の大量生産が可能になりました。それ以前の絹の着物の図案(下絵)は、円山・四条派の絵師や琳派の絵師達が余技として呉服商などから依頼され、描いておりました。それが、明治になり、着物の需
2020年3月20日 23:55
日本の伝統的な美意識は国内だけに留まらず、18世紀以降世界の芸術とデザインに大きな影響を与えてきました。一般的な『シンプル』の意味は「簡素、飾り気が無い、無駄をそぎ落とした合理性や実用性」を言いますが、日本が世界に影響を与えた『シンプル』の概念は「一見簡素に見えるが、多くの要素を凝縮して成立させ、想像力を引き出す余白を残す」という、より高度な『シンプルの概念』です。このシンプルの概