『スタントウーマン ハリウッドの知られざるヒーローたち』

ハリウッドのアクション映画で人知れず活躍する女性スタントたちにスポットを当てたドキュメンタリー映画。わりと想定通りだが、女性ならではの苦労話と男性顔負けのアクションのスタントは見る者を惹きつける。

 

 

参考として流された映像は古くは1920年代ぐらいから2010年代まで映画・テレビドラマを問わず女性たちによるアクションシーンが使用され、これをスタントをした本人や女性スタント視点で語る。カーアクション、炎、格闘など様々な危険なシーンを次々と見られるので、それだでも十分面白いが、そこに舞台裏的な要素も加わる。

 

 

レジェンド証言者は60年代、70年代に活躍された方が中心なので、パム・グリアやテレビ版「ワンダーウーマン」の映像がやや多い。ミッシェル・ロドリゲスが出ているだけあって『ワイルド・スピード』シリーズは外せないが、思ってたよりかは少ない。

 

出来れば、男性スタントから見た彼女たちの証言も見たかったが、純粋に女性スタントたちの映像・証言のみで構成されている。アクション映画が好きな人は必見、そうでない方にもこの特殊な視点からの映画史を見ていただきたい。

 

 

評価:★★★★