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50人50色、多彩なマネフォPdMの経歴〜Vol.1 藤永 旺二郎〜

マネーフォワードビジネスカンパニー(MFBC)CPO室の広瀬です。

前回のnote記事『【入社エントリ】マネフォの50人を超えるPdM集団と「最高のユーザー体験を作りたい!」と思い、大手企業を転職した話』を書いて1ヶ月が経ちました。

おかげさまで記事の反響もあり、MFBCのプロダクトマネジメントの最前線について問い合わせをいただくことも増えました。

そこでnote記事 第二弾は「異なる経歴を持つ、MFBCの多彩なPdM」に登場してもらい、PdMを目指した経緯や現在の活躍ぶりを、対談・インタビュー形式でお届けしたいと思います。

Vol.1の本記事は、マネーフォワードへ2019年に新卒で入社し、営業職からキャリアをスタートさせたのち、現在は「マネーフォワード クラウド請求書Plus」のPdMとしてインド開発拠点立ち上げに向けても大活躍している藤永さん(@Ojiro Fujinagaです。

登場するPdMのみなさん
Vol.1 藤永さん ←今回の記事(マネフォ新卒入社・営業職出身)
Vol.2 ダソムさん(UXデザイナー出身)
Vol.3 杉浦さん(経理職出身)
Vol.4 根津さん(エンジニア・PdM出身)


vol.1 藤永 旺二郎さん

Zoomでのインタビューの様子(左:藤永さん・右:広瀬)

藤永 旺二郎(ふじなが おうじろう)
マネーフォワードビジネスカンパニー
デジタルインボイス本部 クラウド請求書Plus PdM

2019年に神戸大学 経済学部 卒業後、マネーフォワードへ新卒で入社。営業職として士業・中小企業向けにマネーフォワードクラウドのセールスやカスタマーサクセス業務のリーダーを担ったのち、社内公募制度「MFチャレンジシステム」でPdMへ転身。現在はインドに在住し「クラウド請求書Plus」のPdMを務める。

1.新卒入社を決めた理由

ーー藤永さん、本日はよろしくお願いします。いきなりですが、藤永さんは新卒からマネーフォワードにジョインしてますが、選んだ理由は何ですか?

藤永:2年前のnoteにも掲載されているんですが、「理念共感」「自分が成長できる環境」「海外勤務の可能性」の3つを軸に就職活動をしていました。

その中でも「理念共感」には特にこだわりを持っていたんです。

理念の内容に「自分が納得できるか」はもちろん、理念が「その会社に浸透しているか」の2つを強く見ていました。

その点、マネーフォワードは2つとも最高に良い印象で。

まずマネーフォワードのMVVC※、特にミッションである「お金を前へ。人生をもっと前へ。」には、当時もすぐ共感できましたね。

※MVVC:ミッション・ビジョン・バリュー・カルチャー

私はバックパッカーで30カ国を旅した経験があり、そのときにも「こういった経験を得るにも最低限のお金は必要。お金の課題によって挑戦を諦めることのない社会作りに貢献したい」と心から思っていましたし、toC toB両面での幅広い事業展開、MVVCと事業がロジカルにつながっている戦略にも納得できました。

一方、面談を通じた社員・人事の方との会話の中で、他社には感じなかった「理念の強く深い浸透」も実感できたんです。

みなさんが上辺だけじゃなく、自身の原体験から「何故マネーフォワードのMVVCに共感しているのか」を自分の言葉で語れるんですよね。

2.営業職で活躍し、PdMの道へ

ーー自分の言葉でMVVCを語れる人は本当に多いですよね。
ちなみに入社当時から「PdMになりたい」という思いはあったんですか?

藤永:実は全くありませんでした。

入社当時は、まずMVVCのバリューにもある「User Focus」の力を身に付けたいと考えていました。どの職種で活躍するためにもベースになるスキルですし、今でも重要視してます。

そのため、入社すぐはユーザの声を直接聞くことができる営業職を志望し、希望が叶った結果、ビジネスカンパニーでキャリアをスタートさせました。toC、toBどちらの事業も面白いとは思ってましたが、事業へのインパクトの大きさでtoBを志望していたので、願い通りの配置でした。

ーーそこで新人MVP(2020年上半期新人賞)を獲ったんですよね。

藤永:はい。ラッキーもありましたが、新卒ではないメンバーと比較しても遜色のない営業成績を6ヶ月間出し続けることができた結果でした。

実は、入社当時から新人MVPは狙っていて(笑)

当時は人事との面談でも「どうやったらMVP獲れますかね?」と相談して、MVP選定時期からバックキャストして営業成績のピークを持っていけるように計画してました。

新人MVPでは賞金と盾をいただいたんですが、全社MVPと比べると盾が小ぶりなんですよね。なので今のPdM職で全社MVPを狙います!

ーーいけると思いますよ!ちょうどPdM職の話になりましたが、この新人MVPを獲った後にPdM職にジョブチェンジするんですよね?

藤永:はい。新人MVPを獲った後は、その部署で4人のメンバーが所属するチームのリーダーを任せてもらっていました。

そこでチームビルディング・マネジメントを学び、キャリアを形成していく道もありましたが、将来自分がなりたい人材像を考えると「20代のうちに引き出しを増やす幅広い経験を積みたい」と社内公募制度である「MFチャレンジシステム」を利用して、PdMのキャリアを選びました。

ーーその「将来自分がなりたい人材像」にロールモデルはいますか?

藤永:ビジネスカンパニーCOOの竹田さんですね。

竹田さんとはまだ一緒にお仕事をした経験はないのですが、本当に多くの引き出しを持っているイメージで。営業や、人事・事業戦略などの多くの経験に裏打ちされた「つよく・しなやかな」すごい方だと尊敬しています。

まだまだスキル、マインドともに遠い存在なので、どうすれば近づけるのかは分かってないのですが、セールスで身につけたユーザー理解を武器に、PdMでプロダクト作りを幅広く・深く経験すれば少しでも近づけるのでは?と考えて選んだキャリアです。

3.PdMのやりがいと未経験者の苦労

ーー藤永さんのようにマネーフォワードに新卒でジョインし、現在PdMを目指している社員はほかにもいますよね。

藤永:いますね。後藤さんや他の方などに共通しているのは前の部署でしっかりと成績を残された上で、PdMにチャレンジしていることです。

PdM仲間で話すことも多いんですが、私も含めて新卒からの未経験PdMでも大きな裁量権をもらって、伸び伸びやらせてもらっている印象です。

ただ、その分苦労する人もいるんですよね。もちろん私もその一人です。

「PdMはミニCEO」と言われることもある、プロダクトのリーダー、責任者です。そのため、自身の目標・KPIすら自ら考えた上で、ステークホルダーと交渉・調整し、それを達成する必要があるため、まだまだ本部長やシニアPdMにサポートしてもらっていると強く感じています。

早く自立したい思いもありますが、今「補助輪」を外されると転けてしまう怖さもあり(笑)

ーー若手PdMあるあるですよね。。しかも、藤永さんはインドで現地のエンジニアチームを率いる1人目のPdMですが、苦労も多いのでは?

藤永:そうですね。ジョブチェンジした4ヶ月目には、インドで実際のPdM業務を始めていたので、立ち上がりの数ヶ月は本当に大変でした。

インドに渡る前の3ヶ月間はOJT期間として、海外開発拠点の1つ目であるベトナム ホーチミンのエンジニアチームと英語で、実際の開発環境でのスプリントを複数回経験させてもらいました。

プロダクトバックログの優先度決め、チケット管理やリファインメントなどプロダクトマネジメントの基礎を、手触り感のある実環境で、しかもインドに近い環境で学べたのは非常に良い経験でした。

これはマネーフォワードの環境として、提供しているSaaSプロダクトが多いこと、また海外開発拠点の実績があることによる大きなメリットだと思います。

とはいえ、世界最高峰のITエンジニア大国であるインドでエンジニアチームをリードするのは本当に大変です。

その上、私は経済学部卒でコンピューターサイエンスやコーディングの知識はほとんどなく、GAS(Google Apps Script)やSQLの超初級レベルを習得している程度でした。

例えるとバスケットボールを始めて4ヶ月目の初心者が、いきなりアメリカに渡ってプロリーグでコーチをしているようなものですよね。

4.インドの現状とグローバル化

ーー大変な状況ですね。ただ一方で、藤永さんが発刊している社内報を見ると、インドの開発やチームビルディングは良い状況の印象があります。

藤永さんが編集長を務める社内報「月刊ディスカバリーインディア」

藤永:3月からインドに渡って9ヶ月程経ちましたが、開発はスムーズに回っています。

それは「不足するスキルのサポート体制」と「信頼を得るための期待値の擦り合わせ」の2つがキーポイントだと思います。

1つ目は、不足する開発スキルをベトナムのテックリードに、いわゆる「Technical PdM(TPdM)」のようにサポートしてもらう体制があることです。

その上で、私自身はインド現地メンバーが持っていないユーザー理解、日本マーケット特有のビジネス要件・商習慣やドメイン知識をコアスキルとしてプロダクトマネジメントを行っている状況です。

その時、2つ目である「私が考えるエンジニアへの期待値」や「TPdM、エンジニアが考える私(PdM)への期待値」をしっかりと言語化して伝える、汲み取ることを努力しています。

私自身が20代の若手であることや、場の盛り上げが好きなパーソナリティも含めて「サポートしたいPdM」とエンジニアに感じてもらい、プロダクトチーム全体として「開発・ビジネス・ユーザー」のトライアングルが、良いバランスになっているのではないか、と日々感じています。

PdMとして、今後も開発スキルを向上させるための学習は続けますが、それ以上に「プロダクト全体を俯瞰して、不足する役割をアメーバのように担うマインド」が本当に重要だと思ってます。

ーーめちゃくちゃいい経験してますね!最後に、どんな人とマネーフォワードのプロダクトを一緒につくっていきたいか聞かせてください!

藤永:先日、社内イベントの「オープンドア※」で、インドやベトナムなどのそれぞれの拠点で頑張っているメンバーと、CEOの辻さんとでワイガヤする機会がありましたが、改めてグローバル化の意義を感じることができました。

※オープンドア:CEO辻さんとマネーフォワードグループの社員が対談形式で様々なテーマについて語る定期イベント。グループ全社員が視聴可能。

私が入社した当時よりも、マネーフォワードは海外での活躍機会が年々増えていると実感できます。海外で活躍したい、経験を積みたい、と考える人にも多くジョインしてもらい、インドももっと盛り上がると嬉しいです!

ーー藤永さん、ありがとうございました!

総括

いかがでしたでしょうか?
50人を超えるPdM職の中から、まずは新卒入社4年目の藤永さんに登場してもらいました。まとめると、

  • 新卒・営業職からPdMへのジョブチェンジ実績がある

  • 経験を積んだシニアPdMやエンジニアも多く、フォロー体制がある

  • 国内はもちろん、海外拠点(現状は特にベトナム・インド)での成長機会もある

など、MFBCには多彩な人材が集まり、自分のスキル・経験を活かして活躍できるカルチャーと制度があり、そしてPdM同士で切磋琢磨・刺激しあえる環境がどんどん拡大している状況なのです。

今日ご紹介したPdMの他にも、多彩なバックグラウンドを持ったPdMがMFBCには多く所属しています。その魅力を届けたいと思い、noteマガジンに記事をまとめてみました。フォローと一読いただけると嬉しいです。

次回Vol.2では「ダソムさん(UXデザイナー出身)」に登場してもらう予定です。ぜひお楽しみに!

最後に

プロダクトの成長には、PdM人材の成長は欠かせない重要な要素です。
MFBCでは更なる市場拡大を図るために、引き続きPdM職を募集中です。
ぜひ、PdM職に興味を持っていただけた方はコンタクトを取っていただけると嬉しいです!


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