劇場版 SPY×FAMILY CODE: White
鑑賞:2023年12月@TOHOシネマズ新宿
見事な脚本。
大人気マンガのアニメ、劇場版です。原作読んで、テレビアニメも見ています。そこに、何ヶ月も予告を打っての、年末公開。期待値を上げ過ぎないで認知を浸透させるという偉業です。その上で、原作もテレビアニメも見てなくても楽しくて面白い。見事な脚本でした。
まさかの下ネタ直球展開に、ああ、これぞジャンプだと手放しに楽しめました。全年齢対応の腕。そして、話を転ばせる無理スジレベルの大嘘仕込み。やり過ぎにやり過ぎを重ねるキャラの振る舞い。これでもか、これでもかという振り切りです。ひとりでも、家族でも楽しめる。とても貴重です。
アーニャの色んな表情を楽しむ、そこが真骨頂です。劇場でも、アーニャの振る舞いで笑いが連発してました。
原作やテレビシリーズを楽しんでるファンへのフォローもシッカリ混ぜ込ませています。それでいて、時間はすぐに過ぎ去る展開の良さ。浮気のサイン、スイーツ探求。身近なキッカケで、こんな展開があるなんて。
前半戦で、これは美味しんぼか?なんてニヤニヤしてしまいました。
ヨルさん、アクション担当として映画らしさをビジュアルで支えてくれるのですが、その事情は全然掘り下げないという潔さ。
冒頭で、作品に初めて触れる方でも楽しく世界に入っていける導入があります。これだけでも脚本の素晴らしさを感じます。
シンプルに楽しかったです。
期待値を上げずに見ましょう。
▲原作本。2巻目が出たころに、買ってハマっていました。激推し作品です。
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