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熱のあとに

鑑賞:2024年2月@新宿武蔵野館

愛とは。

橋本愛さんと仲野太賀さんがメインキャストということと、実際の事件に着想を得て作られたということ、内面的なお話が地方都市で描かれるということで拝見しました。

偏愛というのでしょうか。いろいろな愛があるということを、過去を背負った主人公をきっかけに訴えています。

なんとも愚直な作りで、ヒネりもあるし、偶然のいたずらもあるし、キャラクターの変化もあるんです。役者さんもこれなら出ようと思うでしょう。ただ…共感も難しいですし、メッセージを拾うにも、視聴者が深いフトコロでキャッチしにいくことになります。それでもアリなのは、テーマが愛のあり方みたいなものだからでしょうか。もし許されるなら、余韻を半分以上カットして、コンパクトにして欲しかったです。

橋本愛さんと仲野太賀さんが、ずっと魅せてくれます。
橋本愛さん、シリアスで怖い表情を堪能させてもらえました。この橋本愛さんがあって、また別の作品ではニコニコで愛嬌のあるキャラもまた更に見たくなる。
仲野太賀さんもこの作品では近いものがあります。半分くらいは「仲野太賀の災難」みたいな感じでした。
そういう意味では、楽しいモードを封じた無骨な出演作となったことでしょう。

いいシーンもいいセリフもあるけれど、消化不良感が否めない作品でした。

▲橋本愛さんと仲野太賀さんが出演されている作品といえば、「桐島、部活やめるってよ」。おすすめです。

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