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【海外旅行記|DAY2|後編】女3人気ままなポルトガル旅行を振り返ってみた【食いだおれ|ワイナリー見学|夜景のサウダーデ|フランセジーニャ】

2019年12月のお友達とのポルトガル旅行を、引き続き振り返っていきたいと思います。
DAY1−2はVlogにもまとめております。はじめてのYouTubeです。よろしければご覧ください。

さてさて、前の記事で触れたさくらんぼのお酒(ジンジャ)を食前酒として、足取りも軽くランチのお店を探します。
ドウロ川沿いには、テラス席を構えたおいしそうなレストランがたくさん!

ひと口ごとにほっぺたが落ちるランチ

私たちはこちら(Beira Rio)でランチをいただきました。
※2023年現在は店舗移転の可能性あり

赤のギンガムチェックのクロスがかわいかった〜!

今回は3人のメンバーのうち、私を含む2人はポルトガルを訪れたことがあり、その料理のおいしさにいたく感動していたので、残りの1人にポルトガル料理を紹介する格好になりました。

まずは、素朴にして至高の逸品、カルド・ヴェルデ!

専用のスープボウルがキュート

カルドヴェルデは、じゃがいものポタージュに千切りのケールを入れたもので、一枚だけスライスのサラミが入っているのが特徴です。
お味はシンプルな塩味ですが、シンプルイズベスト。
やさしくあたたかく胃にすとんと落ち、旅の疲れをおなかから癒してくれます。私は日本に生まれ育ちましたが、お味噌汁よりほっとするかもしれません。滋味とはまさにこのこと。

次に、まるまるとしたイワシのグリル。

見るからにぷりぷり、野菜もごろごろ

オリーブオイルでイワシを焼いたシンプルなものなので、和食にも通じるやわらかな塩味が楽しめます。ポルトガルは漁業が盛んで、イワシモチーフのお土産もたくさん売っているほどの名産地。イワシはポルトガルの人々にも愛されているようです。
さすがとも言えるまるまるっぷり、ほろほろとほぐれる身…付け合わせのお野菜もジューシーでとてもおいしかったです。

しかし、イワシをフォークでさばきながらいただくのは至難の業でした。小骨は気にせず食べてしまうものだったのかしら?今でも疑問です。

そしてこちらは、バカリャウ・コン・ナタス!
言うなれば、バカリャウとじゃがいものグラタンです。

あつあつを冷ましながらいただきます

バカリャウとは、干し鱈のこと。ポルトガルにはこのバカリャウを使った料理がたくさんあります。
スーパーマーケットには、お肉コーナーとお魚コーナーのほか、バカリャウコーナーまであるほどです。
クリーミーさとほくほくのじゃがいもが、冬の散策中の私たちをねぎらってくれるようにあたたまります。

そして本丸(大好物)!パスティス・デ・バカリャウ!
バカリャウのコロッケです。

ひとつから注文できたので、3人分

パスティスデバカリャウも、国民食なのではないかと思うほど街中の至る所で見ました。駅のキオスク、パン屋さんのみならずケーキ屋さんにも。
手軽につまめて満足感もあり、素朴で軽快な塩気がいつでも食べたくなるお味です。
旅先で初めてのレストランに入っても、これさえ頼めば間違いない。そんな安心感のある一品です。

一度目の旅行後、タラとコロッケという日本では馴染みのない組み合わせの虜になり、バカリャウの缶詰を買って帰り、自宅でも作るほどハマったのでした。

ポルトガル料理を初めて食べた友達も、「こんなにおいしいの!?」と目を丸くして感動してくれました。
今回の旅のレストランは、総じて大当たりでした!

石焼き栗でひとやすみ

腹ごしらえを済ませ、ワイナリーの見学に行きたいねと話しつつ歩いていると…
石焼き栗の屋台を発見しました。

お兄さんが説明しつつ12個ずつ売ってくれます

石焼き栗は冬の風物詩で、お店によっては栗のカラ入れと2層になった紙袋に入れてもらえます。
お兄さんから一袋買い、ドウロ川の川辺に腰掛けていただきます。

ほくほくの栗たち

栗そのものの甘みで、本当に美味しい。
ポルトガルの食べ物には、素材の味をいっぱいに楽しめるものが多いなと感じます。
そして、ぽりぽりと栗をかじりながら眺めるこの景色。

ずっとあり続けてね

旅の目的はこれで果たしたと言ってしまっっても過言ではないかもしれません。

サンデマンのワイナリーツアー

休憩を終え(といってもランチからのデザートタイムでしたが)、私たちはサンデマン(Sandeman)のワイナリー見学に参加してみることにしました。
サンデマンに決めた経緯は失念してしまったのですが…
たしか、その近くのQuinta dos Corvosが予約不要との下調べをしていたのですが、行ってみたところでお休みだったのだと思います。

その場で決めたサンデマンでしたが、結果、大満足でした!

ワインを作っているだけあって大きな作りでした

まずは、定時のツアーまでロビーで待機します。
開始時刻になると、従業員の方が出てきてワイナリーツアーの始まりです。

トレードマークは「ドン」

サンデマンのトレードマーク「ドン」のおじさんと同じマントまとって、ワイナリーの構成や、ポートワインの熟成方法について説明していただけました。
英語の聴解力がおよばず半分ほどしか聞き取れませんでしたが、それでも雰囲気バッチリで楽しかったです。

モチーフさながら!

暗いワイン庫はひんやり静かで清潔で、どこか神秘的な雰囲気さえ感じられました。

これはほんの一部分 かなり奥深かったです。

最後にはワインの飲み比べができました!

サンデマンはグッズも充実していました。お土産にいいかも

アルコール度数の高いポートワインは、ほぼ下戸な私にとってはこれでも十分すぎる量でしたが、それぞれの味の個性が楽しめてよかったです。

夜景とサウダーデ

ワイナリー見学でほろ酔い気分になったところで、日が暮れてきました。
ドン・ルイス一世橋の夜景を見るべく、えっちらおっちら徒歩でセラ・ド・ピラール修道院へ向かいました。
時間帯はばっちり、何にも代えがたい夜景が広がります。

燦然、とまではいかず、ほんのりと温かく散りばめられたポルトの街あかり。
いつかこの光のひとつになれたらな、なんて軽率にも思ってしまいます。
セラドピラール修道院は、市街地を望む夜景スポットですが、対岸から見た壁面の明かりもとても美しいです。

対岸の岸辺ではストリートミュージシャンがギターを弾き語っていて、郷愁を誘う雰囲気に泣きそうになってしまいました。

ドウロ川クルーズ船の乗り場もこちら。クルーズも楽しい!

ポルトガル語にはサウダーデ(saudade)という言葉があります。
意味は郷愁、憧憬、思慕、切なさ など、他の言語でひとつの単語で言い表すことが難しい単語ですが、ポルトガルの人々はサウダーデをとても大切にしているといいます。

うまく言い表せないのですが、ポルトガルの街の中には、いつもそこはかとなく、サウダーデの空気が流れているような気がしてなりません。
ただのいち旅行者ですが、ポルトガルの大好きな部分のひとつです。

三大アズレージョ※記憶なし

さて、棒のようになった足を引きずりながら、旅のアドレナリンだけを燃料にまだまだ頑張ります。
ポルトには三大アズレージョ教会なるものがあり(出典不明、たしか地球の歩き方だったかな?)、ひと目見るだけでも制覇しようということで写真だけ収めに行ってきました。
ひとつはすでに見ていたので、以下の2つです。
正直なところ疲れきっていて、どのように行ったのか、どんな感想を抱いたのかも記憶にございません…。張り切った旅の後半あるあるですね。

アルマス聖堂 たしか駅の近く…
サント・イルデフォンソ教会

罪なお味のフランセジーニャ

くたくたになりつつもお腹は空く。ということで、調べておいた有名店 Lado Bにて夕ごはんです。
ファストフード店然とした気軽な店構え。

夜も遅めだったのに大盛況

こちらでのお目当てはフランセジーニャ(Francesinha)です!
これが食べてみたかった〜!

どーんとインパクトがあります

フランセジーニャとは、サンドイッチの一種です。
挟んであるものは…とにかく複数種類のお肉!
ソーセージ、ハム、ステーキなど、特に決まりはないそうです。
サンドイッチの上に溶けたチーズをかけ、卵黄を落としてソースをかけたら出来上がり。
ポルトガル料理にしてはかなりジャンクな一品です。
カロリー的にはハンバーガーに近いかも。

層が美しい

ソースは若干スパイシーでしたが、旨みも感じられておいしかったです。
これはまた食べたくなりそう。
ドキドキしながらの挑戦だったので、パスティスデバカリャウも忘れずに。

あなたはいつでも裏切らない

1日の終わりと不穏なはじまり

すっかり満腹になり、アパートに帰ってきました。
シャワールームが2つあり、さくっと寝る準備ができてよかったです。
リビングも広々でとても素敵でした。

もっとゆっくりしてもよかったかも
螺旋階段で上のシャワールームに行きます

この日の深夜、それなりに大きなトラブルが起こるのですが…
元凶はこちら。

Booking .comとのやりとりのスクショ

ようやく2日目まで終了しました。長かった…。
動画は未作成なので、どっちに先に手をつけようかなと考え中です。

タイへのお引越しももうすぐのタイミングなので、またしばらく空くかも知れません!
いつもながら、ご清読いただき誠にありがとうございました。

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