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つれづれ505

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だいたい1記事1,000字くらいです. 頭の中にめちゃくちゃ漂っている言葉たちを文章にしておいておく場所です.
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#スキしてみて

心の在り処を知る

心の在り処を知る

ふとした瞬間に,自分の心の在り処を知ってしまう.そうなった.かなり鋭く客観視できるのは自慢だけど,客観視しすぎてしまうと途端にきつくなってしまう.「あ」と思った時,僕は心が疲れ果てて居ることに気づいてしまい,その瞬間急にだめになった.本当に急だった.それまでは全然平気だと思っていたのに.そんなものらしい.

別に今病んでいるわけではない,恐らく身体は健康体で,健康に気分が落ちているだけ.そういう時

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言葉を使う生命だから

言葉を使う生命だから

希望を書いておこう.全部僕の話.

僕は言葉を扱うものとして,言葉に説得力を持たせるために,誠実に生きる必要があると思っている.音楽をやる人間の中には,不誠実だとしてもそれが良いとされて讃えられている人も多い.別に人は人だからそれはそれで良いし,それに対して良いと言っている人に対しても「そういう人がいる」ということで終わるようになった.だから僕個人の話.

僕個人としては,言葉を使うものとして大成

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断捨離と精神力

断捨離と精神力

物を買って生きているよね.

でも物を買っていくと,物が増えてきて,いつかこれを捨てないといけなくなる.それができない場合は収納を増やす.このどちらかを繰り返す.

収納を増やすためには,自分の領域を増やす必要があって,ただ自分の管理できる領域は案外限られているので,手の届かない範囲というのが増えていってただ降り積もる雪のようになってしまう.だから,捨てる必要が出てくる.まず自分がどのくらいの領域

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存在なんて幽霊みたいなものかも

存在なんて幽霊みたいなものかも

いつの間にかおばけが怖くなって布団に潜って夜を過ごしていた.そして,今は布団に入らず気絶するように眠りについている.なんてこった.

小さな頃は夜が怖かった,タンスや戸棚から音がなるたびにこの世のものではないものを想像していては毛布にくるまっていたものだ.夜が好きな日は年に数回あって,一つはクリスマスイブからクリスマスにかけての夜で,なんとしてもサンタの正体を見極めてやると意気込んでいた.その日は

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記憶や感情を売る

記憶や感情を売る

もうこの身体には何もない、いや元より何もなかったのかもしれない、触れたら壊れてしまいそうな、脆い皮の中身は、かつて僕だったものがカランと音を立てていただけだった、なぜここに座り続けているのか、何を待っているのか、どうやっても思い出せない、無気力に天に一つだけ輝いている星にいつかなりたい。

ここにくるまでに様々な街を通り過ぎてきた。そこには、怒ったり、笑ったり、泣いたり、喜びあったり、殴り合ったり

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アウトプット

創作意欲については,色んな人やモノ,出来事によって引き出される.僕の場合,高校生の時は自分の内面や伝えたいこと(理不尽への怒りとかそういった類)を詩というか歌詞にしていたけれど,今はそのフェーズは通り越して,「こういった構成の曲を作りたい」「こういった雰囲気の曲を作りたい」という曲の完成形を目指してせっせと音を探すやり方になっている.まあこれは人によるんだろうけれど,僕の中では答えがあって(自分で

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コロナ後の音楽

コロナ後の音楽

コロナ前までは,各バンドが他のバンドよりどれだけ大きな告知ができるか,ということに躍起になっていたように思う.それによってとてもとてもすり減っていた.すり減りながら楽しいはずの音楽がそうではないものになったりもしていた.

話題になることで,ファンの人達にも喜んでもらいたいということと,常に動いている,死んだバンドではないことを証明するためにずっと動いていた.だからこそ,仲の良い(見知った)バンド

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